平安時代ノート04

2018年4月

3月に戻る 5月に進む 月末
04/01/日
4月になった。3泊4日の短い滞在で仕事場を出る。10時半に三ヶ日を出たのだが、自宅に帰り着いたのは午後5時半。7時間もかかった。厚木の手前くらいから3時間くらい渋滞していた。大和トンネルで多重事故があり、故障車の撤去に手間取っていたようだ。こういう渋滞は時として起こるので、耐えるしかない。高速の混む日曜に東京に戻るというスケジュールも厳しかった。まあとにかく自宅に帰り着いた。新年度が始まる。今年で70歳となるので、学部長としての最後の一年となる。それで大学と縁が切れるわけではないので、通常の定年とは違うのだが、それでも学部長の重責から解放されるのは大きい。しかしこれからの一年は長く感じられることだろう。

04/02/月
有明キャンパスで辞令交付式。65歳の定年を過ぎてからは一年ごとの更新なので毎年、この年度始めの辞令交付式に出ているのだが、今年は式典での交付はないとのこと。新規採用の教職員が多いので、更新の人はあとで辞令の証書だけを配るということのようだ。しかし学部長は立会人として出席することになっているので、手間は同じ。早起きしてラッシュの地下鉄に乗って有明に向かう。式典の間、ただ椅子に座っているだけ。文学部では新規に特任教授を二人招いたので、式典のあとご挨拶に行く。すごい肩書きの両先生をお迎えすることができたのは、国公立の大学や研究機関はだいたい65歳で定年だからだ。当大学も65歳定年だが、大学院を担当できる先生は70歳までということでお招きできる。午後は教員全員参加の年度方針発表会。大塚家具の入っているビルで室内に水を落とすパフォーマンスを見る。このビルが建った時、子どもたちをつれて見にきたことがある。まさかその近くの勤め先で働くことになろうとは。勤務地は三鷹だが、大学の本部が有明にあるので、学院長との交渉や、大学院入試などで、有明に来ることも多い。いまだに経路が一定しないのだが、往路はだいだい決まっている。千代田線で日比谷乗り換え有楽町線、豊洲から「わりかもめ」。帰りは有楽町から都営三田線で帰る。いよいよ大学が始まった。明日は休みだが、明後日が入学式。また長い1日になる。

04/03/火
本日は休み。妻と日比谷の新しいビルに行ってみる。千代田線で行けるので便利な場所だ。地下鉄の駅の改札からそのままビルの地下に通じている。途方もなく天井の高い地下街だ。そこから少し昇ったところにフードコートのようなものがある。ショッピングセンターのフードコートはまったく違う、おしゃれな店が入っている。だがものずこい人でごったがえしている。6階まで昇って日比谷公園や皇居の見えるテラスにも出てみたが、どこへ行っても人が多い。一階の外に広場があり、道をはさんだ先にゴジラがいる。ここには周辺の劇場のチケット売場が入っている。飲茶の店はまだオープンしていない。広場に面した昔からあるシャンテの地下でチャンポンを食べて帰る。初夏のような暑さと人混みで疲れた。明日は入学式。また長い1日になる。

04/04/水
大学。入学式。午前と午後の2回に分けて実施される。学部長は双方とも舞台の上に並んで座っていなければならない。合間に文学部の保護者の説明会で学部長として挨拶。さらに夕方、大学院の入学式。こちらでは「祝辞」を述べる。あー、疲れた。しかしその後、大学院の新入生と2年生の顔合わせ。全員に自己紹介させ、指導教員を確認し、プレゼンテーションの日取りなどを決める。長い1日だった。夏日なのに冬の上着を着ていたので熱中症みたいな感じだ。やれやれ。明日は休みだ。

04/05/木
本日は休み。外出の仕事と休みとが交互になっている。1日ずつ休めるのはありがたい。まだ花粉が舞っているようなので本日は一歩も外に出なかった。今月末に誕生日が来る妻は都営のパスをゲットして出歩いている。こちらは一人で仕事を続けている。

04/06/金
大学。1年生ガイダンス。学部長としての挨拶。昼休みに事務的手続き2件。午後は学科会。研究室の片づけも少し。結局は片付かない。それで1日がつぶれる。明日は休み。日曜はまた大学に出勤。夜も宴会があり1日つぶれる。明日は仕事をしたい。

04/07/土
今日は休み。自宅で仕事。

04/08/日
日曜だが出勤。オリエンテーリング・プログラム。在校生が自主的に1年生にガイダンスをするプロジェクト。もちろん指導の先生によって的確なアドバイスがあるのだが、十数名の学生スタッフが見事なプログラムを作って、1年生に大学のさまざまな愉しさをレクチャーした。学部長は冒頭の挨拶と、宿題の感想文のコンテストを担当。愉しくやれた。最後はスタッフの慰労会。よくできたプログラムで最後まで愉しめた。

04/09/月
本来は休みのはずなのだが、大学で臨時の会議。何の会議なのかはここには書けない。とにかく会議で呼び出された。昨日の打ち上げの飲み会で2年生の学生と話した時、文学賞に応募した作品を見てほしいと言われたので、持ってくるように言った。昼休みに来たので作品を受け取る。香港の学生なので日本語のネイティヴではない。わたしの教え子にも留学生は何人かいる。皆、日本語で論文や小説を書く。すごいことだなと思う。わたしの長男はスペインにいて、スペインの公務員資格をとった。まあ、がんばればできることなのだろうが、自分には真似ができないので、単純に尊敬したくなる。会議そのものは、最初の顔合わせと、これからの手順を決めただけ。まだまだ続きそうな会議だ。昨日、宴会まで時間があったので、三鷹まで歩いてみた。緑道沿いに歩いたら気持がよかったので、今日もそこを歩こうと思っていたのだが、大学校内発の直行バスが入ってくるのが見えたので、誘惑に負けた。昨日は1万歩ほど歩いたので、今日はまあいいかと思った。直行バスを降りて駅のホームに出ると特快がいた。特快に乗るとあっていう間に自宅に着く。今日は自分の仕事ができそうだ。

04/10/火
文藝家協会理事会。終わってから加賀さんらと軽くワインを飲む。今日の加賀さんはお元気そのものだった。加賀さんをタクシーに乗せてから、岳真也と四谷の駅まで歩きながら話をする。話が尽きなかったので、四谷のルノワールでバドワイザー一本飲んで話を続ける。必要な話し合いだったと思う。自分の仕事も少し進む。

04/11/水
ついに大学の授業が始まった。休みの間も不規則に会議などの行事が入り込んで落ち着かなかった。授業が始まった方が毎日の生活が安定すると思う。2限は大教室で小説の歴史。まずは物語について語る。3限は大学院。今年は日本人4人、留学生1人で、その1人も日本語が達者なので、話が通じやすい。強風が吹いている。夕方には自宅に戻ったのだが風の音がうるさくてたまらない。

04/12/木
今日も授業。2年から4年までのゼミがずらっと並んでいる。2年は新しいクラス。しかし何人かは1年生の時から研究室に作品をもって現れていたので面識がある。高校生の作品コンテストで入賞した2人もいる。日曜はオリプロ後のスタッフ慰労会で話をした学生もいる。ということで、まったくの初対面ではない。2年生は村上春樹訳のレイモンド・カーヴァーを読むことになるが、その前に自己紹介のプレゼンテーションをやるのでその注意と、小説の書き方の基本の基本を語る。90分、めいっぱいしゃべり続けた。3年生は2年プレゼミの延長だが、半分近く学生が入れ替わっている。今年度で定年になるので、4年までは責任をもてないと事前に通告しているのだが、来年どうするかはまだ決まっていない。4年ゼミは雑談の会になる。ほとんどの学生が出席していたので、とりあえず現状報告。まだ就活中だが、出版や広告など、やりたいことを目指す学生が多い。この学年は意欲的な人が多いので、何とかなるのではと期待している。3コマ連続で授業をするとさすがに疲れる。しかし季節外れの気温上昇で暑い。とにかく授業がスタートした。来週からは自己紹介プレゼンテーションになるのでこちらは聴き手に回っていればいい。

04/13/金
金曜日は休みのはずだが三鷹駅前の大学のサテライトで社会人向けの授業。しかも「歎異抄」と「耽美派」と2コマ連続。90分は2回、しゃべり続けた。まあ、2コマなら何とかもちこたえることができる。さて、週末は休みだ。嵐が来るという予報なので自分の仕事に集中したい。

04/14/土
週末は休み。今月に入ってから、1日おきの休みが続いていた。2日続きの休みは今月初めてだ。どこへも出かけずにんびりしている。明日は嵐になるという。何もせずにぼんやりしていたい。

04/15/日
嵐は夜の内に通り過ぎた。それでも曇り空。昼過ぎに集合住宅に隣接したスーパーに酒を買いにいく。2階の駐車場を抜けて隣の建物(アネックスと呼ばれる)に行き、そこからは戸外のエスカレーターに乗るのだが、そのエスカレーターが止まっていた。昨日の嵐のせいか。御茶ノ水の駅の方には隣接してソラシティーという高層ビルがあり、そこの地下広場を横断して駅に向かうのだが、そこのエスカレーターは小雨でも止まってしまう。わたしは万歩計の数字を上げるためにエスカレーターに乗ることはないのだが、すぐに止まるという印象がある。それに比べて、わたしが住んでるいるビルのエスカレーターは雨でも止まることはない。なのになぜ、今日は止まっているのか。帰りは荷物を背負っているので、一階の駐車場を抜けて、エレベーターで戻った。本日は外出はそれだけ。『小説を深く読む』を書いている。少し調子が出てきたように思う。

04/16/月
本日は授業はないが教授会がある。まず午前中に近所の医者に行って血圧を測る。それだけなので五分もかからない。いつもの薬をもらう儀式のようなもの。自宅に戻って少し仕事。それから大学に向かう。総務に出向いて妻の保険証をもらう。妻とは同級生だが生まれ月が早いので妻の方が先に七〇歳になる。誕生日の翌月から、医療費が少し安くなるらしい。教授会と学科会。6時半くらいまでかかる。夕方からの出勤だが長い1日と感じられる。帰ったら担当編集者から『平安時代の反体制文学』の疑問点が返ってきた。わずかな指摘なのですぐに修正して送り返した。こういう作業もメールでできるので便利だ。

04/17/火
今年は火曜に授業が入った。2限なのでいつもより少し早起きする必要があるが、火曜日は2限の1コマだけなので、すぐに自宅に帰った。1時半には自宅のパソコンに向かっていた。仕事をたっぷりできた。全体の半分くらいのところまで来ている。いい感じだ。外を見ると冷たい雨が降っているようだ。早く帰れたので雨に遭うこともなかった。

04/18/水
2限の講義、3限は修士1年のゼミ、それから学部長会議。それで1日つぶれる。寒いという予報に厚着をしていったが、午後からは冷たい雨がやんで温かくなった。

04/19/木
木曜は3コマある日。2回目の授業なので学生たちにプレゼンテーションをやらせる。初顔合わせの2年ゼミはメモをとって顔と名前を覚える努力をする(全員は覚えられない)。3年、4年はただ話を聞いているだけ。帰りに管理部門に行ってコピーカードの更新をしてもらう。7年間勤務してやっとカード1枚使いきった。あまりコピーは利用しないということ。昨日は寒かったが今日は暑い。まあ、ちょうどいいくらいの気候だろう。自宅に帰ったらクーラーが作動していた。今期2回目。日当たりが良すぎる部屋なのでこれからは毎日クーラーのお世話になる。気密性が高い部屋なのでクーラーを作動させてもあまり電気代は消費しないようだ。

04/20/金
金曜は大学は休み。だが羽田プロジェクトの編集会議がある。銀座にある辻恵弁護士(元衆議院議員)の事務所に向かう。銀座線は須田町交差点の入口から長い地下道を通って神田駅に向かう。この地下道は長く工事中で通りにくかったのだが完成したようだ。完成したといってもただの通路だ。どうも昔は商店などが入った地下街だったようだ。一説によると東京最古の地下街ということだが、真相は知らない。東京の地下鉄は浅草と上野の間で開通して、いまの秋葉原の近くの万世橋まで延びたと伝えられる。それが新橋まで延長されて銀座線と呼ばれるようになったのだが、その時、神田駅が開設されたので、万世橋駅は廃止になった。しかし万世橋は中央線が東京駅まで延長されるまではターミナルだったところで、万世橋とすぐそばの須田町は、都電と呼ばれるトラムの大ターミナルだった。多くの路線がこのあたりに集中して、都電のハブとして賑わっていたらしい。地下鉄の万世橋駅廃止にともなって、乗客が不満に思わないように、須田町から神田駅まで地下街を作ったのだろう。風雨の強い日や真夏の猛暑の時は、確かにこの地下道は便利だ。さて編集会議では、山ア建夫さんから、三田が昔書いた『赤ん坊の生まれない日』に羽田闘争について触れた部分があるのでその部分を資料集に入れてはどうかと提案があった。文庫本をお持ちだったので読んでみると、確かにそれらしい記述がある。自分ではすっかり忘れていた。昔書いた作品を読み返すことはないので、何を書いたかまったく憶えていない。自分の責任で必要な部分をデータ化して佐々木幹郎に送ると約束した。その場で走り読みしたところに、たまたま佐々木幹郎を批判するような箇所があったのだが、その部分は割愛することにしよう。

04/21/土
休み。明日の日曜は出勤なので貴重な休日。しばらく車を動かしていないので高速をクルッと一周。あとはパソコンに向かう。来週もその次も予定がぎっしりつまっている。うーん。どういうことだ。

04/22/日
日曜出勤。武蔵野キャンパス内に「むさし野文学館」という展示施設がオープンした。そのおひろめのシンポジウム。この小さなミュージアムは秋山駿先生の奥さまからのご寄付を基金として、大学がスペースを提供してくれたもので、担当の土屋忍先生がユニークな設計の素晴らしい展示施設をプランしてくださった。おひろめは好評で、その後の懇親会も盛り上がった。学長の参加もあり、充実した1日となった。ふと気づくと、明日も大学の宴会だ。まあ、宴会は嫌いではないのでいいのだが。

04/23/月
本日は授業はないが、新任の先生方の歓迎会で吉祥寺の中華料理屋へ。歓迎会はこの店というのが恒例になっている。今年は2人、新任の先生に来ていただけることになった。りっぱな業績をお持ちの方で、教員の陣容が一挙にレベルアップした。雑用をこなせる若い先生を採用したいという思いもあるのだが、レベルアップの方が優先されたが、それで皆さんが元気になった感じがして、よかったと思っている。和やかな会で、これからのチームワークもうまくいくと感じられた。帰りに中央線に乗ったら、突然、この電車は新宿止めと言われた。中野で各停に乗り換えた。酔っているのであっという間に御茶ノ水についた。昨日も宴会だったが、宴会は毎日あってもいいものだ。

04/24/火
2限だけの日。そのまま研究室に戻らずに自宅に。少し仕事をしてから新宿へ。月に1度のマッサージ。入口で待っていると、自分の前にマッサージを受けていたおばさんが、「あたしよ」と声をかけてきた。女優の三田和代さんだった。姉と会う時は心の準備がいる。不意を衝かれた。二十数年前のことだが、電車の中でツッカケをはいた半ズボンの若者から肩をドンと突かれた。不良にからまれたと思ったのだが、上智大学生の次男だった。わたしはつねに孤独をかかえて歩いているので、突然に知り合いに会うとドギマギしてしまう。

04/25/水
大学。2限と3限。これだけなら楽だ。明日は2限から3限まである。

04/26/木
本日は2限、3限、4限。すべて学生たちにプレゼンテーションさせるので、ただ聞いているだけ。元気が余っていたので三鷹まで歩く。玉川上水から分岐した水路を暗渠にして公園にした細長い緑地が続いている。玉川上水は台地の尾根筋を通っているので、ゆるやかな登り傾斜だ。上水の直前で左に折れると昔の商店街の道筋になる。ここも何かしら風情がある。直線距離では武蔵境の方が近いはずだが、緑道、商店街、それから駅前通りと、途中で雰囲気が変わるので、三鷹の方が近く感じられる。

04/27/金
出版社との協議会を月に1度やっている。最初は統一契約書についての協議だったのだが、話がまとまったあとも集まりが続いていて「出版の未来を考える会」と名称を変更することになった。会費の振込口座の名称を変えないといけないので担当者と銀行に出向く。三田が会長なので自分で出向かないといけない。30分くらいかかった。それでもオーファン委員会までに1時間ほどアキ時間があったので、赤坂プリンスの一階のケーキ屋に行く。コーヒーとケーキのセットが1000円。いい時間だ。自分の仕事も少しできた。ノートにメモをとる。オーファン委員会は本質的な話し合いが始まったが、結局、抜本的な解決はいまのままでは難しい。それでも3年目に入る実証事業を今年も続けることになりそうだ。

04/28/土
明日、メンデルスゾーン協会の委員会が急に入ったので休みは本日だけになった。急に思いついて西新井大師に行くことになった。地名のみ知っているが行ったことがなかった。どうやって行くのか。千代田線で北千住に向かい、東部に乗り換えると急行で1駅目、西新井で乗り換え。1駅先が終点の西新井大師前駅。駅から寺域が広がっている。寺の西側に池がある。寺の西に湧き水があったので西新井というのだろう。ここの「大師」は弘法大師。たぶん川崎大師もそうだろう。行ったことはないが佐野厄除け大師は空海ではないらしい。商店街の先に広い道路があった。環七か。東池袋行きのバスが来たので乗る。妻は無料のパスをもっている。池袋で買い物をして丸ノ内線で帰る。まあ、いい天気が、気分がよかった。ところで、いまアメリカでは、Footballのドラフトをやっている。32チームもあるので、毎日、1人ずつ指名していく。日本のプロ野球のような抽選はない。ビリのチームから順番に指名していく。ビリのブラウンズは1位指名だけでなく、トレードの交換条件で他チームのドラフト順位も入手していて、新人をがっちり確保している。今年はQBが豊作だと言われている。最も評価が高い南カリフォルニア大学のダーノルドは意外にも3位指名でジェッツが交渉権を得た。指名順位1位のブラウンズは同じQBだがオクラホマ大のメイフィールドを指名した。こちらの方がクレバーな感じがするからか。チーム事情にもよるのだろう。下位のチームは結局、頼れるQBがいないので、ずらっとQBを選ぶかと思っていたがそういうわけでもなない。1順でQBを指名したのは1位のブラウンズがメイフィールド、3位のジェッツが本命のダーノルド。7位ビルズがアレン、10位カージナルスがローゼン、32位レイブンズがジャクソンと、1順でのQB指名は5チーム。まあ、使い物になりそうなのはこの5人ということだろう。昨年大敗して指名順位2位のジャイアンツはRB(ランニングバック)のバークリーを指名した。ジャイアンツにはスーパーボウル2度制覇の37歳イーライ・マニングがある。あと2年くらいはまだやれそうなので、弱点だったRBを補充したのだろう。体力勝負のRBは新人でも活躍できる。スーパーボウルで大活躍したイーグルスのRBクレメントも新人だったし、セインツで大活躍したカマラも新人だった。来シーズンのジャイアンツは期待できる。ジャイアンツは2順でガード、3順でラインバッカーとディフェンシブタックルを補充した。ガードやタックルなどのラインは有力な新人を押さえておくことが大事だ。イーグルスはトレードを重視して、ドラフトではタイトエンドを補充しただけだ。スーパーボールでQBのフォールズにパスを投げたバートンはトレードに出された。バートンは第2タイトエンドなどでその補充で新人を入れたのだろう。スティーラーズは守備のセーフティーとワイドレシーバーを選んだあと3順でQBのルドルフというのを選んだ。スティーラーズのQBロスリスバーガーも老人なので、代役としていちおう新人を1人押さえたのだろう。シーホークスはRB、ファルコンズはワイドレシーバーを選んだ。こういう上位チームのエースQBが健在なので他の選手を補強できる。カウボーイズも若いQBとRBが活躍しているので、ドラフトはインサイドラインバッカー、ガード、ワイドレシーバーとさまざまなポジションの選手を補強した。で、この時点での予想はというと、イーグルスは2連覇できるのではないか。対抗は同じ地区のジャイアンツとカウボーイズだ。この東地区は激戦になる。ペイトリオッツはもはや下降するしかない。スティーラーズもロスリスバーガーが心配。タイタンズがダークホースとして出てくるような気がする。などということを考えていたら、集英社新書の原稿が集英社の担当者のご意見がついて戻ってきた。連休はこれに対応しないといけない。ご意見はPDFで来たのだが、自宅のプリンターは速度が遅いので、月曜に大学のプリンターでプリントして、浜松の仕事場にもっていくことになるだろう。世の中はもう連休が始まっているのだが、大学は月曜、火曜と授業がある。

04/29/日
日曜だがメンデルスゾーン協会の理事会。神保町のブックカフェなので歩いていけるのだが、大学のメールを書いていたら時間がぎりぎりになってしまったので、一駅だけ地下鉄に乗ってしまった。

04/30/月
中央線に乗ると高円寺、阿佐ヶ谷などに止まらない。ああ、今日は休日なのだと思う。大学は独自の暦を設定していて月曜が祝日でも休まないことが多い。月曜の授業が進まないからだ。とういうことで本日は出勤。学科会だけだが、早めに行って、入稿前の最終チェックがエンピツで記入されたPDFをプリント。学科会の資料と、来週の院ゼミの資料も作る。学科会はいつものように長びく。やれやれ。やっと終わる。明日は仕事場に出発だ。本日は4月が終わる。もう入稿していると思っていた原稿が戻ってきた。まあ、よくあることなので、指摘されたポイントを修正して対応したい。とにかく新年度が始まって大学の授業が動き出した。新2年生が活発なので楽しみだ。



次のノート(5月)に進む 3月へ戻る

ホームページに戻る