Larrivee(ラリビー)のL09です。 今までマーチンやギブソンのギターを持っていて、マーチンのギターが最高だと思っていました。 ある方から、Larriveeのギターは最高にいいという話を聞いて少し気になっていました。 あのピーター・ポール&マリーのピーターが70年代以降にマーチンのD−28Sから、ラリビー のギターに変えてから、ずっと今まで使い続けているということも、その後知りました。 ピーター・ポール&マリーのビデオを見ながら、何というギターなのかわからなかったのですが それが、このラリビーのギターです。 ある日、神田のギター屋さんで他のギターを物色していた時に、ラリビーのL10というギター を見つけて、手ごろな価格だったので弾かせてもらいました。 この時、このギターの音のすご さにびっくりしてしまいました。 とにかく、高音弦がシャラーンというすごい倍音に加えて、低音はボーンとたっぷりした音量で 圧倒されてしまいました。 これは、マーチンのD−45よりいい音なのでは?と感じました。 この時にはこのギターに気付かない程の木の割れを発見してしまったため、購入には至りません でしたが、その音には圧倒されてしまった訳です。 その後しばらく、同様のギターを探して、ようやくこのギターにめぐり合えました。 |
Larriveeはジーン・ラリビーという人がカナダでクラシックギター製作から始めたギター会社で、 その後スチール弦のギターを製作し、1970年代にアメリカの有名ミュージシャンがカナダか ら持ち帰ったギターが評判になり、アメリカから多くのミュージシャンがカナダにこのギターを 買いにいったことで、有名になったようです。 ジーンラリビーという人は木材に詳しく、ギターに使用する良質の木材が豊富に手に入ったこと も、すばらしいギターを作れた一端だったとのことです。 |
このギターはL10とは違い、アバロン貝のインレイなどがないものです。 しかし、音の方はL10に負けない素晴らしい音です。 |
購入するときは、1982年頃もしくは1978年頃の可能性あり、とのことでよくわからなか ったので、シリアル番号から調べようとしましたが、インターネットでは情報があまりありませ んでした。 そこで、ラリビーのホームページから質問するとシリアル番号から製作年を教えてくれるという 情報を頼りに、直接聞いてみたところ、非常に親切で丁寧な回答が帰ってきました。 シリアル番号だけでは判断できないので、写真も送ってくれというので、ここに掲載した写真も 送って見ましたところ、シリアル番号の記録がある以前のギターで、シリアル番号からは 1982-1984年頃の可能性が高いが ジョンJr.の意見ではヘッドストックの形から 1978−80年 のギターだと言っているとの回答でした。 この頃はJCLロゴがヘッドストックについている 頃だったようですが、すべてのギターにJCLロゴがついていた訳ではないとのことです。 そう言えば、ピータのギターも、70年代ですが、ロゴなしです。 |
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