狩猟用ライフル銃の所持許可方法

大口径のライフルを所持するには2通りのルートがあります。

1.標的射撃用途
    AR -> SB -> LB
2.狩猟用途
  装薬銃の経験10年、かつ狩猟免許

 今回の紹介では、狩猟目的の2のルートを説明します。

私は最初から狩猟免許も取り、毎年狩猟者登録を行なってきましたが、
あくまで狩猟用途ライフルの所持必要条件は10年の装薬銃経験と、狩
猟者免許取得ということです。ちなみに、所轄警察署へのライフル教
習申請の提出書類は法定書類のみでした。それ以外の書類、面接等は
一切ありません。聞くところによると土地柄によって、このほかに実
績証明や面接等警察が申請を受け付けるまでに数々の障害があること
もあるようですが。

Step1 装薬銃の狩猟目的所持

  猟銃等講習会を受け、教習射撃に合格し、所持申請を行なうこと  により散弾銃を所持します。用途は標的射撃、狩猟どちらでも良い。  しかし、場合によっては狩猟登録が数年〜10年必要という場合もあ  るそうなので、将来ライフルでの狩猟を考えているなら狩猟免許 (乙<- 現在は1種)を取得し用途に狩猟を付けておくべきでしょう。

Step2 散弾銃を用いていて狩猟、銃関連の経験を蓄積

  狩猟用との場合、誰がなんと言っても10年間の経験が必要です。  実猟と射撃場、および良い仲間で十分な経験と知識を身に付けてく  ださい。   特定のライフルを持ちたい(射撃用途では所持できる銃に制限が  ある)が為に、出猟しないのに毎年狩猟登録を行なう人もいるそう  です。単に競技用大口径ライフルを使用するなら上記の標的射撃コ  ースの方が圧倒的に短期間でもてるのですが。趣味の世界はコスト  では計りきれないものもあります。

Step3 ライフルの射撃教習の申請

  様式は散弾銃の射撃教習と同じです。既に散弾銃の所持許可証が  あるので、提出が必要な書類は以下の通りです。   1.射撃教習受講資格認定申請書   2.写真2枚   3.診断書(フォーマットが決まっています)   4.猟銃等講習終了証明書   5.狩猟免許   6.経歴書   7.同居親族書  通常1ヶ月程度で教習の許可が出ます。

Step4 火薬類等譲受許可証申請

  警察で教習の許可が出たら教習に必要な弾薬を購入する為に火薬  の申請を行ないます。どの種類の弾が何発必要かはライフル教習を  行なっている射場に事前に確認しておくことが必要です。

Step5 ライフル教習

  ライフル教習の許可が出たらライフル教習を行なっている射場に  教習の予約を入れます。(大抵は射場から教習日を指定されます)  私の場合、土曜の早朝からでした。  教習は数時間の座学と22口径射撃銃を用いた実技になっています。  散弾銃の射撃教習と同じで、落とす為の試験ではないので安全に注  意して、指示通り行なえば合格します。  22口径の射撃は、射撃銃が重いこともあり、空気銃+α程度のもの  です。イヤーマフも必要ではありません。  射場にもよるでしょうが、教習検定代で3万、その他に弾代程度が  かかります。

Step6 ライフル銃の所持申請

  教習に合格し、教習終了証を射場でもらったら教習許可証と火薬  の許可証を警察に返納します。ついでに所持するライフルの所持許  可申請も出してしまいましょう。

Step7 所持許可

  通常2週間〜1ヶ月程度で許可が下りるので、銃を入手し、確認を  行なえば、晴れて狩猟(練習を含む)の為のライフル射撃かできる  ようになります。銃の確認 時にライフルの火薬(弾)の許可を申  請するのを忘れないようにしてください。

Step8 リローディング

  大口径狩猟用ライフルの既製装弾は1発400円以上します。ま、ス  ラッグサボット並みですが。結構高価なのでリロードすることをお  勧めします。安価な弾頭を使えば1発140円程度で作成することが出  来ます。(初期投資としてリロードツールに5万〜10万かかります)  北海道の大物猟ではライフル弾頭は銅弾、またはフェールセーフ弾  が必須です。これらの弾頭は鉛の2倍近くしますが、必要なコストと  考えましょう。

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