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DIY編


なんでも自分でできることは自分でやる。 費用は材料費だけですから思いっきり安く上がります。
それでも失敗したときには悲惨な目に遭いますので、これは自分でできそうだと自信の持てる所だけにした方が良いとも言えます。

自分でDIYしたのは
リアスピーカの置き台として棚をつける
スピーカケーブルをCD管の中に通す
プロジェクターへのD端子ケーブルとS端子ケーブルをCD管の中に通す
スクリーンの取付け
プロジェクターの天吊り工事
といったところでしょうか。

リアスピーカの取付け

このようにニトリで売っているコーナー棚(中国製の安いもの)を利用してリアスピーカを置いています。裏にスピーカ配線があるので線は見えません。 棚のネジを取付ける位置などを木材が壁の中に通っているところを探したり、結構気を使っています。 


スピーカケーブルの配線

スピーカケーブルを通すCD管には針金が入っていて、この針金に写真のようにケーブルをつけて反対側の針金を引っ張ればケーブルをCD管に通すことができます。 この時針金を引っ張る人とケーブルを押し込む人と二人で作業すると簡単に通ることが分かりました。 一人でやるとどこかで引っかかり非常に力が要ります。 最初はスピーカケーブルだけだったので楽勝だったのですが、スピーカケーブルと一緒にアンテナケーブルやAVケーブルを一人で通したときには苦労しました。
必ず二人組で作業をしましょう。
針金をケーブルに巻くときのやり方はケーブルの先端をビニールテープで巻いて束ねてそこに針金を引っかけて巻いてやればいいです。ビニールテープは結構しっかりしていて、針金が切れてもビニールテープは切れませんでした。

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AVアンプを置くラックのところに配管が集まるようにしています。こちらの針金を引っ張ればケーブルが引っ張られてCD管の中を通すことができます。写真で分かるようにスピーカ5本とビデオと書いてあるプロジェクターへの管で6本のCD管が集まっています。





配線が終わったあとの様子。写真ではすでにアンプなどへの配線が終わっています。配線がごちゃごちゃですが、後ろにあるので見えません。 (配線を変えたりするときには大変です)
スピーカコードは安物のコードです。私はいろいろなうんちくを語るマニアではないのでこれで十分です。
太さより、これだけ長く伸ばせば音質や画質に良い訳がありませんが。


プロジェクターへのビデオ配線
一つ前のスピーカケーブルの配線と同じでCD管にケーブルを通すのですが、何故ここだけ別の章にしたかというと、ただ線を通せばいいという訳でなく、とても大変だったからです。
プロジェクターからの配線はD端子とSケーブルの2本としました。 これらの線だけでも十分太いので太い22mmのCD管でもぎりぎり通る太さです。  しかも、D端子もS端子もケーブルの両端は大きなコネクターがついているため、このままではCD管の中を通るはずがありません。
何かいい方法はないかと考えましたが、いい方法はありません。 ケーブルを一旦切断してCD管の中を通してからその後に新たにコネクタをつけるか、コードの中身すべてを半田付けして繋ぐか位しか思いつきませんでした。  結局ケーブルの中身すべてを半田付けで繋ぐことにしました。
この作業は大変で線材を開腹手術して血管(線材)をつなぎ合わせ、線材通しがショートしないようにビニールテープで巻いてやるという大変な作業でした。(写真を撮っておけば良かった)


写真が手術後の写真です。 これでもなんとか手術成功して、今は接触不良にならないようにできるだけでそっとしてあります。  Sケーブルも同様に開腹手術をして繋ぎました。 Sケーブルの方はたかが4本の線を繋げればいいのでD端子ケーブルに比べたら簡単な日帰り手術程度でできました。  

誰かこのような場合もっとスマートに配管する方法を知っている人がいませんか?
たぶんD端子コネクタを新たに付けるには治具など必要でしょうからうまくできませんよね。





プロジェクターを取付ける天井側はこんな感じになっています。

電源はアース付きのコンセントを付けてくれていたみたいです。


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スクリーンの取付け

ロールスクリーンの取り付けは以外と簡単で、金具を先にネジで取付けてからロールスクリーンの本体をその金具にぱっちんとはめればOKです。 さすがに多くの窓に取付けるロールスクリーンなので、誰でも簡単に取り付けができるようになっているようです。
実はスクリーンは壁に取付けるつもりで壁補強までやったのですが、部屋の状態を見れば分かるように、ガラクタが多く未だに本箱やカラーボックスを壁から撤去することができずにこのような状態になっています。 スクリーンはカラーボックスの上部に付属の金具で取付けています。
そのうちに壁の本箱などが片づいたら壁に直接取付けることにします。

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プロジェクターの天吊り
これが一番考えたところです。
純正の天吊り金具を買うと45000円です。 こんなものにこんな金が払えるかと思い皆さんも自作に走るんだと思います。プロジェクターでさえ少数派なのにそれを天吊りにしようなんて人はよっぽどのマニアだろうから、このくらいの価格をつけたオプションでも買ってくれるだろうというような値付けです。
ホームシアターを自作している皆さんのホームページを見てみると皆さん苦労していて、棚を作ってそこにプロジェクターをのせたり、ホームセンターで売っている鉄製のアングルを組み合わせて天吊り金具を作っていたりとなかなか大変です。
みなさんのアイデアは大変参考になりましたが、そんまま採用する気にはなれませんでしたので、自分でいろいろと考えてみました。
そこで注目したのはスピーカ天吊り用の金具です。これは鉄製でしっかりできている上にいろいろと調整ができるようになっています。 これは市場でもある程度数が出ているのであまり高価ではありません。
ヤフオクを見てみるとスピーカ天吊り金具は中古で3000円から5000円位で買えそうです。
天吊り金具はこれを使うとしてプロジェクターをどのように取付けるかですが、鉄かアルミの板で天吊り金具とプロジェクターを取付けるのが普通だと思います。 しかしこれだけの重量のプロジェクタを支えるには結構厚めの板にするか折り曲げ加工して強度を持たせるか、いずれにしても金属だと加工が大変そうです。

そこで金属ではなく、木材の板を使うことにしました。もともとスピーカ天吊り金具は木製のスピーカに取付けることを前提にしているし、木材は加工が簡単です。


このようにプロジェクターに取付けています。プロジェクターとの取付け穴は図面から寸法を測って集成材に穴をあけて最適な長さの6φのビスとプロジェクターと板との隙間を持たせるためのスペーサをかまして取付けます。


写真がぼけていますがプロジェクターの底板にある取付け穴にスペーサを入れてビス止めしています。
この時プロジェクターの足は一番中に入れた状態にします。 こうすればプロジェクターの底板の部分の隙間が取れて通風も問題なく、またプロジェクターのふたも当然開け閉めすることができます。




取り付けは最初にこのようにスピーカ天吊り金具を天井補強してある天井に取付けます。




その後このようにプロジェクターのついた板と天吊り金具を6φのビスでしっかり固定します。


このビスを止めるための板側の加工としては鬼目ナットを使いました。

これを木材の板にねじ込んでおけば天吊り金具との固定に使うビスを何回かつけたりはずしたりしてもOKです。


これが取付けた完成の写真ですが、板は面倒くさいのでこのままで使っていますが、白くペイントしてもいいし、好きな形に切っても良いかと思います。
この状態からでも左右のあおり以外はすべて調節ができます。(自己満足)

天吊りに要した費用は5000円程度です。

プロジェクターを天吊りにしたおかげで熱源とファンの音源は上に行って気にならなくなるし、邪魔にならないと言うことで天吊りはお勧めです。
この高さでも、主電源のON/OFFやレンズの調節も手を伸ばせば届きます。その他の操作はリモコンでできますし。

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部屋の全体




視聴用のオットマン付きリクライニングシートを購入しました。一応本革製です。
今まであった椅子と並べれば二人でゆったりと映画を楽しむことができます。

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