本日
03/02/月
近所の医者に行っていつもの薬を処方してもらう。それから妻の運転で深川ギャザリア。前回、冬のベストを買ったばかりだが、今回は夏のベストを買った。冬のベストは自宅で着る。妻が寝たあとは床暖房を切って、2台動いていたエアコンも1台にする。余熱で何とか自分が寝る時間までもたせようとする。少し寒いので、厚手のベストを切る。夏のベストはティーシャツだけで外出する時に、スマホなどを入れるポケットが必要なので薄手のベストを着る。ぼくは着るものにはこだわらないのだが、ベストだけは何着ももっている。
03/03/火
ひなまつり。ぼくのところには息子2人しかいなかったから、ひなまつりとは無縁だったが、スペインの長男のところに娘が生まれた時に、ミニチュアのひな人形を送った。その後、スペインに荷物を送るのがだんだん難しくなってきたが、娘3人にそれぞれプレゼントを贈った。最後に男児が生まれたので鯉のぼりを送った。まあ、そんなことだが、スペインの3人娘は全員が大学生なので、もうひな人形を飾ることもないだろう。さて、本日はSARTRASの役員が着て、来年度の方針などを説明。ぼくの役目はとくに変わりがないとのこと。いまは文藝家協会の百周年事業で頭がいっぱいだが、SARTRASの年度は6月からなので、そのころにはすべてが終わっている。
03/04/水
今日は快晴で富士山が見える。昨日の雨は富士山では雪だったようで、全体が真っ白になっている。富士山を初めて見たのは中学校の修学旅行で、白糸の滝なども行った覚えがある。東京に住んで初めて富士山を見たのは、井の頭線の渋谷から一つ目の神泉に住んでいて、渋谷のNHKの近くを散歩していた時に突然、目の前に富士山があってびっくりした。吉祥寺に引っ越すと売れ残ったマンションの部屋が賃貸になっているところで、6階だったのでいつも富士山が見えた。その後、八王子に引っ越したのだが、自宅からは見えないものの、家の前の道路に出ればいつも見えていた。三宿に引っ越すと富士山とは縁のない日々だった。そこに27年も住んでいた。いまの集合住宅に移って14年になる。ここは目の前のビルの屋上にいつでも富士山がいる。富士山がいたからどうということはないのだが、できれば死ぬまでここにいて毎日富士山を眺めていたいと思っている。
03/05/木
ホロヴィッツのミステリーを読んでいたら、『テネット』に出演する俳優が出てきた。『TENET』というAKASAKAみたいな回分になっているタイトルのこの映画は自宅のテレビのハードディスクに録画してあるのだが、何度見ても意味がわからない。同じ監督の『インターステラー』というのはわかりやすいタイムパラドックスなのだが、『テネット』の方は未来から来た事物が時間が逆転した動きをするので、何が何やらわからなくなる。そういう視覚効果をおもしろがっているだけなのかもしれないが、いちおうストーリーはあって、種明かしのようなエピソードもあるのだが、何度見ても謎が残る。まあ、これからもひまな時に何度も見ようと思っている。本日のトップニュースはチーフスがコーナーバックのマクダフィーを放出するという驚きの情報。2年前の49ナーズとのスーパーボウルの延長戦で、相手の攻撃をゴールの3点に抑えたキープレーがマクダフィーのブリッツだった。まだ4年目の新人だからギャラは安いはずだが、ここでギャラを上げる契約をしないと来年はよそに行ってしまう。この段階でラムズからドラフト指名権の1巡を含む3つと来年の1つとの交換条件が提出されて、放出に踏み切ったようだ。チーフスはマホームズ、ケルシー、クリス・ジョーンズという高額選手を抱え、サラリーキャップが満杯になっている。毎年、スーパー出場、まだはカンファ決勝戦まで進むという成績を挙げ続けたので、全体のギャラがアップを続けた。ドラフト指名権をもらって新人を補充することで再生を図るということだろう。ケルシーとクリス・ジョーンズも今年限りかもしれない。さて本日は忙しい。文藝家協会で評議員会、常務理事会、理事会。隙間が1時間ほどあったので喫茶店でホロヴィッツを読む。ホロヴィッツは最近出てきた作家だが、『刑事フォイル』の脚本家として知られている。この作品は何作が見たことがあって、戦争中の話なので地味なテーマが多いのだが、サムという女性の運転者が相棒で、その取り合わせが面白かった。そのうち一挙放送があるので全作品を録画しておきたい。
03/06/金
長い一日だった。時にこういうことがある。午前中はSARTRASの共通目的委員会。会議の始まる前に外出の準備。主要な議題が終わったらお別れの挨拶もせずに会議を脱出。ホテルオークラのコンクールの授章式。ぼくの担当は「小説」の中学部門と高校部門。両方ともいい作品だったので選考委員会で熱弁をふるった結果、双方とも文部大臣賞になった。すると文部省から派遣された人が賞状を渡すのでぼくの出番はないのだが、記念写真に写る。そのあとの宴会では作者の二人と懇談。予備選考の人二人も来てくれたのでいい話ができた。で、終わると日比谷の東京会館へ。日脚連の60周年記念パーティー。これは招待席に案内されたので椅子に座っているだけでフルコースの料理が運ばれてくる。水割り4杯。デザートまで食べてしまった。昼食は食べられなかったが、オークラから東京会館という、豪華連続宴会で気分的に疲れてしまった。昨日は文藝家協会で会議の3連続だったので、2日間で6連続の行事だった。
03/07/土
一昨日、昨日とタフな日が続いたので、この週末の静けさが身に染みる。現在77歳だが、数え年では79歳で、傘寿一歩手前だ。一昨日の文藝家協会の理事会でも、理事の定年制が議論された。ぼくの経験では、かなりの高齢の「伝説の作家」がよろよろとした足どりで理事会に現れるのを見ることが、彼らに憧れて作家を目指した身にとってはありがたいことだったのだが、いまの若い人には伝わらないかもしれない。老兵は死なずただ去るのみ、という言葉が自分に向かってくるとは思いもしなかった。昨日の野球はテレビ中継がなかった。昨年のワールドシリーズはしっかり見ていたのだが。Footballはいまのところスカパーの日テレG+が中継してくれている。DOZNで見ていた時期もあるのだが、テレビ中継は簡単に録画しておけるのでありがたいと思っている。テレビはぼくの子どものころからあった。ネットというものは最近のものなので、まだ充分にはなじめていない。ところで、カーディナルスは先発QBマレーの放出を決めたのだが、すると大リーグのアスレチックスが、まだ自分たちに権利があるのではと言い出した。7年前のドラフトの時期に、マレーは俊足の外野手として大学野球でも活躍していたので、アスレチックスからドラフト1巡で指名されていた。マレーは当然ながらFootballのドラフトでもトップ指名され、本人の決断でFootballを選んだのだが、移籍先が見つからなければ野球をやらないかという球団の提案に、さてマレーはどうするか。7年間、野球をまったくやっていないかったはずなので、外野の守備はともかく、バッティングの勘を取り戻すには時間がかかるのではないだろうか。
03/08/日
文藝家協会の文士劇の稽古は隔週の日曜日ということになっていて、本日は稽古がない日曜日。週末に外出の仕事が入るというのは、何となく落ち着かないことではある。芝居の稽古というのは遊びのようなものだが、ぼくは実行委員長なので半分は仕事だ。先週まででいちおうの本読みが終わったので、これからどういう練習をするのか、演出家に任せるしかないのだが、いまのメンバーが元気に本番まで到達できることを祈っている。『神功皇后』の作業がストップしていて、いまは歴時協会のホームページに連載している『女が築いた日本国』のストックを作っている。できれば北条政子まで到達して、そこで最終回にしたいと思っている。いまはまだ『伊勢物語』のあたりをさまよっている。紫式部のあたりはまさに「女が築いた」時代なので、書くことがいっぱいある。待賢門院璋子から建礼門院までも有名な女性が多い。ゴールは遠い。
03/09/月
イランで戦争をやっている。去年自宅に滞在していた孫娘が、アブダビ経由でスペインに帰った。飛行機の出発が遅れ、乗り継ぎができなかったので、航空会社が用意したホテルに一泊した。そんなことがあったので、中東という地域にも親しみを感じていた。今回のアメリカの攻撃はどう考えても理不尽なものだ。昔、ブッシュジュニアがイラクを攻撃した時も、何やら怪しい施設があるということだったが、実際にはそんなものはなかった。結局、理由もなく突然に攻撃を仕掛けて征圧したということだ。今回もそれに近い。相手は宗教国家なので、首長を殺害したところでただちに民主化するわけではない。どうも国内の大統領批判を逸らす狙いがあったようだ。大富豪が少女を集めて毎夜宴会を開いていた。そこに若きトランプも少なくとも一回は参加していた。そういう証拠があがっていて、写真も残っている。ぼくはそれでただちにトランプを全否定する気にはならないが、世界各国で厳しい批判が起こっている状況で、米大統領がしらをきることはできないのではないか。そういう時に、突然の戦争だ。まったく無意味な戦争だと思う。それで石油が急騰し、株価が急落した。トランプは全責任を負うべきだろう。本日は妻の妹の息子が東京にいるというので、昼食をともにすることになった。彼は東大の博士課程を出た天文学者で、チリの天文台に勤務している。何やらチリの法律が変わって運転免許の更新ができなくなったので、日本の免許の更新のために戻ってきたということらしい。で、今日はこれから成田に向かうとのこと。住んでいる共同住宅の別棟に入っている牛タン屋で食事。宇宙の話も少しだけした。
03/10/火
朝から雨。今週はわりとひまだが、金曜日に山場がある。今日はこれから新宿に出向いてマッサージ。以前は月に一回行っていたのだが、いまは二ヵ月に一度になっている。ぼくもなぜか多忙でスケジュールがきつくなっているのだが、マッサージの担当者も多忙で予約が先の方でないと入らない。マッサージ業界も人手不足らしく、施術のベッドが余っている。ベッドがあっても人が雇えないようだ。Footballの話題。ドルフィンズは放出したタゴヴァイロアの代わりに、パッカーズの控えQBウィリスを先発に起用するようだ。たまにしか出場しないウィルスだがそこそこの成績を残している。先発として毎試合出場できれば経験値が増えてもっとうまくなる可能性があると見ているのだろう。放出されたタゴヴァイロアはファルコンズに入るようだ。カーディナルスから放出されたマレーはバイキングスになりそうだ。両チームとも3年前に新人QBをドラフトでゲットしたのだが使いものにならなかった。バイキングスは大活躍したダーノルドを放出したらスーパーで勝ってしまうという大失態だった。マレーを脱構築させることができるか。ファルコンズも控えだったベテランのカズンズを放出するようで、タゴヴァイロアに期待しているようだが、左手で遠投するこのQBの球を受けるには、レシーバー陣の慣れが必要だ。
03/11/水
昨日は東京大空襲の日だったが、今日は東日本大震災の日。東京大空襲は生まれる前のこと。ぼくの故郷の大阪でも別の日に大空襲があって、父が経営していた青写真屋の作業場と自宅が焼失した。母は姫路の祖母の家から通勤していたので、被災直後の大阪の街を歩き回ったということだ。被災した直後でも国鉄は動いていた。大震災はぼくも体験した。文藝家協会で総務省の人と会う約束をしていて、当時住んでいた池尻大橋から半蔵門線で永田町に行き、長いエスカレーターで地上に出ようとした時にエレベーターが怪しい音を立てた。エレベーターが故障したと思って、とっさに駆け上がって地上に出ると、まだあたりは揺れていて、人々が地面にしゃがみこんでいた。総務省の人はちゃんと現れて1時間ほど話をした。話をしている間にも余震が何回かあった。終わってから事務所のテレビを見ると、津波が田畑の上を侵略している映像が映っていた。交通機関がすべて止まっていたので、徒歩で青山通りを進み、大混雑の渋谷を抜けて池尻大橋まで歩いた。15年前か。まだ元気だった。62歳だったのだね。いまや後期高齢者で免許の更新に認知テストを受けるありさまだ。津波で親族を失った人々の心の傷はいまも癒されてはいないだろう。30年前には神戸の震災もあった。妻の両親が兵庫県に住んでいた。家は無事だったが落下物で義母が負傷した。災害や事故で親族を失うという経験はぼくにはない。自分の両親、妻の両親はすでに亡いが、年の順でいなくなっただけだ。去年は兄が亡くなった。本を贈る度に電話がかかってきて、少し話をした。そんな電話ももうかかってこないのだが、それ以後、本を出していないので、兄の不在を感じることもなかった。父の墓の管理をめぐって少し問題があって、去年の秋ごろいろいろと手続きのために手紙を書いたりしたのだが、問題は解決して無事に兄の遺骨は三田家の墓に入った。いまのところぼくが管理者になっているのだが大丈夫かと思っている。ぼくは富士霊園に文藝家協会が設置している文学者の墓にすでに名前を刻んである。墓というものが何なのかわかっていない。ぼくよりも若い人々、二人の息子とそれぞれの嫁さん、六人の孫はぼくが地上に存在したことを憶えているだろうか。ぼくは自分の両親、妻の両親のことをよく憶えている。浜松にある仕事場では、夏と正月を義父母とともに過ごした。人は他者の記憶のなかでいつまでも生きている。文藝家協会やSARTRASで仕事をしているので、関係している人はぼくのことを認識している。いま文士劇の稽古をしていて、出演してくださる人々とも、記憶を共有することになった。そんなことでもないと言葉を交わすこともなかった人と、セリフのやりとりをしている。おもしろい体験だと思っている。
03/12/木
今週は金曜日が山だ。文士劇の記者会見があり、そのあと歴史時代作家協会のシンポジウムがある。終わってから打ち上げの宴会もあるはずだ。また長い一日になる。本日はネット会議が一件あるだけ。ネット会議というものはありがたい。著作権の仕事をするようになって30年近くになるけれども、コロナ以前はすべての会議がリアルだったので、その場に脚を運ばなければならなかった。文化庁の著作権文科会議に何度足を運んだことか。SARTRASの設立準備から実際に動き出すまでにも、会議の連続だった。会議中にスマホでFootballの結果を追っていたこともある。忘れもしないマホームズの一年目で、カンファの決勝戦がブレイディーのペイトリオッツだった。同点に追いついたのだが延長の前のトスで負けて、それですべてが決まってしまった。延長戦のルールが変更になったのはこの試合がきっかけだった。会議中に頻繁にスマホを覗いていた記憶がある。NFLのアメリカのホームページに、フィールドの画像があって、ボールの位置がイラストで表示されるという図像があった。そのボールの位置で一喜一憂していたのだ。遠い昔の想い出だ。いまは会議はほとんどがZOOMになった。ZOOMで会議が成立するということが急に決まったみたいで、それ以後はたいていの会議がZOOMで参加できるようになった。会議の場まで地下鉄に乗っていくということがなく、知らない人と顔を合わせることもなくなったのだが、少し寂しい気もしている。会議が終わって、知らない人と短く言葉を交わすというのも、なかなかいいものだった。Footballの話題。チーフスはスーパー2連覇に貢献したランニングバックのパチェコをライオンズに放出。そして何と、直近のスーパーでMVPとなったケネス・ウォーカーV世を獲得した。これはすごいことだ。ケルシーもギャラのアップなしで残留することになった。守備の要のマクダフィーの放出は傷手だが、ドラフト指名権を複数獲得したので、攻撃ラインを新人で強化すれば、闘える体制が構築できそうだ。それにしてもAカンファ西地区は激戦になる。カンファ決勝まで進んだブロンコス、プレーオフに進んだチャージャーズ、さらにビリになってドラ1でQBメンドーサをゲットできるレイダーズと、3強状態でチーフスはビリになりそうだったのだが、ランニングバックの強化で地区優勝できる可能性も見えてきた。マホームズの怪我の回復が開幕に間に合うのか。間に合わない場合、そこそこの控えQBをゲットできるか。控えのミンシューはカーディナルスに行った。もう控えQBのめぼしいところが残っていない。ブリッジウォーターはライオンズ。残っているのはマリオタくらいだ。マリオタがほしい。ともあれ移籍情報は試合よりおもしろいかもしれない。
03/13/金
先週の金曜日も長い一日だったが、今日も長い一日だった。SARTRASの打ち合わせは欠席にさせてもらって、文藝家協会百周年事業の文士劇の記者発表。テレビのクルーなども来て盛況だった。林真理子理事長の他に、翻訳家の鴻巣さん、演出の五戸さん、出演者の佐川さん、綿谷さんと、短いコメントを何度か語った。われわれの意図と熱意のようなものは伝わったと思う。終わって、文藝家協会へ。協会の会議室を借りて歴史時代作家協会のシンポジウム。これも無事に終了。ここは懇親会もあって、たまたま近くにいた編集者と楽しく語り合った。知らない人と語るのは楽しい。
03/14/土
スペインの首相はアメリカのイラン攻撃を批判している。勇気ある発言だ。スペイン人の孫が4人いるので、スペインという国には交感をもっている。スペインの国会議員の半数は女性で、男女平等の意識が広まっている。スペイン人はよくしゃべる。議論が好きだ。日本人と比べてかなり大雑把なところはあるが、とにかく明るい。産業は農業が中心だ。最後の一ヵ月にドングリを食べさせるイベリコ豚の生ハムが名物だ。あとは観光。どこへ行っても歴史的な遺産がある。南米を制覇して富を築いた時代があった。アジアにも進出し、フィリピンはいまだにスペインの王子の名を国名にしている。日本にも宣教師が来た。スペイン人の名称は、個人名+父の姓+母の姓で構成される。孫たちのミドルネームは「ミタ」だ。孫娘が子どもを産むと、「ミタ」は3番目に下がる。次の世代になると「ミタ」は消える。そう思っていたのだが、3人の孫娘のあとの4番目の子は男児だった。もしかしたら「ミタ」という姓が、スペインで生き残っていくかもしれない。まあ、あと何年かしか生きられないぼくにとっては、どうでもいいことではあるのだが、スペインの今後の発展を祈っている。アメリカとも仲良くやってほしいと思うのだが、それにしてもいまのアメリカはひどい。イランへの攻撃は明らかに侵略戦争だ。実はイラクの時も、怪しい施設があるということで攻撃を仕掛けたのだが、その怪しい施設は存在しなかったことが判明している。アメリカとはそういう国だ。軍事力にものをいわせて関税をかけ、根拠もなく他国を侵略する。そういう状勢のなかを、いまわれわれは生きている。アメリカ、ロシア、中国……。大国の覇権争いのなかで、戦争が拡大していく気がする。
03/15/日
文士劇。第一幕から立ち稽古。島田さんがお休みなので代役で演じる。終わって井沢さんらと飲み会。まあ、楽しい集まりだ。
03/16/月
深川ギャザリア。老眼鏡をいくつか買う。100円ショップの老眼鏡は消耗品(壊れやすい)なのでストックが必要。文庫本1冊。夕方ネット会議。
03/17/火
今週も何やらスケジュールがつまっている。3月末で年度末ということで、決算の報告などの会議がこの次期に多い。昔はネット会議がなかったので、現地に足を運ばなければならなかった。若い時だから一日に3箇所くらい駆け回ったこともあったが、ネット会議も時間に縛られるので、パソコンの前で作業をしていても時間が気になって集中できないことがある。本日は何もないのでありがたい。Footballのニュース。チーフスは控えQBとしてジェッツのジャスティン・フィールズを獲得した。マホームズが脚の怪我で開幕に間に合わないかもしれないので、オープニングの数試合は先発で出ることも考えられる。ジャスティン・フィールズはいまやジャーニーマンだが、先発の経験は豊富だ。モバイルQBではないが、脚も速いし、スクランブルのチャンスを見抜く目ももっている。マホームズの代役としてはベストだろう。ジェッツはレイダーズからベテランのスミスを獲得したので、ジャスティン・フィールズを早く追い出したかったようだ。ここまででQBの移籍状況を整理しておくと、ドルフィンズはタゴヴァイロアを放出してウィルスを獲得。万年控えの選手を先発として起用するのか。タイタンズは昨年のドラ1ウォードの控えにトラビスキーを獲得した。カウボーイズがプレスコットの控えにハウエルを獲得。ライオンズはゴフの控えにブリッジウォーター。バイキングは先発候補としてマレーを獲得。ファルコンズはベニックスのライバルとしてタゴヴァイロアを獲得。パンサーズはヤングの控えとしてピケット。スティーラーズでしばらく先発をつとめていた。チーフスにいたミンシューはカーディナルスへ。ただマレーを放出したあとの先発は不在だ。ミンシューでは闘えない。まだ移籍先が決まっていないのは、ジャイアンツのラッセル・ウィルソン。ここは去年の新人ダートが先発に定着するようだ。スティーラーズのロジャースは引退しないのか。セインツは去年の新人シャックを先発に定着させるようだ。コルツは怪我でリタイアするまでは連勝を続けていたダニエル・ジョーンズと契約を結んだ。49ナーズでパーディーが怪我でいない間に勝ち星を稼いだマック・ジョーンズは残留するのか。カズンズの移籍先も決まっていない。ウェンツ、ガロポロ、ウィンストン、マリオタなど、先発経験のある中堅選手はまだ残っている。
03/18/水
日本点字図書館の理事会。ここではいつも議長をつとめる。議題が多くて疲れた。自宅に帰ってくるとただちに歴史時代作家協会の臨時総会。これはネット会議で、開会宣言をするだけでいいので楽だった。明日はSARTRASの臨時総会がある。これは欠席できないので時間に遅れないようにしたい。
03/19/木
「世の中にたえて桜のなかりせば春の心はのどけからまし」という歌を、桜の開花を待ち望んでいる人々がいまかいまかと気に病んでいるさまを歌ったもの、とする解釈が広まっているようだ。これは在原業平が仕えていた惟喬親王が一の宮であるにもかかわらず皇太子になれなかった不遇を、桜の樹の下で嘆いたものだとぼくは解釈している。桜を愛でる世の中の人々の全体を呪ったもので、これは梶井基次郎の「桜の樹の下には死体が埋まっている」というのと同じような、世をすねた表現ではないか。「世をすねる」というのが文学の基本だとぼくは思っている。昨日、点字図書館にいくと、建物の角の小さなスペースで桜が満開だった。少しだけ早く咲く新種だそうだ。視覚障害者の施設にも桜を植える。それは素晴らしいことだとぼくは思っている。本日はSARTRASの臨時総会と理事会。SARTRASは不思議な組織で、理事会は二十人以上いるのに、総会のメンバーは6人しかいない。だから休めないので緊張する。議題は先月の理事会で決まったもので、全員が理事会のメンバーなので、何事もなく終わってしまう。理事会の前の短い時間で終了しているので、理事会の他のメンバーはすでに待機しているという、まったく不思議な総会だ。
03/20/金
今日から3日間、スカパーのミステリーチャンネルで『刑事フォイル』の一挙放送をやるので録画のセットをしてある。ぼくはFootballを見るためにスカパーと契約しているのだが、何となく標準の契約をしている。割り増し料金を払ってプレミアムの契約もできるし、単独チャンネルだけにすると安くなるのだが、昔の国鉄でいえば二等車の客だ。昔の国鉄にはプレミアムの一等と、大衆が乗る三等があって、その中間に二等車があった。ウナギ屋で松竹梅があれば竹を注文する中途半端な卑しい客という感じで、あまりよくないイメージなのだが、まあ何となく標準の契約をすると、そこには旧い映画を放送するチャンネルが3つほどあって、よく見ている。あとはミュージックビデオを流しているところもあるし、囲碁将棋チャンネルもある。一番よく見ているのがミステリーチャンネルだ。なかでも全巻を録画したのがオクスフォードミステリーと呼ばれる『主任警部モース』で、そのシリーズで警部の部下だったルイス刑事を主人公にして『ルイス警部』それに若き日のモースを描いた『刑事モース』も録画して何度も見ている。アガサ・クリスティーのポアロとマープルも全巻見ているし、バーナビーのシリーズも見ている。『刑事フォイル』は時々見ていたのだが、最近、アンソニー・ホロヴィッツの小説を読むようになって、この作家がベストセラーを出す前は脚本家で、『刑事フォイル』の脚本家で、しかもプロデューサーが夫人だということを知った。ということで、この全巻放送を楽しみにしていた。第二次大戦中の海軍基地のある町が舞台で、戦時下の緊張感が全巻をおおっている。ポアロのシリーズでも時々スパイみたいな人が出てくるけれども、『刑事フォイル』の場合は、つねに戦争が陰を落としている。よくこんな設定を思いついたと思ったのだが、全体が暗い印象で、連続して見る機会がなかったのだが、ホロヴィッツの作品だとわかったので、全巻を録画することにした。3日連続なのでハードディスクを100時間ほどあけてある。そのために今シーズンのFootballの試合をどんどん消去した。チーフスがスーパーを制覇した試合だけは残してある。あとはもう見ても仕方がないものだ。チーフスも来シーズンは違うチームになる。ランニングバックのパチェコも、ディフェンスのマクダフィーもいない。あまり活躍しなかったハリウッド・ブラウンも放出された。シーズン始めの先発QBはジャスティン・フィールズになるだろう。つねに新陳代謝するところがFootballのおもしろいところなのだが。ところで2年後のオリンピックではフラッグFootballが正式種目になる。これでブレイディーが出るという噂がある。ほんまかいなと思うが、タックルのないフラッグならば40歳後半のQBでも活躍できるかもしれない。ただフラッグの場合は脚が速いQBでないとつとまらないとぼくは思っているのだが。
03/21/土
地下鉄サリン事件から31年という新聞記事を見てそういうこともあったなと思った。次男がまだ大学生のころで、四ッ谷にある大学のクラブ活動の朝練習に参加するために池尻大橋から半蔵門線で永田町に向かっていた。丸ノ内線に乗り換えて四ッ谷まで行ったのだが、実はアブナイところだった。一本か二本の違いで丸ノ内線の乗客にも被害が出ていた。不幸というのはどこに転がっているかわからないが、列車の事故は避けられないし、テロリズムみたいなものも予測不能だ。ぼくは小説で、テロリズムを描いたことが何度かあるし、歴史小説を書いていると、小規模な戦闘みたいなものを書くこともある。そこでは人が殺される。東京でも、大空襲があり、関東大震災があり、明治維新の上野の山の戦闘があった。江戸時代には大火事が何度も起こっている。とにかく運を天に任せるしかない。ぼくはいま77歳だが、よくここまで生きてきたと思っている。タバコは20歳でやめたが、酒はかなり飲む。健康というものにとくに注意を払っていないが、いまも何とか生きながらえている。認知機能も衰えてはいないが、足腰が少し弱ってきた。文士劇の稽古をしているけれども、本番まで何とかもちこたえたいと思っている。サリンというものがあることは、あの事件の時に初めて知った。人間は生体機械だが、情報伝達は全身に張り巡らされた神経系統で処理される。他にはアドレナリンなどの科学物質の血中濃度で各種臓器や筋肉が反応するということもあるが、大部分は神経だ。神経のなかに電気信号が伝わっていく。電子が走るわけではなく、細胞壁のナトリウムとカリウムのバランスが崩れた穴みたいなものが細長い神経細胞を伝わっていく。その神経細胞には継ぎ目があって、その継ぎ目では、コリンという物質が放出されて隣の神経細胞に情報が伝達される。コリン放出の直後にコリンエステラーゼというコリンを無効化する物質が放出されるので、情報伝達は瞬間的で、コリンのない状態で次の情報を待つという仕組みになっている。サリンはコリンと似た物質なので、コリンエステラーゼと反応してこの解毒物質を消費してしまう。すると情報が出っぱなしになって、たとえば瞳孔が閉まったままになって目が見えなくなり、呼吸は吸ったまま吐けなくなる。たちまち死に到る恐ろしい物質だし、死ななくても重度の後遺症が残る場合がある。ほぼ似た構造のVXガスの次に毒性が強いといわれている。こんなものをよく作ったなと思う。松本で裁判官宿舎が攻撃された時に警察が真相を解明していれば地下鉄事件は防げていたかもしれない。そのことが悔やまれる。毒ガスについての知識が不足していたのだろうし、反社会的な集団への注意が疎かになっていたのだろう。まあ、30年以上も前のことだから、とくに何かを述べるつもりはないが、怖いことだと思っている。
03/22/日
今月は隔週の日曜日に文士劇の稽古が入っているので週末も気を許せないのだが、今日は稽古のない日。ただ来週もNET会議がいくつかある。それでも週末の稽古の他はNET会議ばかりなので、少しは落ち着いていられるか。金曜から本日の夕方まで『刑事フォイル』の連続放映がある。テレビに内蔵されているハードディスクが動きっぱなしだが、Footballの試合を消去して100時間以上のアキを作ってあるので大丈夫だろう。寝酒を飲みながら、録画中の放送を見ている。一話完結のミステリーではあるのだが、個々の事件とは別に、時間の経過とともレギュラーや準レギュラーの人物に立場の変化があって、本当は順番に見ていった方がいいのだが、寝酒の時だけ見るということでは、作品のなかの時間が飛んでしまう。前夜の段階では戦争が終わって、戦後の冷戦が始まっている。警視正を引退したフォイルが冷戦時代のスパイ戦に巻き込まれていくさまが描かれていて、あとしばらくはそういう設定で話が進んでいくのだろう。ホロヴィッツは小説では女性編集者が主人公で、その話のなかにビュントという探偵が活躍する物語が入れ子になっている長篇と、ホーソーンという謎めいた探偵に、ホロヴィッツ自身がワトソン役で関わる中篇シリーズの二本立てで書き続けているのだが、そのホーソーンシリーズでは、『刑事フォイル』の撮影現場が出てきたりして、昨日見た作品はその撮影現場がそのまま出てきた。フォイルの相棒の運転手だったサマンサ・スチュワートが二階建ての赤いバスから下りてくるシーン。まさにその撮影現場にホーソーンが突然タクシーで乗り付けるという場面から始まる中篇がある。シリーズの二作目だ。ホロヴィッツの奥さんがプロデューサーをしているというのも現実の設定そのままで、なかなかにできる奥さんのようだ。ぼくはいまそのホーソーンシリーズの5作目を読んでいる。それが最新作でこれを読み終えると読むものがなくなるのだが、まあ文士劇の稽古が忙しくなるので本を読むひまもなくなるだろう。本日の朝日新聞の文士劇の記者会見の記事が出ていた。ありがたいことだ。
03/23/月
また一週間が始まる。今週はネット会議がずらっと並んでいるが、リアルな会合は週末の文士劇稽古だけだ。この文士劇稽古というのは体力を使うしいろいろと気を遣うので体調を調えないといけない。本日はオーファン委員会。SARTRASを創った段階で体力を使い果たして亡くなった写真家の瀬尾太一さんとともに作った委員会で、瀬尾さん亡きあとはぼく一人で続けている。それからもう何年にもなるのだが、とりあえず三ヵ月に一度ということで会合を続けている。まあ、たまにはこのメンバーで顔を合わせるのもいいかな、という程度の会合だが、SARTRASとは別の場所で会うのもいいのではと思っている。これとは別に著団協と著団連という団体があって、前者は新年会、後者は時に総会がある。いずれもリアルな会合で、これとサートラスが年に二回宴会をやるので、そこで人々はリアルに顔を合わせることになる。人々が顔を合わせるというのは、不思議なものだ。ぼくは小説を書いているので、小説のなかの登場人物と親しく交流しているのだが、現実の世界のなかでも交流する人々がいる。いまは文士劇をやっているので、出演者の皆さんとは交流がある。そういうリアルな交流と、創作のなかの架空の人物たちとの交流は、どちらが重みをもっているのかよくわからない。それとは別に、妻と同居していて、たまに姉と会って、孫とも時に顔を合わせる。親族の人々とは長いつきあいなので、それが一番重いのだが、妻の他はたまにしか会わないので、やはり創作のなかの人々との交流がいちばん密度が高い。ただ創作は終わってしまえばただ思い出が残るだけだ。
03/24/火
本日は公用がない。『刑事フォイル』は妻とともに2回目まで見た。よくできた脚本だし映像も重厚で、役者の存在感もすごい。イギリス人の俳優はとてもリアルだ。日本の俳優はどうしてもギャグっぽくなってしまう。緊張感が不足している。国民性だろうか。ワイドニュースのキャスターやレポーターも、子ども向け番組のような愛嬌をふりまくのはなぜだろうか。国民の全体が子どもっぽいということか。確かにスペインでテレビを見ていると、ニュースのキャスターなどの言動がとても緩い。緩い国民性なのだろう。イギリス人は重厚だが暗い。それとホモセクシャルの人が多い。ミステリーの番組を見ているせいか、事件には必ずホモっぽい人が出てくる。アンソニー・ホロヴィッツの作品にはたいていホモっぽい人物が出てくるような気がする。そこへいくとアガサ・クリスティーの作品はほぼ男女の恋愛と葛藤で成立している。昔はホモっぽいものが抑圧されていて表面化しなかったということか。アガサが女流作家だからか。日本の寺には稚児というものがいたし、江戸時代に書かれた『葉隠れ』にもホモっぽい表記がある。平安時代の日記の類にもホモっぽい記述がある。男同士の友情、みたいなものとホモとは、どこに境界線があるのか。ぼくは妻と高校一年の時に出会ったので、それがぼくの基本的な支えとなっている。恋愛体験みたいなものもほとんどないので、実感としてはよくわからない。日曜の夜に録画中の作品を見てみると、戦後篇になっていた。途中まで見て寝てしまったので、その戦後篇(6篇ある)から夜中に見ることにした。第二次大戦は終わっているので冷戦を扱ったスパイものということになる。ホロヴィッツもイアン・フレミングの『007』シリーズの続篇も書いているのでこういうものが好きなのだろう。スパイというのはぼくにはわからない。スパイの知り合いもいない。コミックスではよくスパイが出てくる。歴史時代作家賞も戦前までは「歴史」と考えているので、これからもスパイ的なものを読むことはあるだろうが、とくにおもしろいとは思わない。『刑事フォイル』の戦後篇の第一回は面白かった。イギリスにはヨーロッパ各地からの亡命者がいて、人種が錯綜している。もともとイギリスという島にはケルト人が住んでいて、そこに北欧のバイキングと、フランスから渡ってきた人々が交雑して、イギリス人というものを作っているのだろう。英語というのも、ゲルマン系の基礎言語にフランス語が乗っかったハイブリット言語だ。その点ではヤマト言葉に漢語が乗った日本語と共通点がある。たとえばフォーギブとパードン。日本語だと、「おゆるしを」と「ご免ね」みたいなニュアンスだろうか。ゲルマン語の表現とフランス語系の言葉が必ずセットになっていて、表現に幅があるところがおもしろい。
03/25/水
本日は1日に3件の会合があった。午前中にSARTRASの共通目的委員会の事前審査。これは委員長と副委員長(ぼくのこと)と事務局で、来月の委員会に向けて、助成を求めた団体の案件にいちおうの評価を与えるというもの。○△×の三種を予めつけて委員の皆さんの参考に供するというもの。とくにもめるようなことはなかったが案件が多かったので時間がかかった。午後は自宅の集合住宅のロビーでSARTRASの役員と打ち合わせ。夕方は歴史時代作家協会の理事会。この会はリアルな対面会議のこともあり、対面するとそのあとで飲み会が必ずあるのだが、今回はネット会議。ネット会議は何となく寂しい。今週は明日もネット会議が一件だけ。それで今週も終わりだが週末の日曜日に文士劇の稽古がある。
03/26/木
昨日の新聞に、小惑星リュウグウから採取した砂のなかに5種の核酸塩基を確認したという記事が出ていた。核酸塩基というのはDNAやRNAのなかにある物質だ。もう少し詳しくいうと、デオキシリボースというセルロースのヒモが2本、細かいハシゴ段でつながれているのがDNAで、そのハシゴ段に2個の核酸塩基がセットされている。この2個が分離すると、デオキシリボースのヒモも分離するのだが、細胞内にあまたある核酸塩基が相棒を見つけてセットされていく。核酸塩基にはA(アデニン)とT(ティミン)、C(シトシン)とG(グアニン)という2組の相棒があって、AのそばにはT、Cのそばには必ずGが配置される。この性質によって、DNAのヒモが2本に別れると、核酸塩基が相棒を見つけて、元のDNAに復元されるので、結果としてそっくり同じ配列のDNAが2つできることになる。完全コピーができるのだ。一方、このDNAの2本のヒモが部分的にほどけると、リボースというヒモの断片をつけた核酸塩基が集まってきて、もとのDNAとよく似たRNAができる。このRNAの核酸塩基はいわば文字情報で、3文字で1種のアミノ酸と結合する。するとRNAにそってアミノ酸の配列ができ、タンパク質が合成される。たとえばぼくの体の皮膚や、筋肉や、肝臓や、骨髄で、ぼくの遺伝情報のDNAのヒモがほどけて、皮膚や筋肉や肝臓や骨髄の新たな細胞が合成される。DNAはいわば印刷された百科事典のようなもので、RNAはその内容の一部を書き写したノートのようなものだ。DNAとRNAの違いは、ヒモがデオキシリボースかリボースかの違いと、核酸塩基の一種のTが、RNAではU(ウラシル)に置き換わっていることだ。これはもとの印刷された百科事典と、書き写したノートの違いを区別して、ノートから百科事典に新たな書き込みが入らないように、DNAの遺伝情報を守るための仕組みと考えられる。ということで、DNAの4種の核酸塩基と、RNAだけにあるU(ウラシル)を加えた合計5種の核酸塩基があれば、生物は子孫を残し、また環境の変化に適応して進化していくことができる。この5種の核酸塩基が、小惑星の砂のなかにあったということで、宇宙にはDNAの原材料が無限に拡散していることを示している。なぜそういう状態になっているかは依然としてわからないのだが、生物というものが存在するのは地球だけではないということは、はっきりしている。ということが新聞の小さな記事に出ていた。記事には核酸塩基の5種が確認されたということだけが記されていたのだが、これはぼくにとってはすごいことだと感じられた。
2月へ戻る
