レストラン「やぶからし」へようこそ
対象年齢:小学校低学年以上。。
おとなの人がついていれば,小学生未満からOK。
公園や,ちょっとした空き地(あきち)にも,どんどんはえてくるヤブカラシ。やっかいな雑草(ざっそう)かもしれませんが,蜜(みつ)をなめる虫にとっては,とてもたいせつな花です。
さぁ,ヤブカラシの花を見つけたら,どんな虫がやってくるか,観察(かんさつ)してみましょう。
【用意するもの】
・メモやスケッチブック,えんぴつなど。接写(せっしゃ)のできるカメラがあると,もっと楽しい。
・昆虫図鑑(こんちゅうずかん)があるとべんりです。
・観察するときは,帽子(ぼうし)や飲みものなどを用意して,日射病(にっしゃびょう)などに気をつけてね。
・時計(とけい)があると,くわしい観察ができます。
【観察しよう】
まず,ヤブカラシの花を見つけましょう。ブドウのなかまで,つるのある植物(しょくぶつ)です。
ヤブカラシの花。見たことある?
天気(てんき)のよい日に,ヤブカラシの花がたくさん咲(さ)いているところで,どんな虫がくるのか,まちます。
ハチやアブのなかま,ハナムグリのなかま,アゲハチョウのなかまなどがやってきます。
アゲハチョウのなかまは,とおりみちが,だいたいきまっているので,しばらくまっていると,また,やってきます。
いつごろ,どんな虫が花にきたのか,しらべてみましょう。虫によって,花にくる時間(じかん)がちがいます。なんども花にくる虫もいます。
アオスジアゲハがきた!
これは東京都渋谷区で観察しました。
都心では夏になるとアオスジアゲハがたくさん見られます。
アゲハ(ナミアゲハ)です。
アゲハのなかまは,ヤブカラシがだいすき。
じっと観察していると,なんどもやってきます。
☆小学校低学年までの子なら,どんな虫がきたのか,しらべるだけで,りっぱな自由研究になります。
☆小学校高学年以上なら,虫がきた時間を調べたり,虫の習性を観察したりすると,もっとおもしろい研究ができます。
【もう少し観察してみよう】(ちょっとくわしい説明)
この観察は,身近な場所でも,しっかりと「野生」の生き物が暮らしていることを確かめてもらうのが,第一の目標です。野草であるヤブカラシと,それを利用して生きる,「野生」の昆虫たち。街の中でもしっかりと自然観察ができるんです。
もし,ヤブカラシが近くに見つからなかったら,公園の植え込みなどに使われているアヴェリアの花を利用してもいいでしょう。アヴェリアの花には,アゲハのなかまはもちろん来ますが,オオスカシバやホウジャクなどのスズメガの仲間,イチモンジセセリなど,ヤブカラシとはちょっと違う顔ぶれの昆虫が観察できます。
アヴェリアの花にカラスアゲハがきた!
昔は夏休みになると,子供たちが,虫を探して走り回っていたものです。今は虫を探すのも大変だし,子供たちがじっくりと虫と遊ぶチャンスも少なくなっています。
でも,ちゃんと探せば,身近な場所にも,いろいろな虫がいるんです。お店で買ったカブトムシのほうがカッコいいかも知れませんが,野性の虫がたくましく生きているのを探すのは,お店で売っている虫よりも,ずっと素晴らしい,何かを教えてくれるかも知れません。