古代ロマンノート08

2017年12月

11月に戻る 2018年1月に進む 月末
12/01/金
今年も12月になってしまった。年頭の目標としては、『白村江の戦い』を完了したあと、次の作品に進むつもりだったが、本の売れ行きもあまりよくないようなので、続篇の『壬申の乱』に取り組むのは少し先のことになるだろうと思った。もっと軽い古代ロマンを書きたいということで、プランを練り、実際に書き始めてもいるのだが、大学の出版会から頼まれた『こころにとどく歎異抄』を仕上げ、続いて海竜社から大学の講義の小説論を本にする提案を受けて、いまはそれに取り組んでいる。古代ロマンはまた改めて挑戦する。ということで、今年も終わってしまいそうだ。本日は旺文社の文芸コンクールの選考で神楽坂の出版クラブへ。さまざまな思い出のあるこの施設も来年は移転することになるそうだ。選考は無事に終わる。いろんなジャンルの募集があり、専門の選考委員が作品を推薦するのだが、甲乙をつけるのは全員の議論と投票になるので、何だかすごい選考になる。毎年のことだが、新鮮な面白さがある。絵画にデザイン、書道など、専門の委員の話を聞いていると、そういうものかと感心する。こちらも文芸作品についてそれなりに説明するのだが、一目で見える画像作品のインパクトには負けそうになる。神楽坂から御茶ノ水まで徒歩で帰った。8000歩。まずまずの距離だ。妻は伊豆の友人のところに行って、昨日は帰っていたのだが、本日の早朝、大阪の実家に戻った。老父母の介護。わたしの両親はすでに亡い。末っ子だから親との歳の差があった。末っ子だから可愛がられた。そして親は早々と旅立った。ラッキーなことだと思う。妻は長女なので、わたしのような幸運には恵まれない。申し訳ないが、こちらは一人でのんびりと、ビデオに録ったFootballを見たり、サッカーW杯の抽選を見たりしている。明日は休みだが日曜は入試の待機がある。

12/02/土
昨日は夜中のサッカーW杯の抽選会の中継を見た。この組み合わせですべてが決まるといっても過言ではない。優勝を狙うチームはどの組に入っても勝てばいいだけだが、トーナメント出場が狙いというチームは、組み合わせで決まってしまう。どういう手品を使ったのかわからないが、開催国ロシアは信じがたい楽勝の組に入った。抽選はランキングによって、1〜4のポットに分けられている。その各段階の最下位のチームばかりがA組に振り分けられた。ロシア、ウルグァイ、エジプト、サウジアラビア。それでもロシアはこの組でビリなのだが、全員が合法ドラッグで戦えば1勝くらいはできるだろう。日本がサウジの代わりにここに入ればと願った人も多いだろうが、4ポットではサウジが最下位なので、ロシアはサウジと戦いたかったのだろう。ガラス瓶の中からサッカーボールの形のガチャガチャのケースみたいなものの中に国名が入っているのを、マラドーナなどの有名人が取り出すという方式だったが、どこかにトリックがあったのだろう。ということで日本がA組に入れなかったのは仕方がない。ロシアの組に入れないと、1ポットは強敵ばかりだ。2ポッドのスペイン、ペルー、スイス、イングランドに当たりたくないということと、3ポットのヨーロッパチーム(デンマーク・スウェーデン・アイスランド)のいないところに入りたい、という予測というか、希望をもって抽選を見ていた。3ポットまでの配置が決まった段階で入りたくないところは、ポルトガルとスペインの2強がいるB、フランス、ペルーにデンマークのいるC、、アルゼンチン、クロアチア、アイスランドのいるD、ドイツ、メキシコ、スウェーデンのいるF、ベルギー、イングランドのいるGということで、入ってもいいのはA、E、Hだけだった。まずサウジがAに入り、セルビアがEに入った。最後に残っているのはF〜Gで、先日完敗したベルギーとイングランドのいるGはまずいと思っていたのだが、F組を引き当てたパナマが同組に同地区のメキシコがいるので繰り下がってGに入ったので、残りはFとHで、チームは韓国と日本だけが残っている状態で、韓国がFを引き当てた。ここは3ポットのスウェーデンがいるので死の組だ。日本はポーランド、コロンビア、セネガルと同組。どこも日本よりは上位ランクのチームだが、ポーランドは1ポットでは最も実績に乏しいチームだ。むしろコロンビアの方が強敵だが、初戦がコロンビアなので、ここで引き分けて、セネガルに勝てば、望みが出てくる。ポーランドとも引き分け狙い。だが初戦はコロンビアに負けそうで、セネガルに勝ったとしても、ポーランドに勝たないといけないという展開になると、相手のオウンゴールとか、奇蹟を期待するしかない。この抽選会はロシアのインチキも含めて、おもしろいイベントだった。本当に死の組といえるのは、フランス、ペルー、デンマーク、オーストラリアが入ったC組だろう。弱いチームばかりのA組でロシアが勝てるかも見ものだ。韓国の入ったF組も韓国以外の3強がいる死の組だ。ポルトガル・スペインのB組と、ベルギー・イングランドのG組は2強2弱の組なのでむしろ天国みたいなもの。ブラジルの入ったE組はブラジルは楽勝だが、スイス、コスタリカ、セルビアの2位争いが激戦になる。H組のポーランドとコスタリカは、同組がセネガルと日本なので天国だと思っていることだろう。さて、Footballは昨日、カウボーイズが勝ったので、その時点でのイーグルスの地区優勝決定はなくなったが、月曜日にイーグルスが勝てば問題なく優勝のフレーオフ出場が決まる。ただし相手がフレーオフ常連のシーホークスなので、簡単には勝てない。翌週の好調のラムズが相手だが、その次が死に馬のジャイアンツなので地区優勝は間違いない。そう思って気がゆるむようだと、背水の陣のシーホークスに競り負けるかもしれない。イーグルスはベテランRBのアジャーイーを補強したのだが、このRBはものすごいセカンドエフォートをやるのだが、ボールを落とす悪癖がある。来週の月曜日は昼までに大学に行かないといけないので、テレビ中継を途中までしか見られないのが残念だ。本日の土曜日は休み。のんびりしている。

12/03/日
日曜日だが出勤。Mスカラ入試というものがある。本日は筆記。再来週に面接がある。筆記試験は会議室に学部長が集まってただ待機しているだけなのだが、入試の問題について間違いを探したり、雑談をしたりしている。こちらは来週の講演のための資料を読む。網野菊の話をしないといけない。この仕事を最初に依頼した副学長が隣の席にいるので、いま勉強してますと言い訳しながら作品を読んでいる。何事もなく入試が終わる。武蔵境まで歩く。6000歩。

12/04/月
月曜日はFootballの日。同時中継をやっているのだが本日は昼休みに3年ゼミの説明会があるので、とりあえずネットで結果だけを確認。セインツ対パンサーズはセインツの勝ち。これでセインツはほぼ安全圏。パンサーズは8勝のまま。Nカンファは11勝しないと安全圏とはいえない。次週バイキング戦が山となる。バイキング対ファルコンズはバイキングの勝ち。バイキングはすでに安全圏に入っている。負けたファルコンズは7勝止まり。あとは全勝するしかない。セインツ戦が2試合ある。これに2勝することが絶対条件。まだ可能性はあるが、セインツはRBのカマラという新人がものすごいプレーをする。ファルコンズのプレーオフ出場は黄信号。実況中継をやっていたのはイーグルス対シーホークス。説明会のあと、研究室に入ってネットで結果を確認。トップを走っていたイーグルスが負けた。これでシーホークスはプレーオフ圏に踏みとどまった。次週からジャガーズ、ラムズと難敵が続くが、スーパーボウル出場を目指すなら、次週からトーナメントに入ったつもりで勝ち続けるしかない。イーグルスに勝ったところを見るとカンファレンス優勝の実力はある。Aカンファレンスがすごいことになってきた。明日試合のあるスティーラーズが勝つとして、10勝のスティーラーズ、ペイトリオッツ、8勝のジャガーズ、タイタンズ、後半盛り返してきたレイブンズが7勝で、ここまではプレーオフ圏。あと1つの枠に、チーフス、レイダーズ、チャージャーズが6勝6敗で並んだ。五分の星でまだプレーオフ出場の可能性があるというのは、こちらのカンファレンスのレベルが低いことの証拠だが、前半トップを走っていたチーフスが失速し、レイダースが盛り返してきた。次週、チーフス対レイダーズの直接対決がある。チーフスはその次の週もチャージャーズ戦がある。ここで2連勝すれば、ライバルを競り落とすことができるのだが、2連敗したらもはや絶望だ。ここでチーフスが脱落すると、最終戦のチャージャーズ対レイダースの直接対決が注目される。プレーオフ争いは最終戦まで持ち越されることになりそうだ。さて、昼休みのゼミ説明会。3年ゼミは卒論ゼミにつながるのだが、申し訳ないことに、わたしは来年度で定年退職になる。4年ゼミにはつきあえない。そのことを表明して、単に小説の書き方を指導するだけのゼミではなく、古典から現代までの、作品研究にもつながる授業をやると説明する。実はこの説明、とっさに考えたのだが、まあ、定年なのだから仕方がない。

12/05/火
火曜日はアメリカのマンデーナイトで1試合だけゲームがある。スティーラーズ対ベンガルズ。同地区対決だが、スティーラーズの楽勝かと思っていたら、途中までは大差で負けていた。終了間際に同点に追いつき、さらにぎりぎりでフィールドゴールを決めて逆転。ここで1つくらい負けてもどうでもいいのだが、ペイトリオッツとの首位決戦の前に1差がつくのはまずい。夕方、文藝家協会で出版社協議会。歩いていったら少し疲れた。本日のゲストは岩波の社長。景気のいい話は聞けない。『火花』が出た直後は文春も本屋さんも元気だったが。それでも中身のある話だったし、あとで参加者でいろいろ議論できたのがよかった。帰りは半蔵門線で帰る。文春ビルから半蔵門まで歩くし、神保町から自宅まで歩くので、8000歩を超えた。毎日、Footballと万歩計の話ばかりで申し訳ない。このノートには「古代ロマン」というタイトルがついているのだが、しばらくロマンに戻れそうもない。大学の仕事がけっこう忙しい。Footballのビデオを見ている時間も長くなってきた。仕方がない。歩くのは健康のため、Footballは心の元気をもらうため。そのうちすごいロマンが書けるはずだ。

12/06/水
大学。院のゼミと学部長会議。往復とも歩いた。明日は早朝の会議で夜は宴会がある。長い1日になる。

12/07/木
1限から会議。日曜の入試の判定会議。2〜4限のゼミを終えて、渋谷へ。早稲田の教養課程のクラスの同窓会。9人集まった。何だかわからないが盛り上がった。二次会にも参加。自宅に帰りつくと12時を過ぎていて万歩計が初期化されていた。武蔵境まで徒歩で往復した上、渋谷の街を少し散歩、帰りは神保町から歩いたので1万歩は超えていたはずだが。忘年会の1回目が無事終わった。

12/08/金
本日は休み。セインツ対ファルコンズをゆっくりと見る。セインツはNカンファ西地区の首位。ファルコンズは3位で、Nカンファ全体でも7位と、プレーオフの6枠から洩れている。ここで負けたらほぼ絶望という状態だが、セインツはRBの新人カマロが驚異的なパフォーマンスをする。セインツ有利だと見ていたが、始まった直後にそのカマロが脳震盪で退場。それでもイングラムという強いRBがいるので、セインツペースで試合は進んだ。しかしファルコンズも徐々に盛り返して、同点で終盤を迎えた。ファルコンズの攻撃がフィールドゴールの3点止まりで、時間は充分に残っていたので、セインツが逆転しそうな流れだったが、エンドゾーンへのパスがインターセプトになって万事休す。その前にキックしていれば少なくとも延長戦になっていたところだが、まさかのインターセプトでファルコンズが生き残った。ファルコンズは次週は楽勝の相手。その次にもう一度セインツ戦がある。さらに最終戦で地区2位のパンサーズ戦があるので、まだ地力で地区優勝に到達する可能性がある。だがワイルドカード争いのシーホークスも調子を上げているので、1敗でもすると苦しくなる。勝ち続けるしかない。今回はセインツに勝てたが、次の試合ではカマロが戻ってくるだろうから、勝つのは難しいのではないかと思う。それほどにカマロというRBはすごいのだ。

12/09/土
この週末は休み。車を動かしに行く。軽くドライブ。いつものように荒川沿いの道。バッテリーに充電するためなので、高速をゆっくり流す。

12/10/日
北の丸の科学技術館まで散歩。上着を買う。8000歩。さて、明日の月曜日はFootballの日。ここで明日の試合の自分なりの予想を書いておく。Aカンファはチーフス対レイダーズの直接対決がある。あとがない必死のレイダーズに対して、調子を落としているチーフス。レイダーズが勝つと予想したい。ジャガーズはシーホークスが相手。これは負ける。同地区のタイタンズは楽勝のカージナルス。これでタイタンズが単独首位に躍り出るだろう。首位争いのペイトリオッツとスティーラーズはともに楽勝する。次週の直接対決で首位が決まる。Nカンファは激戦が続く。東地区首位のイーグルスと西地区首位のラムズが激突する。イーグルスが勝つだろう。バイキング対パンサーズも激戦になる。バイキングが勝つ。金曜日の試合でファルコンズがセインツに勝っているので、南地区はセインツ9勝、パンサーズとファルコンズが8勝という、きわどい状況になる。16週にセインツ対ファルコンズの再戦がある。脳震盪で欠場したRBカマラが戻ってくればセインツが勝つ。だがファルコンズは最終週にパンサーズ戦があるので、まだチャンスはある。シーホークスはAカンファ南地区首位に並ぶジャガーズ戦だが、勝つしかないし、勝つだろう。ここまでに挙げた7チームのうち、どこかがプレーオフに残れないことになる。いずれにしても11勝しないと残れない。現在6勝のライオンズ、カウボーイズ、パッカーズに望みはない。パッカーズは負傷していたQBロジャーズが復帰するかもしれない。だが全勝してもダメだ。次週、パッカーズと対戦するパンサーズは死に馬に蹴られて脱落することになるのではないか。富岡八幡宮の事件と北朝鮮の漁船の問題で、相撲の話題が消えてしまった。モリカケ問題まで消えてしまったのは残念だ。

12/11/月
起きてすぐにネットでFootballの結果を確認。昨日のノートに予想を書いてみたが、大半がハズレ。まさかと思うような結果だ。勝つと思ったバイキングがパンサーズに負けた。シーホークスも負けた。実況中継はスティーラーズがリードしていたので安心して大学に向かったが、プレゼミ説明会の教室に着いて確認したら、大差で負けていた。説明を終えてもう一度確認したら、奇蹟の大逆転をしていた。ワオーッと叫びたくなったが、教室なので自重した。往復徒歩。いい天気だ。これでスティーラーズはプレーオフ出場が確定した。イーグルスも勝って確定したが、QBのウェンツが負傷したとの情報。この段階でQBが負傷するというのは、残念なことだ。参加チームのすべてがベストの状態でトーナメントを見るのが楽しみだったが、イーグルスは控えQBでトーナメントに臨むことになるのかもしれない。

12/12/火
本日は文藝家協会で常務理事会。必要な報告をする。往路は徒歩。帰りは半蔵門線を使うのだが、麹町から半蔵門まで歩くのと、神保町から御茶ノ水まで歩くので、1万歩近くになる。昨日はスティーラーズが負けそうになって最後に逆転勝ちだったが、今日はペイトリオッツがドルフィンズに負けてしまった。Aカンファはチーフスの失速で、7勝6杯の4チームが5位タイで並んでいる。4チームのうち2チームがプレーオフ圏だが、これらのチームが揃って失速すると、6勝7杯のドルフィンズ、とレイダーズにもまだチャンスはあるのかもしれない。だから死に馬に蹴られたわけではないだろうが、ブレイディーの体調が万全ではないのかもしれない。これでスティーラーズがAカンファの首位に立ったが、次週にペイトリオッツとの直接対決がある。これに負けると同率ながら直接対決の勝敗が優先されることになるので、負けられない。ただRBのベルが左足を傷めたようで、万全の闘いはできないかもしれないが、ブレイディーも本調子ではないので、いいゲームになるだろう。この2チームは結局トーナメントの決勝で対戦して、勝った方がスーパーボウルに進むのだろうが、リーグ戦で1位になっておけば、決勝戦をホームで闘うことができる。この2チームに勝てそうな他のチームは見当たらない。タイタンズもQBマリオタが失速している。Nカンファは快調に首位を走っていたイーグルスが先週1敗し、さらに今週のゲームで勝ったもののQBウェンツがどうやら今期絶望の重症を負ったようだ。バイキングスはプレーオフの経験が少なく、初戦で負けるだろう。セインツは新人RBカマラが復活すれば、チャンスはある。新人QBゴフのラムズはプレーオフでは失速するだろう。ということで、去年のスーパーボウル出場のファルコンズと、プレーオフの常連シーホークスが優勝候補だと見ているのだが、両チームともプレーオフの当落線上にいる。両チームは現在8勝5敗、残り3週、全勝する必要があるが、ファルコンズはセインツ戦とパンサーズ戦を残している。難敵に競り勝って3勝すればプレーオフが見えてくる。シーホークスはラムズ、カーボーイズ、カーディナルズ。次週のラムズは同地区なので、ラムズに勝てば地区優勝も見えてくる。残りの2戦は勝てるだろう。

12/13/水
朝1限から会議。早起きすると1日が長い。その後、少し時間があったので、書きかけの小説論を少し書く。こういうコツコツとした積み重ねが大事。正午から3時まで、卒論提出。提出場所の演習室で、1時まで受け取り係をつとめる。1時からは大学院のゼミ。それから事務の人、入試課の人などと対応していたら時間が経った。演習室に卒論をとりにいく。4年ゼミの全員が卒論を提出していた。よかった。往復歩いたし、キャンパス内を移動したので、本日は1万歩を超えた。

12/14/木
本日は2限の2年プレゼミだけ。3限の3年ゼミは就職内定の4年生との個別相談会に参加させた。恒例の行事だが、各ゼミから4人ほど内定者を出して総勢40人ほどが待ち受けているところに、2年、3年生が相談に行くというもの。いつもゼミに参加してくれている4人にお願いした。一人1000円の図書券をもらうのだが、それで丸1日つぶすのは申し訳ないので、晩ご飯をご馳走する。女の子ばかりなので飲み会という感じではなく、おしゃべりの会だが、こちらはハイボールを飲み続けて少し飲み過ぎた。自宅に帰ると四日市の次男がいた。求人活動のために出身大学を訪問したとのこと。次男が就職した時は就職難だったが、いまは求人の方が大変らした。次男は酒を飲まないのだが、久し振りに息子に会ったのでこちらは一人でまたハイボールを飲んだ。今日も1万歩。

12/15/金
大学は休み。文藝家協会でオーファン委員会。毎日1万歩は歩きすぎだと妻に言われたので、本日は半蔵門線に乗る。これでも6000歩になった。半蔵門線は深いところにあって長い階段があるのだが、驚いたことに改札を出たところにエスカレーターができていた。新しいビルが落成して、地上までのエスカレーターが設置されたのだ。こちらは全行程を歩こうかという勢いなので階段は苦ではないのだが、やっぱり地上までエスカレーターで行けるのは楽だ。それでもエスカレーターの上で少しは歩いたりした。午前中はスカパーの同時中継でブロンコス対コルツをやっていた。馬対決だ。どちらも地区最下位同士のどうでもいい戦いだ。サースデーナイトは好カードが組まれるはずだが、シーズン前に日程を決めてしまうので、たまにはこんなトンチンカンなことになる。名QBのペイトン・マニングは長くコルツにいて、最後はブロンコスに移った。どちらのチームでもスーパーボウルを制覇している。そしてどちらのチームも、マニングが抜けたあとはボロボロになってしまった。昼の会議なので前半だけ見たのだが、コルツが圧倒しているように見えた。ブロンコスのQBシーミアンはまったく冴えなかった。ところがそのシーミアンが負傷退場。交代でオズワイラーが出てくるとパスが通り始めた。会議のあとで確認すると、ブロンコスが逆転で快勝していた。これでオズワイラーがレギュラーに定着するだろう。本日の試合はプレーオフ争いにはまったく関係はない。ただ先週の試合で、49ナーズのガルボロが活躍したのと、パッカーズの偉大なQBロジャースがケガから復帰するという情報。この2チームは「死に馬」だと考えていたのだが、意外に難敵になりそうだ。ことにガルボロはペイトリオッツのブレイディーの控えだったのが、絶不調の49ナーズに移籍して、2連勝した。まだフリーエージェントの権利をもっているので、自分の価値を高めるためにも必死で戦っている。勝利に飢えていた他のメンバーも俄然やる気になっているみたいだ。ロジャースが復帰したパッカーズも強敵だ。これで残り3ゲームが厳しい闘いになる。49ナーズと対戦するのはタイタンズ、ジャガーズ、ラムズ。いずれもプレーオフ当落線上にいる。パッカーズの相手はパンサーズ、バイキングズ、ライオンズ。こちらはほぼ安全圏にいるバイキングズ、最終戦までには希望の灯が消えていそうなライオンズなのでおもしろみはないが、今週のパンサーズは落とせない戦いになった。そういう状況の変化が出てきたので、もう一度、予想を立ててみる。Aカンファはスティーラーズとペイトリオッツは問題ない。9勝のジャガーズでは全敗するとピンチだが、今週はテキサンズなのでまず勝てるだろう。10勝すればほぼ当確だ。8勝のタイタンズは急に危なくなった。楽勝と思われていた今週の49ナーズ戦は接戦になりそうだ。それからラムズ、ジャガーズと強敵が続く。2連敗して8勝のままだと、最終戦のジャガーズに勝っても届かない。7勝のチームが4つある。残る議席は2つだが、タイタンズがピンチなので、3連勝して10勝すれば当確だろう。レイブンスは残り3ゲームすべて楽勝の相手で、もはや当確だ。スティーラーズと1点差の接戦だったことを考えても、チーム力は上向いている。残り1議席を3チームで争うのだが、タイタンズが9勝止まり理だと、現在6勝のレイダーズとドルフィンズも3連勝すればわずかながら可能性が残っている。チーフスは今週はチャージャーズとの7勝同士の直接対決。しかも同地区なので勝てば地区優勝に一歩近づく。これはすごい試合になる。これに勝てばチーフスは残り2試合は楽勝しそうなので10勝に到達できる。チャージャーズはチーフスに負けると地区優勝を逃し、残り2つを勝っても9勝止まりで微妙になる。ビルズは同地区の6勝のドルフィンズと2戦残っている。この地区はペイトリオッツがいるので地区優勝はない。勝ち数が1差なので、ドルフィンズが2勝してチーフスにも勝つと、9勝だが直接対決での勝敗では有利になる。従って、チーフスもドルフィンズ戦は楽勝とはいかないかもしれない。6勝のレイダーズは絶好調のイーグルス戦を残しているので3連勝は無理と見ていたのだが、イーグルスのQBウェンツの負傷で、3連勝も夢ではなくなった。2連勝して最終戦のチャージャーズ戦を迎えると、最後の1枠をこの2チームが争う状況になるのかもしれない。ただしタイタンズが連敗しなければの話で、タイタンズが2連勝して10勝に到達すれば、現在6勝のチームはかなり苦しくなる。それでも現在7勝の4チームがどのチームも3連勝できないとなると、9勝で4〜6チームが並んで2枠を争うことになるかもしれない。そうなると直接対決の結果、地区内の勝率、カンファ内の勝率など、複雑な計算になる。それがFootballのいちばんおもしろいところで、それでも決まらなければコイントスとか、そんなことも考えられる。Nカンファはイーグルスのウェンツの負傷が大ショックだ。それでも現在11勝だからほぼ当確。10勝のバイキングズもプレーオフ争いをしている難敵はいないので、ロジャースが復活したパッカーズに負けたとしても11〜12勝はできる。現在9勝の3チームは全敗すると危ない。そのうちセインツは楽勝チームとの対戦が2つふるので11勝できる。パンサーズもバッカニアーズには勝てるので10勝はまちがいない。ラムズは3戦とも接戦になりそうだが、最終戦の49ナーズには何とか勝てるだろう。しかし、現在8勝のシーホークスとファルコンズがともに3連勝することも充分に考えられる。そこで今週のラムズ対シーホークス、次週のセインツ対ファルコンズ戦が山場になる。どちらも、上位チームが勝てば安全圏に入る。こちらはシーホークスとファルコンズに期待をしているので、ドキドキしている。現在7勝のライオンズ、パッカーズ、カウボーイズも、3連勝すれば10勝に到達する。上位チームが星のつぶしあいをすると、10勝でもプレーオフ圏に届くかもしれない。だが上位同士が星のつぶしあいをするということは、勝つチームもあるということで、8勝の両チームが突然失速するといったことがなければ、望みはうすいかもしれない。Footballはこれほどに複雑でおもしろい。必ずモンゴル横綱が優勝する大相撲とはえらい違いだ。

12/16/土
土曜日だが出勤。明日も入試で出勤。休みがない状態だ。本日は系列校の千代田女子学園で講演。市ヶ谷なので自宅からは近い。この女子学園は来年度からは共学になって武蔵野大学付属千代田学園になる。創立百三十年ということで、大学よりも、大学の母体となった武蔵野女子学院よりも伝統がある。卒業生に女流作家の網野菊がいるのでその話。わたしも熱心な読者ではなかったが、この講演のためににわかに勉強した。すごい作家だということがわかったし、その人生も面白かった。志賀直哉の弟子で私小説の作家なので、昔の市ヶ谷あたりのようすがわかっておもしろかった。いい天気なので帰りは自宅まで徒歩で帰った。昨日、年賀状の住所の整理をして宛名ラベルをプリントした。本日は裏面をプリント。けっこう時間がかかった。去年のプリンターの調子がわるく宛名がプリントできなかった。今年は新しいプリンターを買ったのだが、妻用なので、旧いプリンターで裏面だけプリントして、宛名はラベルを貼ることにした。そのラベルは昨日作ってある。あとは貼るだけだが、親族に不幸があって年賀状を出さないという人の通知がぎりぎりと届くことがあるので、一週間くらいしてからラベルを貼ることにする。

12/17/日
入試で早朝に起きる。これが今年最後の早起きか。老人なのでそれほど苦痛ではないが、今日みたいな寒い日は血圧が上がるのではないかと思う。往復徒歩で1万歩を超えた。明日も出勤だが午後から出し、無理をして歩くのはやめようと思う。ただ歩くことに慣れるとバスを待つのがめんどうになる。日曜日だがどういうわけかFootballを2試合やっている。1つはどうでもいい試合だが、中継をやっていたもう1試合はAカンファのプレーオフ争いを左右する試合。7勝同士の決戦はチーフスの勝ち。敗れたチャージャーズはあと2つ勝っても9勝止まりでかなり苦しくなった。わたしの予想では同じく7勝のレイブンスが楽勝の相手ばかりなので10勝に到達することはまちがいない。現在すでに10勝以上のチームが3つ。レイブンスが10勝するということになると、残り枠は2つ。8勝のタイタンズは明日の49ナーズに勝てないと苦しくなる。チーフスは今日勝って8勝になったので、次週のドルフィンズに勝てば、最終戦は楽勝のブロンコスなので10勝に到達する。残り1枠に9勝のチームが3つくらい並びそうだ。そうなるときわめて複雑なルールが適用されて、出場チームが決まることになる。そのルールの複雑さがFootballの最大の醍醐味だとわたしは思っている。さて明日はペイトリオッツ対スティーラーズの黄金カードがある。勝った方がAカンファの首位になる。プレーオフで再戦があるはずだが、リーグ戦で首位のチームが本拠地で戦えるので有利になる。明日の勝敗で、スーパーボウル出場チームの1つが決まるといってもいい。だがFootballのおもしろさはスーパーボウルにあるのではない。日本の高校野球と同じで、甲子園出場チームを決める地方大会の決勝の方が盛り上がるのだ。明日のテレビ中継(スカパー)はカウボーイズ対レイダーズという、地区優勝には縁遠いチームの戦いだが、負けた方がフレーオフ出場の可能性を断たれることになるので、熱戦になるだろう。レイダーズは現在6勝7敗と負け越しているのだが、残り3戦に全勝すると9勝になって、Aカンファの残り1枠にすべりこめるかもしれない。ただ9勝では複雑なルールの適用を受けることになるので、ほとんどクジビキみたいなもので、厳密に考えればもはや望みはないのかもしれないが、どのチームが9勝で並ぶかはまだまったくわかっていないので、わずかながら可能性があると見ることができる。カウボーイズは7勝6敗と勝ち越してはいるのだが、Nカンファは全体のレベルが高いので10勝してもダメかもしれないのだが、次週のシーホークスに勝てば勝ち数が並ぶので、可能性は保持される。最終戦はイーグルスで、以前のわたしの予想では今期絶好調のイーグルスなので、カウボーイズはもはや絶望と考えていたのだが、イーグルスはQBのウェンツが負傷したので途端に雲行きが怪しくなった。カウボーイズのRBのエリオットが最終戦に復帰できるようなら充分に勝つチャンスがある。どちらも去年は好調だったチームなので、最後の可能性にすがる蜘蛛の糸みたいな戦いになるだろう。9勝のラムズ対8勝シーホークスの同地区対決に注目したい。シーホークスはこれに勝つと残り2戦の相手が楽なので11勝に到達できる。負けると地区優勝は難しく、10勝止まりだとNカンファでは出場は難しいだろう。Nカンファ西地区の9勝のセインツは楽勝、同じく9勝のパンサーズはベテランQBロジャースが復活するパッカーズが相手なので苦戦が予想される。8勝のファルコンズは楽勝のバッカニアーズなので、確実に勝って、次週のセインツ戦、最終戦のパンサーズ戦に臨めば奇蹟が起こるかもしれない。ロジャース復活のパッカーズも3連勝すれば10勝になる。残り1枠をめぐって10勝チームがずらっと並ぶと、例の複雑なルールが適用されて、悲喜劇が起こることになる。この複雑なルールはまさに魔法のアイテムだ。ドキドキして今晩は寝られないかもしれない。

12/18/月
月曜日はFootballの日。午前中の授業のない日は10時に起床するのだが、9時に目が覚めた。ただちにネットで結果を確認する。ペイトリオッツとスティーラーズの首位決戦はペイトリオッツが接戦を制した。この2チームはプレーオフのトーナメント決勝でも再び対戦するだろう。また接戦が見られると思う。上位チームが順当に勝つ中で、わたしが予想したとおり、タイタンズが49ナーズに敗れた。死に馬だと思われていた49ナーズは、ペイトリオッツの控えQBだったガルボロを獲得して見違えるチームになった。次週はジャガーズ、最終週はラムズが対戦する。上位チームが死に馬に蹴られるのはなかなかに楽しい。わたしの予想というか期待が外れたのは、シーホークスがラムズに負けたことだ。しかも完敗だった。これで地区優勝の望みはなくなった。今年のラムズは急に強くなった。新人ゴフの活躍だけでなく、攻撃ラインもRBもがんばっている。それでもFootballの大半はQBで決まる。野球のピッチャーの肩とキャッチャーの戦力判断を一人のプレーヤーが兼ねている。監督より偉い。それがQBだ。ということで、ファルコンズは明日のナイトゲームだが、第15週の終了時点の情勢が見えてきた。Aカンファは勝ち星ではペイトリオッツとスティーラーズが並んだが直接対決で勝ったペイトリオッツが首位となる。ジャガーズ10勝に到達して3つの議席が埋まった。残り3議席に8勝のチームが4つ並んでいる。同地区のチーフスに負けて7勝のままのチャージャーズは脱落。8勝の4チームのうち1つが貧乏クジを引くことになるが、死に馬に蹴られたタイタンズは残り2試合も強敵なので苦しくなった。Nカンファは10勝に到達したチームが5つ。明日ファルコンズが勝てば9勝になり、議席がぴったり埋まる。しかしファルコンズも残り2試合は強敵だ。次週のシーホークス対カウボーイズの勝者にはまだ可能性が残る。ところで本日は夕方からの会議なので、中継のレイダーズ対カウボーイズを最後まで見た。カウボーイズが3点リードでタイムアップ寸前、レイダーズはゴールから10ヤード以内に迫った。その地点からフィールドゴールなら同点で延長戦。タッチダウンなら逆転という場面で、レイダーズのQBカーが自らサイドライン沿いをゴールに向かって走ったが、ディフェンスにタックルされ、ボールをつかんだ片手をゴール隅のパイロンめがけて差し出したら、ボールがぽろっとこぼれてゴールゾーンに転がって、サイドに飛び出した。それで万事休す。ゴールラインの前で膝をつくか、ボールがサイドを割るかすれば、フィールドゴールで同点にできる局面だったが、一気に逆転を狙った掌から、ボールが転がり落ちた。Footballを片手でつかむのは、プロでも握力が要る。タックルされた状態でせいいっぱい手を伸ばした、そこからボールがこぼれてしまった。何といる悲劇だろう。今年のカーは最初から不運な感じだった。昨シーズン、シーズンのリーグ戦では快進撃で、そのままスーパーボウルまで行きそうだったのに、プレーオフ直前に負傷してしまった。その悔しさからか、今シーズンは少しずつ無理をする感じがして、それがことごとく裏目に出ていた。そして本日の最後の無理なプレーで、すべてが終わった。勝ったカウボーイズは首の皮一枚でつながっている。次週、シーホークスに勝てば、最終戦はRBエリオットが戻ってくる。さて、本日は夕方の会議。実に長い会議で疲れた。問題山積だ。

12/19/火
忘年会の季節だ。すでに早稲田の仲間との忘年会はすませた。内定報告会に協力してくれた学生との打ち上げも終わった。本日は羽田プロジェクトの忘年会。明日は学部長会議の忘年会。それで終わりかな。羽田プロジェクトはいつも蒲田。まず会議をやってから、いつも二次会をする中華料理屋。お世話になった方々との宴会は盛り上がった。50年前の羽田闘争の犠牲者を追悼するこのプロジェクトは、記念碑の建立と記念誌の発行を目標とし、途中からベトナムの博物館での展示という目標が追加された。そのすべてがめでたく達成できたので、この忘年会は充実した飲み会になった。少し飲み過ぎたか。

12/20/水
本日も忘年会。大学院のゼミは今年最後の授業。まだ来年もあるが、ずっと続けてきた授業は本日で終わり、来年は質疑応答と雑談にあてる。少しほっとしている。続いて学部長会議。終わって研究室に戻ると、ちょうど大学の出版会の担当者が来たところだった。『こころにとどく歎異抄』の見本が届いた。中身は充実したものになっているが、装丁もなかなかのものになっている。メールなどで仕事を片づけ、予定の時間に大学を出る。学部長会議はいつも有明キャンパスの人々とのテレビ会議になるのだが、忘年会は全員が一ヶ所に集まる。会場は新宿なので、三鷹始発の各停に乗り、荻窪で丸ノ内線。これでいくとずっと空いた電車になる。新宿三丁目で下りて、紀伊國屋で買い物をしてから会場へ。席が二つに分かれていたので、偉い人がいない方の席に着いて、楽しく歓談。今日もまた少し飲み過ぎた。都営新宿線の新宿三丁目駅までふらふらと歩いていく。いい気分だ。これでめでたくすべての忘年会が終わった。

12/21/木
今年最後の授業。昨日、いつもお世話になっている仲介エディターの方からメールが入って、新書の企画がスタートすることになった。まだ『小説って何だろう』が完成していないが、これはいつも授業でしゃべっていることなので、時間さえあれば書ける。年末年始の休みはこれの仕上げとともに、新書の構想を練らないといけない。「古代ロマン」というタイトルでノートを書いてきたのだが、8ヵ月経ってもまとまらなかった。その間に『こころにとどく歎異抄』と『小説って何だろう』を書いていたのだが、古代ロマンを1冊ぶんくらい仕上げてしまいたかった。しかし時間切れだ。1月からノートのタイトルを変えて、新書の向けての作業に入る。とりあえずノートのタイトルを『平安時代』ということにしよう。

12/22/金
金曜日は休みのはずだが、FD研修というものがあるので大学へ。来年からの新書の仕事で必要な本があって、昨日研究室をくまなく捜したのだが見つからず、帰って自宅も捜したのだがなかった。研修だけならサボッてもよかったのだが、気になるので早めに研究室に入ってまた捜したら、奇蹟的に見つかった。どこから見つかったのか記憶にも残っていない。何度も捜したところをもう一度捜したら、どこかに隠れていたのだ。ということで、本日の目的は果たした。研究そのものは当たり前の話しかなかった。時間の無駄だがこういう無駄に耐えるのが大学なのだ。往路は徒歩。帰りはバスのつもりだったが、長い列ができていたのでバス停2つぶん歩いたところで武蔵野営業所行きのバスが来た。これは駅には行かないのだが、その地点から武蔵境まで歩くのより少し短い距離で三鷹まで歩ける。この誰も乗っていないバスで営業所まで行き、三鷹まで歩く。三鷹の街はイルミネーションで飾られていていい気分だ。しかし8000歩を超えた。少し歩きすぎて疲れが残った。先週末は土曜は講演、日曜は面接試験でつぶれて休みがなかった。2週間ぶんの疲れがたまっている。ようやく明日は休みだ。

12/23/土
忘年会は終わったと思っていたのだが、もう一つ残っていた。姉の三田和代さんとお友だちのFさんを招いて、自宅で宴会。これがいちばん疲れる。こちらが年功を重ねても相手の方がいつも年上だから、いつまでもお姉ちゃんだ。やれやれ。これで年が越せる。昼間のうちに、かねて用意の年賀状に宛名のラベルを貼って神田郵便局前のポストに投函。この作業で今年のなすべきことはすべて果たした気がするが、まだ月曜日に大学に行かないといけない。授業はすでに終わっているので、武蔵野文学賞の表彰式と最後の学科会があるだけだ。そして年末の休みに突入する。今年は本が2冊出ただけだが、書きかけのものが半分ほどできているし、その次の仕事も決まっているので、正月の休みにしっかりと準備をしたい。春休みは仕事に集中できるだろう。古代ロマンも1冊ぶんは仕上げておきたい。

12/24/日
クリスマスだが、何事もなし。明日のFootballに備えて、心の準備をする。わたしがイチオシのスティーラーズはペイトリオッツに負けたものの、トーナメントの初戦は不戦勝で休みができる。足を傷めているワイドレシーバーのアントニオブラウンも回復するだろう。ペイトリオッツのQBブレイディーにも衰えが見えるのだが、タイトエンドのゴロウコウスキーが健在なので強敵だ。負けた試合をビデオで詳細に見たが、審判の不可解な判定がなければ勝っていた試合だ。RBのベルも元気だし、新人レシーバーのスミスシューターも活躍しそうなので、決勝戦は接戦になる。さて、Aカンファのプレーオフ6議席のうち、3つは決まっている。残り3議席に8勝のチームが4つ。7勝のチームが1つ。この中から2チームが脱落する。その7勝のチャージャーズは残り2戦の相手は楽勝するので9勝に到達する。これが1つの目安になる。8勝の4チームのうち、レイブンスとチーフスも2勝はかたいので10勝に到達する。残り1席をめぐって、タイタンズとビルズが苛酷な戦いに挑む。タイタンズの対戦相手はラムズとジャガーズ。ラムズはNカンファ西地区の首位だがまだ地区優勝は確定していない。新人QBのゴフは絶好調だ。死に馬の49ナーズに負けたタイタンズは危ないのではないか。最終戦のジャガーズは強敵だがすでにプレーオフ出場が決まっているので、怪我人を出さないように戦力を落とすのではと思われるので1勝はできる。9勝。同じ8勝のビルズが2連勝すれば10勝になるので、タイタンズは難しくなるはずだが、ビルズの明日の相手は首位のペイトリオッツだからたぶん負ける。最終戦に勝っても9勝止まりだ。1席をめぐって9勝のチームが3つ並ぶことになる。整理すると出場チームはペイトリオッツ、スティーラーズ、ジャガーズ、チーフス、レイブンズ、そして残り1つにタイタンズ、ビルズ、チャージャーズの3チームが並ぶ。この3チームが地区がそれぞれ違う。直接対決をいま確認したが、チャージャーズがビルズに勝っているだけだ。同カンファ内の成績はチャージャーズがよくない。タイタンズが優位だが、それは最終戦にジャガーズに勝ったとしての話だ。明日ラムズに勝って最終戦に負けた場合はビルズと並ぶことになる。タイタンズが2連敗する可能性がけっこうある。そうなると直接対決に勝っているチャージャーズが有利だが、タイタンズが2連勝する可能性もある。ということで、結論は予想不能ということになる。Nカンファは10勝したチームが5つで、残り議席は1つ。9勝のファルコンズが当確ラインにいるが、同地区のセインツ、パンサーズ相手なので、2連勝すれば地区優勝もあるが、2連敗する可能性もある。その場合には明日のシーホークス対カウボーイズの勝者が浮上するか。シーホークスはディフェンスに怪我人が多い。カウボーイズは暴力事件で出場停止だったRBのエリオットが復活するのか。とにかく明日で決まる。すごい試合になるだろうが、ファルコンズが1勝でもすると、負けたチームは10勝止まりになる。すると現在10勝のチームも危なくなる。それらのチームの直接対決を調べているひまはないので、明日の結果を待つしかない。明日の結果が出ると、ネット上にあらゆる可能性を確認した上での、各チームのプレーオフ出場の可能性を示す方程式が掲示されるはずだ。本日は5000歩。神保町から水道橋まで歩く。三省堂で平安時代の資料を買った。深夜、気になるのでNカンファの対戦表をすべてチェックした。10勝で並ぶ可能性のあるファルコンズ、ライオンズ、シーホークス、カウボーイズの対戦成績を調べたら、ファルコンズが他の3チームすべてに勝っている。この3チームは8勝なので、2連勝しても10勝にしかならない。ということは、明日、ファルコンズがセインツに勝てば、その時点で10勝に到達するので、たとえ最終戦で負けたとしても、10勝で並ぶ可能性のあるどのチームと並んでも対戦成績で勝てる。ただ明日のセインツ戦は、2週間前に勝っているとはいえ、その時はセインツのRBカマラが脳震盪で退場していた。カマラが復活すればセインツが有利だ。さらに最終戦のパンサーズも地区優勝を狙っている。ファルコンズの2連敗はありえる。そのことを信じて、シーホークス対カウボーイズ戦に注目したい。しかしライオンズも2連勝しそうなので、ファルコンズが2連敗して、ライオンズが2連勝した場合、シーホークスとカウボーイズの勝者とライオンズが並んだ場合は、ものすごく複雑な計算が必要となるのではないか。ああ、考えていると疲れてきた。とにかく明日の結果を見るしかない。

12/25/月

今年最後の大学。大学の国文学会というのがあって、形だけの総会。その中で武蔵野文学賞の授賞式。文芸部門と書道部門があって、書道の方は最高賞の受賞者は出なかったのだが、準ずる賞があって10人くらいの受賞者がいる。文芸部門は小説の応募しかなく、受賞者は一人だけ。わたしのゼミの3年生。選考は他の先生方といっしょにやったので、エコヒイキはない。あとは研究室で雑用。これで年末年始の休みに入るので、雑用をすべて片づける。大学の情報はネットで見られるし、大学で使うメールはクラウド上にあるので自宅からでも見られる。過去に受送信したものもすべて見られるので、たいていのことは自宅から操作できる。紙になっているもので休み中に必要なものはないか考えてみた。預かっている宿題みたいなものはすべて見て、評価を書き込んでしまう。そのあと学科会。それから仏教のケネス田中さんの送別会。ということはわたしより一歳上か。日系の方なので明るい。アメリカ在住のご家族の方を呼んで招待客に紹介する。そういうところがアメリカ的だと思った。この種の会で夫人もいないことの方が多いのが日本だ。さて、これで大学での仕事がすべて終わった。明日は仕事場に移動する予定。月曜日なのでFootballの結果が気になる。ほぼ上位チームが勝ったが番狂わせもあった。ジャガーズが49ナーズに負けた。49ナーズはQBにガルボロが入った途端に強くなった。来年が楽しみだが、別のチームに引き抜かれるかもしれない。ジャガーズは地区優勝がすでに決まっているのでモチベーションが下がっていたのかもしれない。ライオンズがベンガルズに負けたのは意外。これで脱落だ。プレーオフ出場チームはほぼ決まった。Aカンファは9勝のチーフスが地区優勝を決めた。これで4地区のすべての地区優勝が決まった。同じく9勝のレイブンスも最終戦がライオンズに勝ったベンガルズだが、まあ負けることはないだろう。これで5チームが確定。残り1議席をめぐって8勝のチームが3つ。そのうちタイタンズは調子を落としているので南地区優勝のジャガーズには負ける。ペイトリオッツに負けたビルズは最終戦には勝って9勝になる。チャージャーズも脱落したレイダースには勝てるだろう。ということで2チームが8勝で並ぶのだが、直接対決でチャージャーズが勝っている。タイタンズが勝った場合だけ話がややこしくなる。3チームが並んだ場合の優劣の決め方がどうなるのか、詳細がこちらの頭に入っていないし、対戦成績をチェックする気力もない。タイタンズはたぶん負けるだろう。これでAカンファは6チームが決定したと見ていい。Nカンファはまだ決まらない。11勝のチームが5つ。残りは1議席。シーホークスとカウボーイズの直接対決はシーホークスの勝ち。ライオンズが死に馬のベンガルズに負けたので、可能性のあるのはこの2チームだけだ。直接対決ではファルコンズが勝っているので、勝ち星が同じならファルコンズだが、最終戦の相手がパンサーズなので負ける可能性がある。シーホークスの相手は楽勝のカージナルスなので、10勝に到達する。ファルコンズがパンサーズに勝てばファルコンズが残る。ファルコンズが負ければ、シーホークスだ。シーホークスも負けた場合は、最大4チームが9勝で並ぶ可能性があるが、その場合は他のチームに勝っているファルコンズが有利になる。とにかくファルコンズは勝てばプレーオフだ。負けてもまだ可能性がある。シーホークスは自分が勝ってファルコンズが負けることを祈るしかない。他の2チームはすでに諦めているだろう。ということで、プレーオフ出場12チームのうち、11チームがほぼ決まった。プレーオフの組み合わせはまだ微妙だが、Aカンファはペイトリオッツ対スティーラーズの決勝。どちらが勝つかは運任せだ。期待としてはスティーラーズに勝ってほしい。Nカンファは最強のイーグルスがQBウェンツの負傷で、最強とはいえなくなった。1回戦不戦勝はイーグルスとバイキングだが、ラムズとセインツの方が強そうだ。QBニュートンのいるパンサーズも波に乗れば決勝まで進むだろう。まだプレーオフが決まっていないファルコンズまたはシーホークスは、前者は昨シーズンのスーパーボウル出場チーム、後者も3年前の出場チームで、経験値がある。どのチームがスーパーボウルに出るか、まったくわからない。期待したいのは、ラムズとセインツだ。新人QBゴフと、ベテランのブリーズのQB対決もおもしろいが、RB対決も楽しみだ。ガーリーというすごいRBがいるラムズに対し、セインツはイングラムとカマラというタイプの違う2人のRBがいる。とくに新人のカマラがいま波に乗っている。カマラはレシーバーとしてパスを受けるのも得意なので、多様な使い方ができる。イングラムも調子を上げている。セインツがスーパーボウルで優勝したのはいつだったか。ニューオリンズがハリケーンで壊滅的な被害が出た年だった。あれ以来のスーパーボウル出場のチャンスだ。ラムズはまったくの弱小チームだ。勝ったのを見たことがないというほどのチームで、Nカンファの西地区にはシーホークスと49ナーズとカージナルスがいて、ラムズはいつもビリだった。それが今年、急に強くなった。ゴフとガーリーという、まったくのニューヒーローが出現した。昨シーズンのカウボーイズに似ている。トーナメントでは若さが出て勝てなかった。その点を考えると、ベテランQBブリーズが率いるセインツが有利か。結論。スティーラーズ対セインツのスーパーボウルになる。そうなるとどちらを応援していいかわからない。Aカンファの方は、ペイトリオッツが出てきそうな気がするので、その場合は迷いなくセインツを応援できる。

12/26/火
浜松の仕事場に移動。年末年始はここで過ごす。当面の仕事は、書きかけの小説論を、もってポップな内容にするため、通史的なものではなく、いくつかの名作をより深く読む、といった内容に変えることを検討している。通史的なものだと広く浅くというものになりがちなので、ポピュラーな名作の少し深い読み方みたいなものを提案したい。これだと各論を展開して、予定の枚数に達したらそこで終わってしまえばいいし、エッセー風の感想を入れて話を引き延ばすこともできる。軽い方が、読者が広がる。これを第一の目標、次に『平安時代の反体制文学』という新書を考えている。それから、50年前の全共闘の時代を振り返るといったこともやってみたい。小説を書きたいのだが新書でもいいと思っている。いまは小説の本を出すのが難しい時代だ。本が売れないと次の本が出せないという状況だから、綱渡りの自転車操業みたいなもので、失敗は許されない。テーマを吟味しベストを尽くしたい。ところでこの浜松の仕事場は、築37年になる。木造建築だから隙間風が激しい。しかも丘の上に建っているので地上では風がない日でも強風にさらされる。そのかわり眺めはいいのだが、冬はきつい。本日は強風。ふだん日当たりのいい集合状宅にいるので、寒いと感じたことがない。リビングに3機設置されているエアコンを1つ動かすだけで温かいし、よほど寒ければ床暖房を入れればいい。そういう生活に慣れているので、この老朽化した木造建築に移ると、寒さをひしひしと感じる。エアコン、石油ストーブ、ホットカーペット、すべてを動員してもまだ寒い。寝床には電気の敷き毛布がセットされている。この初日をしのげば家全体が温まるし体も慣れる。ここでは毎日散歩をして脚を鍛えたい。

12/27/水
ネット上にプレーオフ進出の最終条件が掲示された。Aカンファは地区優勝チームは確定している。残り2枠。レイブンスは死に馬のベンガルズに勝てばいい。負けた場合も、ビルズとタイタンズのどちらかが負ければ確定する。タイタンズもジャガーズに勝てば確定。負けた場合は、ビルズとチャージャーズの両方が負ければ残る。チャージャーズは勝つだけではダメ。勝つのは前提条件だがさらにタイタンズとビルズの双方が負けるか、タイタンズが負けてレイブンスが勝たないと決まらない。ここでレイブンスが関係してくるところがおもしろい。レイブンスが負けると、チャージャーズ、ビルズ、レイブンスの3者が9勝で並ぶ。この場合はチャージャーズが落ちることになる。レイブンズが勝って進出を確定すると、残り1枠をチャージャーズとビルズが争うことになるが、直接対決でシャージャーズが勝っているので生き残ることができる。ビルズは逆に、最終戦に勝ってレイブンスが負ければ、それで進出が決まる。レイブンスが勝ってしまった場合でも、自分が勝ってタイタンズとチャージャーズが負ければ残る。非常に複雑だが、レイブンズは最終戦の相手が弱いのでまず勝つだろう。それで1枠が埋まる。タイタンズも勝てば決まる。それだけのことだが、タイタンズの相手は強敵のジャガーズだ。ただジャガーズは地区優勝が決まっている上に、最終戦に勝っても一回戦不戦勝の特権は得られない。つまり勝つメリットがまったくないので、主力を温存する可能性がある。温存しないまでも、ケガをしないように、モチベーションを下げることが考えられる、タイタンズは死力を尽くすだろうから、タイタンズが勝つ可能性がある。実力どおりにジャガーズが勝てば、チャージャーズが勝てば確定。ビルズは勝っても、すべての条件が整わないと進出できない。ということで、タイタンズがどれだけがんばるかに注目したい。Nカンファは残りは1枠なので話は単純だ。可能性があるのはファルコンズとシーホークスだけ。直接対決でファルコンズが勝っているので、両チーム勝利、または両チーム敗戦の場合はファルコンズが残る。シーホークスがプレイオフに進出する可能性は、自分が勝って相手が負ける以外にはない。問題はファルコンズの対戦相手で、強敵のパンサーズだ。パンサーズはまだ地区優勝と一回戦不戦勝の権利を得る可能性が残っている。ただし同地区のセインツが負けるのが条件。セインツの相手は死に馬のバッカニアーズなので、パンサーズ地区優勝の可能性はほとんどない。それでパンサーズのモチベーションが持続するかどうか。QBのニュートンはがんばるだろうが、ディフェンスの集中力が低下すると、ファルコンズのQBライアンが活躍することも考えられる。ファルコンズ有利と見たい。ということで、今シーズンのシーホークスは終わったと見るべきか。せっかく先週カウボーイズに勝って首の皮一枚残っているのだが、そこまでだったか。ということで、このカンファはファルコンズのがんばりに注目したい。タイタンズとファルコンズ。最終戦のポイントはそこだ。正月の朝が楽しみだ。昨日、第二東名を走っている時に、交通情報が「チェーンのご用意を」といった意味のことを告げていた。何のことかわからなかったのだが、快晴だった静岡から、浜松に近づくとにわかに雨が降り出し、やがて霙になった。三ヶ日の仕事場まで来ると雨は止んでいたが、今朝起きてみると、雪が降りしきっている。しかも風が強く吹雪だ。温暖な浜名湖の畔というイメージのこの地だが、今日はまるで雪国だ。東京は快晴らしい。東京はともかく、静岡市も快晴のようで、同じ静岡県なのに、浜松は雪。灯油があと一日ぶんしかないのだが、本日はどこへも出かけず、夕方、雪をついて軽く散歩しただけ。毎日5000歩を最低限の義務としている。本日はぎりぎりの5000歩だ。

12/28/木
本日は快晴。三ヶ日の町に食料品の買い出しに行く。灯油を買った。仕事場は丘の上にあり、駐車場から灯油を運ぶのはたいへんな労働だ。30歳くらいの時に造った仕事場だが、来年70歳になる身としては、だんだんつらくなってきた。しかし仕事場に来ると、仕事をしなければならないという気分になって集中力が出る。なんとかがんばって仕事をしている。本日も湖岸を散歩する。浜名湖の支湖の^鼻湖。自転車コースを兼ねた護岸の道を歩いていると、昔、犬を泳がせた浜に出る。護岸の下に潮流のせいか小さな浜ができている。護岸から階段を下りていくのだが、人のいないところなので、ここなら犬を自由に走らせることができると思い、綱から放った、まっすぐに湖に向かって走り、ザンブと飛び込んで沖に向かって泳ぎ始めた。どこまでもまっすぐに泳いでいくので、どうなることかと思っていたら、どこかで疲れたのか、クルッと向きを変えて戻ってきた。それから毎日、その浜で泳ぐようになった。15年前に亡くなった犬で、15歳まで生きたから、出会いは30年前だ。シベリアンハスキーで後頭部は黒いのだが、クルッとこちらを向くと、ヤッコダコのような顔が見える。沖に向かってどこまでも泳いでいきそうなので、はらはらしながら見守っている時に、突然、顔が見えて、ほっとする。その犬の顔が、昨日のことのように思い出される。わたしにとって、最も親しい友人だった。スペインで生まれた最初の孫が日本に来た時は、もはや老犬になっていた。犬のいた15年は、二人の息子の成長の過程でもあった。長男が結婚して、孫ができたのと入れ替わりに、犬はいなくなった。人生の一つのエポックだったように思う。この仕事場に来ると、犬の想い出がいろいろと残っている。懐かしさに胸の痛むこともある。思い出のある場所にいることの幸福感も覚えている。

12/29/金
いよいよ年末に近づいてきた。西気賀の駅舎にあるレストランで昼食。ここのオーナーシェフは、35年前に仕事場を開設した時、仕事場のある別荘地のレストランのシェフだった。その後、独立して、駅舎に店をオープンして人気店になった。35年前から同じメニューなので懐かしい感じがする。まだ子どもが幼かったので、仕事場に閉じこもって仕事をした。毎日、レストランに行っていた気がする。その後、しまむらや百均ショップで買い物。どこも車で行けるので便利。ここに来ると車での生活になる。東京にいると車に乗る気がしない。タクシーにも乗らない。どこへでも地下鉄で行けるし、駅3つぶんくらいなら歩いて行く。仕事も進んでいる。いまは平安時代の資料を読み込んでいる。

12/30/土
妻は正月の準備の買い出しに出かけたが、こちらは残って仕事をする。大学の仕事が一つ残っていたので仕上げる。講演会のテープ起こし。データはパソコンの中に取り込んであるので、聞きながら手書きでメモをとり、そのメモを見ながら文章にする。原始的な感じもするが、この方が作業が早い。一日で完成。年末には四日市の次男一家が来るので、彼らが泊まる部屋のエアコンをつけようとしたが動かない。どうもリモコンの発信か、本体の受信機能が壊れているようだ。本体の手動のスイッチを押すと動いたが、温度調節はどうするのか。結局、その壊れたエアコンの部屋にわれわれが移動し、われわれの部屋に息子たちを泊めることにした。われわれはふだんはリビングの隣で寝ているのだが、そこはカルタとりなどをする部屋としてあけておきたい。ということで、布団の移動でかなりの労力が必要だった。夕方散歩。これで本来の仕事に戻れる。肝心の次男は、28日で仕事が終わるはずだったが、使っている機械が壊れて作業が終わらなかったとかで昨日も出勤したのだが、本日もまだ会社にいるとのこと。こちらに来るのは明日になるだろう。

12/31/日
ふだん午前中の授業がない日は10時に起きることにしているのだが、この仕事場では9時に起きる。で、こちらがまだ寝ている時間に、頭上で子どもの声が聞こえた。この仕事場はリビングが階上にあって、寝室が下にある。斜面に建っているのでそういうことになっている。どうやら8時ごろに四日市の一家が到着したようだ。途端に下の子が足にトゲが刺さったとかで大騒ぎをしていた。と思ったら、浜松市内のスケート場に行くといってすぐに出ていった。また静寂が戻った。『平安時代の反体制文学』の「はしがき」をチェックする。いい感じだ。第一章もチェック。少しくどい。刈り込んでいく。出だしが大事だ。資料をかなり読み込んだので論旨が明確になった。「反体制」という時の「体制」を狭く設定することで、『竹取物語』や『伊勢物語』『源氏物語』が読者に支持された理由がわかってくる。ただかなり詳しく平安前期の歴史を語らなければならないが、読者がついてきてくれるか。この作業を始めたばかりのこの時期に年末を迎えた。今年は不本意なこともいろいろあったが、こうして仕事をかかえて年を越せることをありがたいと思っている。大学の先生はあと一年続けるので、来年の年末も同じような状態だろうと思うが、その時点で仕事がまったくないと、定年後はただのリタイア状態になってしまう。ある程度、仕事を算段して定年を迎えたいと思う。それが新年の抱負でもある。さて、年末が日曜日で、Footballの最終週にあたる。結果がわかるのは正月の朝だ。両カンファレンスとも、プレーオフの5枠がほぼ決まっている。Aカンファはタイタンズが勝てば最後の1枠にすべりこむ。負けるととても複雑になる。相手は強豪のジャガーズだが、すでにプレーオフ進出が決まっているいくつかのチームが、最終週は主力を温存すると宣言している。ジャガーズも勝つメリットがないのでモチベーションがない。土俵際のタイタンズは死力を尽くして戦うだろう。Nカンファはファルコンズが勝てば決まり。ファルコンズが負けたらシーホークスにチャンスがある。ファルコンズの相手はパンサーズだが、わずかながら地区優勝の可能性がある。しかし一回戦不戦勝にはならないので、モチベーションは低い。すんなりファルコンズが勝つだろう。トーナメントの勝敗はこの時点では予測がつかないが、Aカンファはペイトリオッツ対スティーラーズの決勝戦になるだろう。Nカンファは微妙だ。トップのイーグルスは、QBが代わってからも2連勝しているが、相手が弱いチームだった。一回戦は不戦勝だが、次の準決勝で、相手がどこでも負けるだろう。一回戦不戦勝のもう1つのチームはバイキングス。QBのキーナムは経験不足だ。相手がベテランQBブリーズのいるセインツには負けるだろう。トーナメントの組み合わせがまだ細部まで決まっていない。新人QBゴフのラムズはRBガーリーに勢いがある。決勝戦はセインツ対ラムズになりそうだが、ファルコンズが調子を上げるかどうか。スーパーボウルに出るのはセインツだという気がする。というようなところで今年は終わることになる。



2018年1月のノートに進む 11月へ戻る

ホームページに戻る