本日
05/02/土
昨日は緊張しながらATOKを入れた。13年間使っていたWindows7を購入した時に一太郎の当時の最新版をUSBメモリの形になっているものを購入した。DVDのついていないパソコンでも使えるということでUSBメモリにしたのだが、大学の研究室のパソコンでも使えた。勤務の途中でそのパソコンがWindows10に変わったのだが、問題なく使えた。今回は11なので機能するかどうか、そもそもインストールできるか心配だったのだが、問題なく中に入ってくれた。今回は一太郎はもう使わないのでATOKだけのインストールだが、問題はキーカスタマイズがうまくいくかということだ。ぼくは長らく東芝の専用ワープロを使っていた。そのキー配置に慣れていた。パソコンを購入しても、原稿を書くのはポータブルの東芝ルポで、原稿が仕上がるとフロッピーでパソコンに入れてプリントするなり編集者に送るといったことをやっていた。パソコンでも原稿を修正することがあるので、パソコンで原稿を書こうととすると、東芝ルポと微妙にキー配置が違うことに気づいた。そこでキーカスタマイズというのをやってみた。スペースキーの右隣にある変換キーをカタカナ変換に変えるとか、そういった修正だ。東芝ルポのキー配置がそうなっていた。それからいくつかのキーを押した時に思いがけない作動をすることがあって、そうしたものをすべてチェックした。問題は自宅のパソコンも何回か買い換えたし、研究室のパソコンもあるので、このキー配置をどうやって伝えるかだが、何とかなるということはわかっていた。しかしそういうことはめったにないので、やり方を忘れてしまっている。今回もかなり手こずったのだが、何とかうまくいった。いまこの原稿を書きながらも、変換キーを押すとカタカナになってくれるのでとても嬉しい。ハイパーテキスト用の改行マークや改行して1行アキがすぐに出る。
05/03/日
ワードの見かけの画面は見慣れたものになったのだが、まだ挙動がおかしい。ページの表示が異常だったり、改行すると一字下げになるのだが行頭にスペースが入っていない。印刷するだけならいいのだが、印刷所のデータにするにはスペースが入っていないといけない。設定を探るとまだ開けていないボックスがいくつもあることに気づいた。さまざまな項目の詳細設定の押しボタンがある。開けていくといろいろ便利な機能が書いてあるのだが、ほぼすべてのチェックを外していく。13年前にも同じ作業をやり、ゼミの学生たちにも指導してきた「チェックをすべて外す」作業だがすっかり忘れていた。キータッチの感じも旧パソコンと少し違うのだがすぐに慣れるだろう。タッチパッドの位置はいいようだ。前のパソコンは使い始めの時にカーソルの挙動がおかしかった。左手の一部がタッチパッドに触れてカーソルが移動してしまうのだ。タッチパッドの感度を弱めると使いやすくなったが、新しいパソコンではそのような挙動不審はない。まあ、少しずつ使いやすくなっていくのだろう。
05/04/月
名古屋の孫たちが筑波で開かれるロボットの催しに参加するとのことで、次男が夜中に車で走って筑波に送り届け、そこに車を置いて、電車でこちらに到着した。集合住宅のゲストルームを確保してあるので次男はそこで仮眠して昼過ぎに部屋に戻ってきた。夕食は近くの中華に予約した。次男と語り合うのは久しぶりのことだ。いつも昼前に列ができている中華の店。夜は5000円からのコースがあるのだが、一口サイズの料理ばかりで老人にはちょうどよかった。息子には少し足りなかったと思うが、息子ももう若者ではないので昔のように食べないのかもしれない。久しぶりに嫁さんや孫のいない、息子と単体と話ができてよかった。
05/05/火
妻と次男が、孫たちのロボット大会を見に行くというので同行する。つくばエクスプレス。秋葉原までは歩いていける。つくばに行くのかと思ったら手前の柏の葉キャンパスというところ。駅前にららぽーとがある繁華街だった。去年、スペインの孫が最初に通っていた病院のある横浜のセンター南と雰囲気が似ていた。駅前のホテルが会場で、ロボットの競技。熱戦が続いておもしろいようではあったが、ルールがよくわからないのでどちらが勝っているのかもよくわからず、気持が盛り上がらなかった。昼休みにららぽーとを歩いていると登山グッズの店があって、次男に登山靴を買ってやった。競技が終わり孫たちは団体行動なので、駅前で次男と別れた。車で四日市まで帰るのだが、東名までが渋滞していて、結局8時間ほどかかったようだ。ぼくと妻は電車で秋葉原へ。北千住で乗り換えると千代田線で住居の近くの駅なのだが、事前に調べてみると乗り換えがたいへんに複雑なので秋葉原から歩くことにした。大学に勤めていたころ、北千住の裏手の中学校で教え子が教育実習をやるのを見にいったことがある。北千住の駅の外に出たのはその一回だけ。つくばエキスプレスに乗ったのは、昔、守谷というところで乗り換えて下妻で講演をした。『親鸞』を書く前のことで、下妻が親鸞の所縁のあるところだとは知らなかった。つくばエキスプレスというのは、何もないところに敷設された線路で、駅ごとに整備されて発展しているようだ。
05/06/水
連休の最終日。この期間は会議もないのでのんびりできたし、昨日は孫の姿も見れた。次男とも久しぶりに言葉を交わせてよかった。思い起こせば昨年スペインの孫娘が来ていた時も、次男は東京に来て、いっしょに高尾山に行った。次男も家族を大事にしているということがそれで感じられた。ぼくは二人の息子を育てただけだが、スペインに4人、名古屋に2人、孫がいる。それはとても不思議なことだ。ぼくの寿命はあと数年なのか、十年くらいなのかわからないが、生きている間は、家族との交流は続いていくのだろう。さて、新しいパソコンの整備はほぼ終わった。ネットにつなぐこと、メール、ホームページのアップ、そして、ワードで原稿が書けること。それくらいのことができればいいと思っていたが、ぼくは原稿を書く合間に、フリーセルというゲームを頻繁にやっていることに気づいた。新しいパソコンにもフリーセルはついているのだが、なぜか広告が入るようになった。旧いパソコンを見ると「ゲーム」というファイルがあって、そこにフリーセルとソリティア、それに長男から貰ったトランプゲームが入っていた。コピーして新しいパソコンに移したら、使えるようになった。ソリティア、フリーセル、マインスイーパーは、Windows3.1の時から入っていた気がする。95や98にも標準装備されていた気がするのだが、Windows7にはついてなかったので、その時にコピーした記憶がある。コピーするだけでは動かないのが1つあったのだが、関連するデータファイルをコピーすれば動くようになった。「ゲーム」というファイルにはそのデータファイルも入っていないので問題はない。
05/07/木
このところ新しいパソコンの整備のことばかり考えていたが、どうやら慣れてきた。これまでWindows10どころか、Windows7を使っていたので、ネットで見られるものは限られていたのだが、これでようやく世の中の動きに参加することができる。いままでどうしていたかというと、iPadに転送することで、会議に出たり、必要なサイトにつないだりしていた。引き続きズームはiPadで参加する。資料をパソコンで見て、2画面で対応できるから。それ以外のことはパソコンだけで対応できるようになった。さて、しばらくFNLのことを書いてないので、各チームの先発QBの現状について書いておく。Aカンファから。東のペイトリオッツは昨シーズンのカンファ優勝を果たしたメイ。まだギャラの安い新鋭なので今シーズンも補強をしてスーパーを狙える。ビルズはジョシュ・アレン。今シーズンこそはスーパー出場を狙う。ここは2強2弱だ。ドルフィンズはタゴヴァイロアをファルコンズに放出して、パッカーズの控えだったウィルスを移籍させた。大丈夫か。昨シーズン3勝だったジェッツは惜しいところでビリにはなれず、ドラ1QBを採れなかった。そのビリになったレイダーズからスミスを移籍させた。先発出場でビリになったQBでどう闘うのか。今年もビリ候補だ。北は昨シーズン地区優勝のロジャースとの契約がまとまっていない。引退もありうるベテランだが、とりあえずドラフト下位でペンシルベニア大のアラーというQBを採った。育成して来年に備えるということか。ロジャースが復帰しても多くは期待できない。レイブンズはラマー・ジャクソンが健在だが、走り回るQBはどこかに限界がある。ベンガルズはバローの体調が万全なら地区優勝候補。控えは大ベテランのフラッコ。万年最下位のブラウンズは昨シーズンの終盤に新人サンダーズか2勝してドラフトの順番を下げてしまった。本人にとってはクビがつながった。トラブルを抱えたワトソン復帰の可能性もあるが、サンダースを育てた方がいいだろう。南はローレンスのジャガーズとストラウドのテキサンズは安泰。怪我で途中失速したダニエル・ジョーンズのコルツも有望でここは3強1弱。昨シーズンのドラ1QBウォードを要するタイタンズも、補強がうまくいけば4強のデッドヒートに参加できる。西はカンファ決勝まで行ったボー・ニックスのブロンコスが強い。ハーバードのチャージャーズ、怪我から復帰するマホームズのチーフス、そしてドラ1QBのメンドーサのレイダーズ。ここも4強といっていいだろう。このカンファは2強、ベンガルズ1強、4強、4強で、プレーオフ候補が11チームある。4チームが脱落する。デッドヒートが期待できる。Nカンファ東はハートで安泰のイーグルス、プレスコットのカウボーイズ、ダニエルズのコマンダーズ、ダートのジャイアンツと先発は昨シーズンのまま。いまのところイーグルスの1強だろう。北はケイレブ・ウィリアムズのベアーズに、ラブのパッカーズ、ゴフのライオンズ、それにカーディナルスからマレーを移籍させたバイキングスと、4強状態。昨シーズも全チームが勝ち越した地区だが、ケイレブが頭ひとつ抜け出している。南は全チーム負け越し。メイフィールドが元気ならバッカニアーズ、ヤングが成長すればパンサーズ、移籍のタゴヴァイロアが活躍すればファルコンズ、去年の後半に台頭したシャックに期待がかかるセインツ。今年も4弱ながらデッドヒートが期待できる。西は激戦地区。スーパーを制したシーホークスはダーノルドが健在。ラムズのスタッフォードはシーズンMVPの活躍。パーディーの49ナーズと、3強のなかからカンファ優勝が出そうだ。1弱のカーディナルスは先発マレーを放出してチーフスの控えのミンシューを採ったが1弱はまちがいない。マイアミ大からカーヘソン・ベックを採ったが新人に多くは期待できない。それでも今年も西地区の3強に注目が集まる。ケイレブのベアーズ、ヤングのパンサーズ、ダニエルズのコマンダーズ、ダートのジャイアンツなど、新鋭QBの急成長に期待したい。いまの時点でのスーパー対決はブロンコス対ラムズ。西地区同士のスーパーになる。同じく西地区同士のチーフス対49ナーズというのはぼくの願望。
05/08/金
世の中が動き始めたので会議のスケジュール調整のメールが次々に来るのだが、来週と再来週は文士劇の稽古で忙殺されることになる。いよいよ本格的な稽古場を借りて立ち稽古ということになるのでこの週末に台詞を憶えないといけない。それと明日は床屋に行く。レッド・バトラーの髪型になるようにスタッフに言われているのだが、どうすればいいのだ。とりあえずパソコンは使えるようになっているので、作業は進めている。歴史時代作家協会のホームページに連載している『女が築いた日本国』のストックが少なくなってきたので、少し先に進めている。それから第四部に取り組んでいるシリーズの第一部『崇神戦記』を季刊の『文芸思潮』に連載させてもらえないかと交渉していて、オープニングのあたりを読み返している。ただ新しいワードを完全に使いこなしていないのでいろいろと謎の動きに遭遇する。しかしWindows7に比べれば圧倒的に反応速度が速いので、快適ではあるし、ストレスは少なくなった。しかし慣れていた環境とは異なる状況になってことで、別のストレスがあるようにも思う。これは慣れることで解決するしかない。
05/09/土
ぼくは後期高齢者だが、この年になるまで、ワックスやグリースの類を髪につけたことがない。髪はいつもボサボサで、若いころは長髪にしていたが、長いのは見苦しいので、妻の顔色をうかがいながら、適当なところで理容店に行くようにしていた。だいたい3ヶ月に一度くらいか。ところが『風と共に去りぬ』のトツト・バトラーを演じるにあたって、クラーク・ゲーブルの髪型と指定されたので困惑している。理容店でその髪型にカットしてもらっても、毎日、自分でセットするのはたいへんだし、そんなことはやりたくない。ということで、今日は朝一番に、自宅から最も近い理容店に行って相談することにした。ひどく暗い店で外から店内がうかがえない。最近できた店で、淡路町の駅に行くコースなので店の前を通るのだが、どうせ客はいないだろうと思っていた。で、今日、初めて店のなかに入ってみると、満席だった。しかも予約できっちり埋まっているのだという。オーナーが出てきたので、二週間後の週末の土日の予約を入れた。その日はセットだけで、その前に髪を切って調整する必要があるので、カットは来週の土曜日に予約を入れた。その日は練習があるので、演出家に見せることができる。ということで、予約がとれたのであとはその日に店に行けばいい。これで少し気持が軽くなった。パソコンもいまはストレスなく動いている。ネットの閲覧は入ってくる広告が多いので、旧いパソコンのインターネットエクスプローラーの方が使いやすい。不必要なソフトを削除したので旧いパソコンのギガも少しアキができたので使えるようになっている。メールソフトのデータが踏襲できなかったので、必要があれば旧いメールソフトでアドレスを確認したりする必要があるので、旧いパソコンはいまもすぐに使える状態にしてある。ということで、懸念していたことはすべて解決したので、この週末はのんびりできる。来週の月曜日からはいよいよ本格的な立ち稽古になるので、この二日間で台詞をすべて憶えたいと思っている。
05/10/日
いよいよ明日から本格的な立ち稽古が始まる。台本なしで演技に集中したいので台詞を憶えないといけない。しばらくは自分の作業を中断することになる。全体の責任者をしているのでいろいろと調整しなければならないことも多く、これからの二週間は自分の仕事はできないだろう。
05/11/月
本格稽古初日。演劇関係者の牙城ともいえる「新宿村」という稽古場。広いスタジオを一週間借りている。朝イチのメールで上履きを持参との指示。マンション内で郵便物や夕刊を取りにいく時にはくサンダルを荷物に入れる。多くの出演者が集まっている。スカーレット1が夕方から来るというのでそこを飛ばして、2番目の綿谷りささんと島田雅彦さんの絡みを中心に、その他の群衆劇。皆さん熱がこもってきた。岩井志麻子さんと荻野アンナさんがやりたいようにやっている。文士劇だからそれでいい。5時間の稽古で前半がほぼ終わった。これまで群衆の一人としてダンスなどにも参加していたのだが、本番では出なくていいことになって助かった。後期高齢者なので体力を温存したい。終わって伊沢さんたちと軽く飲み会。とにかく土曜日まで持ちこたえたい。
05/12/火
本日は主に後半の立ち稽古。ぼくの出番は三場面だけなのだが、すべて実演して、憶えたはずの台詞がなかなか出てこないことを痛感した。順番どおりなら何とか出てくるのだが、途中からやるように指示されると台詞が出てこない。相手役の台詞がまだ充分に記憶しきれていないので、どういう成り行きで台詞が進んでいくかがわかっていないのだ。自分で小説を書いていると流れで次々に台詞が出てくるのだが、芝居の進行とは少し構造が違うようだ。
05/13/水
朝のNHKを見ていると村山由香さんが出演していた。お疲れになって今日の稽古は休まれるかと思ったのだが、少し遅れて来られて、ぼくとの二人きりの場面の稽古。問題なく一回で完了。今日は文芸家協会の理事会もあって、休んでいる人が多く、代役を立てての断片的な稽古。それでもおもしろい場面がいくつもあって、見ていて笑ってしまった。終了後の飲み会は、いつも伊沢さんとぼくとは出席している。この二人だけになるかといつも思うのだが、伊沢さんの熱心なお声がけで、今日は女性が3人参加してくださった。ありがたいこと。
05/14/木
稽古スタジオでの立ち稽古の4日目。7日連続の稽古で、皆さん自分のスケジュールもあるので入れ替わり立ち替わりだが、ぼくは責任者なのでフルに出席。皆さんのようすを見守っている。通しの稽古もあって、ぼくの出番の3つのシーンも順調だが、演出家の指示が的確で学ぶことが多い。ぼくは素人ではあるがそれなりに演劇は見てきたので、批評的に見ているつもりだが、自分が演じてみると単調になりがちだということが指摘されるとわかる。考えが浅いということ。さすがに演出家の目は鋭い。まじめそうな人だったが、いろいろとおもしろいアイデアが出てきて、けっこうおもしろい舞台になりそうだ。終わってから、仲間の数人と、YouTubeで山本周五郎賞の発表を待つ。スカーレットAの蝉谷めぐ実さんが候補になっている。スカーレットDの村山由佳さん、アシュリーの阿部公彦さんらとともに、固唾をのんで見守っていると、蝉谷さんの受賞が発表された。皆で歓声を上げた。実は百周年のもう一つの事業でドキュメンタリー映画も撮っている。その1シーンになるかもしれない。蝉谷さんは歴史時代作家協会賞の新人賞を受賞しているし、早稲田の演劇家の後輩でもあるのでまことに嬉しい。
05/15/金
毎日新宿村という稽古スタジオに通うようになって5日目。もはや完全な日常になっている。出演者が完全に揃うわけではないが、劇作家の道又さんが男役、演出助手の日沼さんが女役を演じてくださるので、スムーズに通し稽古が進んでいく。通しになると流れで話が先に進んでいくので、自分の出番になって感情を高めるのが難しい。それと相手役の近くにいると何となく負けそうになるので頑張らないといけない。今日は飲み会なし。これから本番までは体調を維持するために飲み会はキャンセルしたい。
05/16/土
朝一番に近くの理容店へ。クラーク・ゲーブルの髪型にしてもらう。スタジオにもヘアメイクの人がいて、より強く固めてくれた。頭を油で固めるのは生涯で初めて。77歳になってこんな体験をするとは思わなかった。
05/17/日
月曜から七日連続で新宿村スタジオに行く。これまで毎日、都営新宿線で新宿乗り換え大江戸線で中野坂上から歩いていたのだが、今日は最終日なので試しに淡路町から丸ノ内線に乗った。淡路町と都営の小川町とは、駅の名が違っているけれども改札は隣接している。しかしぼくの住居から行くと、交差点の反対側に回って階段を降りていかないと、荻窪方面のホームには行けない。それがめんどうなので利用しなかったのだが、今日は丸ノ内線に乗った。これなら乗り換えなしで行ける。中野坂上の一つ手前の西新宿で降りて行ったのだが初めてのことで少し道に迷った。帰りは最短の経路に西新宿から四谷まで乗って、そこで中央線快速に乗り換えた。結局、この経路が時間的には最短だった。で、稽古の内容は、これまで休んでいる人がいて充分にできなかった場面を確認してから、通し稽古。ここまでアドリブは封印していたのだが、共演者の反応が心配なので、用意していたアドリブを全部出した。楽屋落ちみたいなものだが見ている人から笑いが起こった。まあ、大丈夫だろう。新宿村というのは、演劇の稽古場が密集したようなところで、別のフロアでは若い出演者の出入りがあった。われわれの場合はぼくのような高齢者も混じっている。若いといっても、四十代くらいが多い。一番若いのは蝉谷さんだろうが、三十は超えている。それでも全員、初々しい感じで演技に取り組んでいる。長い一週間が終わった。毎日が充実していた。
05/18/月
本日は予定表によると大道具などの紀伊國屋ホール搬入の日。明日は仕込みで、2日間、稽古はお休み。と思っていたら、ホールでの稽古初日はぼくの出番のシーンは稽古しないとのことで、3日間のお休みとなった。ぼくの体内には80パーセントはレット・バトラーが入っていたのだが、どんどん抜けていく感じがする。本日はネット会議が2件あって、iPadの画面に向かうだけだが現実に引き戻される。とにかく今週の週末には本番があって、それでバトラーから解放される。それまで感情の高まりを持続させたい。
05/19/火
今日も稽古は休み。先週は毎日稽古していたので、休みといわれてもぼんやりしてしまう。久しぶりに深川ギャザリアのイトーヨーカドーに行く。深川に行くのは、車を動かすためだが、4月の末に車の点検で修理工場まで動かしたし、その前は浜松の仕事場に行ったので、深川に行くのは実に久しぶりだ。木曜、金曜と稽古で、土曜、日曜が本番となる。衣装をつけた状態で弁当を食べるので衣装を汚さないように、何かはおるものを、という指示があったので、ユニクロでウィンドブレーカーのようなものを買う。3時には自宅に戻れたのでパソコンの前にのんびり座る。先週は連日稽古だったのでパソコンはメールを見るくらいしか使っていなかったのだが、それでもいろいろと微調整をして、不具合を修正している。結局のところ、インターネットエクスプローラーは使いやすかった、という思いが強い。自分のホームページの修正が簡単にできた。いまも何とか修正はできているのだが、やり方が違うまでまだ慣れていない。いま、メモ帳の文字を大きくできたので見やすくなった。
05/20/水
今日から本番と同じ新宿紀伊國屋ホールでの稽古が始まる。参加する予定だったが、本日は前半だけの稽古ということで、ぼくはお休みということになった。ぼくの他にも後半だけの役の人はいるのだが、冒頭の奴隷たちの歌とか、中盤のダンスのシーンとかの群衆に、皆が参加しているので本日も稽古がある。ぼくだけは高齢者のゆえか免除されたのでお休みにしてもらえたのだが、何だか体内からレット・バトラーの霊が抜けていくような気がする。歴史時代作家協会のホームページに連載している『女が築いた日本国』はストックがまだあるのだが、先の方を書いていて、そろそろ締めにかかろうかと思っている。尼将軍政子まで書いて、最後に女帝論をやってまとめとするつもりだ。
05/21/木
指定された時間に紀伊國屋ホールに出向く。ここでは何度も芝居を見た。自分の講演会をやったこともある。姉が出演している時に届け物をしたこともあるのだが、久しぶりに裏に回ってみると、こんなに狭かったかと驚く。今日はフル装備。ヘアメイクでがちがちに頭を固められ、白髪も黒くされ、化粧もされて、若返った。衣装を着るのは二度目だが、どうも上着が合わない。胸板がうすいのが原因と言われて、ワイシャツの下にタオルでつめもの。やっかいなことだが、指導に従うしかない。本日は出入りのチェックが主眼。新宿村での稽古では、枠だけがあったところに、実際にドアがある。この出入りのチェックを場合わせというらしい。場合わせの確認のあと、実際に台詞を言って演技をする。台詞はもう頭に入っている。時々カンニングボードに目をやるのだが、それは相手役の台詞の長さを確認するためで、自分の台詞の時はボードを見ないようにする。下ばかり見ていると姿勢が悪くなるし暗いキャラになってしまう。相手役からアドリブの指示があって、少し緊張したが、うまくいった。文士劇だから、こういう遊びがあってもいい。夕食休憩のあとは第一幕の通し稽古。それで本日は終了。こちらは第一幕には出ないので、弁当を食べたら帰宅した。
05/22/金
本日は私服で第二幕の通し稽古のあと、ヘアメイク、メイク、衣装を装備してゲネプロ。衣装の上着がうまくフィットしないので、シャツのなかに詰め物をする。台詞はまずまずだが、まだ感情がこもっていない。明日は本番。子どものころ児童劇団にいたとはいえ、大人になってから舞台に上るのは、早稲田文学部百周年の歌舞伎以来だ。それでも講演はよくやるし、大学の教壇にも立っていたので、お客さんを相手にすることには慣れている。上がることはないと思っている。
05/23/土
いよいよ本番。今日は昼夜二講演。ぼくは後半しか出演しない。他の人はその他大勢での出番があるので、控え室からいなくなって、ぼく一人になってしまうのだが、早めに招集がかかって楽屋へ。ヘアメイクに化粧、ヒゲをつけて完了。衣装係は忙しそうなのでいったん舞台裏の待機所に移動。少し手があいたところでぼくの衣装をつけてもらう。シャツの下に詰め物。これがけっこう苦しい。胸板がうすいのを補強する。客席から笑いが聞こえてくる。荻野アンナさんの駄洒落がウケている。休憩のあと第二幕が始まった。まだ出番が来ない。スカーレットのドレスを縫う場面がミュージカル仕立てになっている。そのあとでぼくの出番がある。最初は留置所にスカーレットが訪ねてくる場面。最後に別れるところで笑わないといけない。笑うのはけっこう体力が必要だ。二度目はスカーレットに結婚を申し込む場面。そしてエンディング。すべてうまくいった。二回講演は疲れるかと思ったが、気持の高揚の方が大きい。他の出演者もいい感じに高揚している。この文士劇をやってよかったと感じられた。何よりも全員のチームワークの良さが感じられた。これは孤独な創作の作業では得られないものだ。
05/24/日
文士劇の最終日。無事に終わった。三田和代さんにチケットを送ったのだが見にきてくれたようだ。客席に三田和代がいたということが楽屋に情報として飛び交っていた。林理事長が挨拶に行ったようだ。こちらはそんなことに関係なく舞台に集中する。すべての演技が無事に終わった。村山由佳さんとのアドリブのやりとりもうまくいった。夕方打ち上げ。皆さんに残っていただいて、ご挨拶ができた。よかった。これですべてが終わった。文芸家協会関係ではあとは6月の総会、イベント、懇親会があるが、これはこちらが責任者ではないのでただ見守っていればいい。SARTRASや教育フォーラム関係の会議はこれから続いていくし、歴史時代作家協会の会議もあるので、のんびりするわけにはいかないが、文士劇のプレッシャーからは解放されるので気持はすこしほっとしている。
05/24/月
一昨日、昨日と、文士劇の3回の公演が終わって、やや脱力感。この2週間、連日の稽古で、骨の髄までレット・バトラーになりきっていたので、なかなか元に戻らない。今日は丸一日の休養日。パソコンに向かっていても、ただネットで遊んでいるだけ。フットボールのことも頭に浮かんでこない。明日は会議が2件。それで元に戻れるだろう。
05/25/火
日常が戻ってきた。朝10時からネット会議。夜は歴史時代作家協会のリアルな理事会。ここはリアルな会議のあとは必ず飲み会になる。それが目当てで出席する。飲み仲間がいるというのは楽しい。
05/26/火
今日も公用なし。少しほっとしている。文士劇の精神的な疲労が回復しつつある。まあ、理事長から責任者に指名されて務めを果たせたのでよかったと思っている。レット・バトラーを演じたことはいい思い出になったし、共演者と交流できた。スタッフの人々の労苦に感動を覚えた。後期高齢者なのでこの経験を活かして明日につなげるといったことはまったくないが、まあよかったと思っている。
05/27/水
酒を買いにいく。近所の酒の安売り店。4リットルのボトル。これを何日かけて飲むのか。この前買った時はアサヒビールのハッカー騒ぎでいつも飲んでいるブラックニッカがなくて、別のものを買った。ずいぶん前だと思う。とにかくリュックに4リットルのボトルを入れて汗をかきながら帰ってきた。今日もほぼ一日パソコンの前に座っていたが、作業は進まず。『神功』は草稿が尽きて未踏の領域に入ろうとしている。プランはあるのだが手順の具体策がない。『女が……』もストックが尽きた。これは草稿がまだ少しあるので見直すだけでいい。
05/28/木
SARTRAS理事会。いろいろと決めなければならないことがあって時間が長引いた。この2週間ほど文士劇にひたっていたので、SARTRASのことは完全に頭のなかから消去されていたのだが、来月の理事会では理事長が交代して新しい体制に移行することになる。気を引き締めて対応しないといけない。
05/29/金
本日は日本点字図書館の理事会。ここではいつも議長を任されている。いまの理事のメンバーのなかでぼくが一番古い。20年以上、点字図書館とは関わっている。幸い、まだ目は見えていて読書もできる。理事長と館長は障害者で、点字が出てくる電子手帳で挨拶などをする。すごいことだといつも思っている。
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