僕のお気に入りの音楽 4-2
Japanese Music2
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作品名 
アーティスト
収録曲(CD収録曲・順によりました)      一言
Green

辛島美登里

1991

1.夢の中で
2.オリーブの休日
3.笑顔を探して
4.恋はシャッフル
5.サイレント・イブ
6.Farewell
7.一番みじかいKiss
8.涙のリフレイン
9.ネコの目
10.裸足のエリーゼ
 辛島美登里氏については、別に機会を設けて改めてまた述べたいと思う。 (河童星人は辛島氏のファンクラブに入会していたという噂がある)
風見鶏

さだまさし

1977

1.最終案内
2.つゆのあとさき
3.飛梅(とびうめ)
4.きみのふるさと
5.思い出はゆりかご

6.セロ弾きのゴーシュ
7.もうひとつの雨やどり
8.吸殻の風景
9.桃花源
10.晩鐘

 さだ氏は最近も精力的に活動していてたくさんの作品を出している(私は最近のさだ氏の曲は実は残念ながら不勉強でよく存じ上げぬ、さださん御免なさい!)。
 ともあれこのアルバムは昔からのファンからも人気が高い。
 個人的には「思い出はゆりかご」が 好きだが、「つゆのあとさき」「きみのふるさと」なんぞは日本のポップス史上にも 残る名曲であると思う。

 あ、日本のポップス史上で思い出したが、よくテレビで 日本の歌ベスト100、みたいな企画をやっており、それについてちと苦言を呈させていただくと いつもランキングされるのはありきたりの曲ばかりで、もちろんいい曲もあるが、 中にはファンクラブの組織票ではないかと思わせるような曲もランキング されていたりする。そうしてこの「つゆのあとさき」のような隠れた名曲は完全に 無視され続けるのある。
 あのような一部の曲のみクローズアップされる不公平な企画はやめるべきか、もしくは 少なくとも名前は変えて欲しい。
 例えば「みんなのよく知ってる日本のベスト100曲」とか 「〜枚以上売れた日本のベスト100曲」という風に。
 ま、「名曲」の定義も難しいし、いずれにしろ、こんだけいっぱい曲がある中、それから真のベストを選び出すこと自体不可能だろうけどね。

リクエスト

竹内まりや

1987

1.恋の嵐
2.OH NO,OH YES!
3.けんかをやめて
4.消息
5.元気を出して

6.駅
7.テコのテーマ
8.色・ホワイトブレンド
9.夢の続き
10.時空(とき)の旅人

 竹内まりや氏のソングライティングの才能も素晴らしいものがあるが、プロデュースの山下達郎氏の力も特筆すべきものがある。
 このアルバムに収録されている「色・ホワイトブレンド」は中山美穂氏がシングルとして出していた。
 正直なところ最初にそっちを聴いた時は、なんとなくアイドル臭の強い歌という感じをうけて、あまり気にとめることもなかった。
 ところが後にこの竹内バージョンを耳にして、「蘇ったなこの曲・・・」という印象を受けた。 この時もアレンジというのは実に重要であるとの認識をまた新たにしたのであった。
Sand Castle

浜田省吾

1983

1.君に会うまでは
2.君の微笑
3.散歩道
4.いつわりの日々
5.愛という名のもとに
6.朝のシルエット
7.丘の上の愛
8.片想い
9.陽のあたる場所
10.愛しい人へ
 スローな曲ばかりを集めた、御徳用アルバム。
 浜省はユーミンやサザンのようにいわゆるニューミュージックと 呼ばれたミュージシャン達より、どちらかというとその前のフォーク世代に基本精神は近いような気がする。それが逆に 根強いファンを獲得している理由かもしれない。

 泉谷しげる、陽水、拓郎といったかつてのフォーク界のスターがどんどん イメージを変えていく中で、尾崎豊亡き後、満たされぬ青春のイメージを持ち続けていってくれるのは浜省なのでは ないであろうか。

メロウ
(アナログ盤のみ)

宮崎美子

1981

Side-A
1.夕闇をひとり
2.Johnny
3.オルゴールの恋唄
4.NO RETURN
5.Beautiful Dreamer
Side-B
1.今は平気よ
2.嫌いですか
3.ためらい
4.明日は痛くない
5.ワイルド・ハネムーン
 あなどってはいけない。
 楽曲を提供しているのはユーミン、拓郎、南佳孝等錚々たるメンバーなのである。
従ってそれだけで仕上がりも水準以上いっているという気がする。
(河童星人はかつて宮崎美子のファンだったという噂がある)。
シルエット

松田聖子

1981

1.サマー・ビーチ~オレンジの香り~
2.白い貝のブローチ
3.セイリング
4.ナイーブ~傷つきやすい午後~
5.チェリーブラッサム

6.あ・な・たの手紙
7.Je t’aime
8.夏の扉
9.花びら
10.愛の神話

 1980年代初期のみずみずしい感覚に溢れている。
「Sailing」「あなたの手紙」等の財津和夫氏の作品が特に素晴らしい。 
 松田聖子氏のアルバムは楽曲の提供者が優れていることもあって結構クオリティの高い作品が多い。
昨晩お会いしましょう

松任谷由実

1981

1.タワー・サイド・メモリー
2.街角のペシミスト
3.ビュッフェにて
4.夕闇をひとり
5.守ってあげたい
6.カンナ8号線
7.手のひらの東京タワー
8.グレイス・スリックの肖像
9.グループ
10.A HAPPY NEW YEAR
 松任谷由実、通称「ユーミン」も日本のポップス史上どうしてもはずせないアーティストで、荒井由実時代から含めてどの作品も重要で選びようが無いが、そういう時は一番好きな曲が入っているアルバムを選んでしまえ、という我が師より賜った御言葉があり(何それ?)、それに従って「ビュッフェにて」という曲の入っている、このアルバムを選定。
 「手のひらの東京タワー」「A HAPPY NEW YEAR」の詩の世界も素晴らしい。
カインドオブラブ

Mr. チルドレン

1992

1.虹の彼方へ
2.オール・バイ・マイセルフ
3.ブルー
4.抱きしめたい
5.グッバイ・マイ・グルーミーデイズ
6.ディスタンス
7.車の中でかくれてキスをしよう
8.思春期の夏~君との恋が今も牧場に
9.星になれたら
10.ティーンエイジ・ドリーム(1~2)
11.いつの日にか二人で
 1990年代の日本のバンドでは、オリジナルラブと並んで評価するバンド。
 Mr.チルドレンでは「アトミックハート」が300万枚を越えるセールスを記録し、こちらも傑作だが、この「カインドオブラブ」には 「ブルー」「いつの日にかきっと」等の隠れた名曲が収録されており、静・動程よくバランスのとれた作りはこのバンドの 並々ならぬ才能を感じさせてくれるものがある。
Kiss me please

矢沢永吉

1979 

1.バイ・バイ・サンキュー・ガール
2.いちいち憎んで
3.ワン・ナイト・ショー
4.ラスティン・ガール
5.Mr.T

6.アップタイト
7.馬鹿もほどほどに
8.天使たちの場所
9.アイ・セイ・グッバイ,ソー・グッド・バイ
10.過ぎてゆく,すべてに

 今でこそ、小室哲也氏や小林武史氏などの業績に代表されるように日本でもプロデュースということが、クローズアップされてくるようになったが、日本のミュージシャンでも1970年代からいち早く洋風のアレンジを取り入れたりしてクオリティの高いサウンドを 発表していたのがこの矢沢永吉氏ではないだろうか。
 この後確かドゥービーブラザーズとの共演作品も発表したりしているところなどにも、矢沢永吉氏の音楽的志向というかセンスの良さが伺える。

 1970年代後半には他に「ドアを開けろ」「ゴールドラッシュ」の傑作アルバムがある。
 このアルバムには私の好きな「天使たちの場所」「過ぎていくすべてに」という これぞ永ちゃん節ともいうべき隠れた傑作バラードが入っていて、特にお気に入り作品。

バスルームから愛を込めて

山下久美子

1980

1.バスルームから愛をこめて
2.次の駅に着いたら
3.貿易風に流されて
4.鏡よ……かがみ
5.ハードボイルドエッグズグラタン

6.ジョニイ・ブルース
7.酒とバラ
8.一枚だけのビリー・ジョエル
9.ラヴ・ミー,ラヴ・ミー・ベイビー
10.サイレント・ナイト

 山下久美子氏はデビュー当時も今もあまり印象がかわらない御方である。
 このファーストアルバムでもハスキーボイスの姉御というイメージで、当時おそらくまだ20歳そこそこというところだったと思うが、すでに十分大人の女という感じがした。 私にとって永遠の姉貴のイメージを持つ御方である。
 「次の駅に着いたら」「1枚だけのビリージョエル」「サイレントナイト」などが特にお気に入り。
Melodies

山下達郎

1984

1.悲しみのJODY(She Was Crying)
2.高気圧ガール
3.夜翔(Night-Fly)
4.GUESS I’M DUMB
5.ひととき

6.メリー・ゴー・ラウンド
7.BLUE MiDNiGHT
8.あしおと
9.黙想
10.クリスマス・イブ

 衝撃のオープニングの「悲しみのジョディ」を聞きつつ、「こりゃ今までのにも比べても劣らないかなりいけるアルバムだぞ」そんな思いがふとよぎったものであった。
 更にヒットソング「高気圧ガール」も入っていて、このアルバムは当時かなり売れた。

 アルバムラストの曲は冬の曲で、当時夏にこのアルバムを聞いたせいか、いい曲だけど「何か全体からはちと浮いてるな」、そんな気がしたもんであった。

 しかしその曲が今や達郎を代表する曲に成長してしまった。
 それもこれも、かつて「とんねるずのみなさんのおかげです」のインターバルで流れていたあのJR東海のCMのおかげ。
その曲とはもちろん「サイレントイブ」あ、失礼、「クリスマスイブ」。

 ちなみに私個人的には「あしあと」という歌が大好きである。

追加

Devious

坪倉唯子

1994

1.冬の星座
2.ひとときの夢に抱かれ
3.愛は愛で
4.ドリーミー・トワイライト
5.限りない夜の果て
6.想い出は あどけなく
7.ギリ・ギリ
8.ポイズン・ブルー
9.サヨナラのあとに
10.もうすぐ会える
11.おしえて…  
 あまり聞き慣れない歌手だと思われるだろうが、「踊るポンポコリン」のBBクイーンズといえば、ピンとくる方もあるかもしれない。

 主にやはり、アダルトコンテンポラリーな歌が多く、特に「サヨナラのあとに」は、かつてセルジオメンデスプロデュースで、ヒットしたバリーマン作曲の名曲「愛をもう一度(NEVER GONNA LET YOU GO)」を彷彿させ、聞かせる。こういう曲は出尽くした感があるが、やはりツボなのか、イイことはイイのである。(2000.6.26)

ペーパードライヴァーズミュージック 
 

   キリンジ   
 

1998

1.双子座グラフィティ
2.風を撃て
3.野良の虹
4.太陽の午後
5.雨を見くびるな
6.甘やかな身体
7.P.D.M.
8.ニュータウン
9.汗染みは淡いブルース
10.冬のオルカ
11.五月病
12.かどわかされて
 兄弟デュオキリンジのメジャーデビュー盤。
 最近出たバンドでは、久々にジャストフィット。
 近年の日本のグループの中では音楽的完成度だけでいえば、Mr. チルドレン、オリジナルラヴ、スピッツあたりにもヒケをとらないのでは無いかという気はする。

 あと足りないのは、メジャーヒットだね。(2000.6.26)

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