概説 | 羽原城跡は南北700mにも達する巨大なものであったことになる。しかし、これらは、その構造から見て一つの城郭遺構であるとは考え難く、むしろ2つの居館跡(北の「新地」と中央の「城ノ内」)と一つの城郭遺構(南の「墓地」)とに分けて扱ったほうがよさそうである。これらの城館跡が同時に築造され、並存していたかどうかも定かではないが、中心となっていたのが「城ノ内」の居館跡であることはほぼ確実といってよかろう。おそらくこの3つの城館跡も、天正18年を画期として機能を停止したのではなかろうか。[『龍ヶ崎市史中世編』より] |
曲輪III(字新地)の土塁 |
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訪問記 | [2001/02/26]集落内の住宅の裏に主な遺構が残っている。 |
所在地 | 龍ケ崎市羽原町字城ノ内 |
参考書 | 『龍ヶ崎の中世城郭跡』、『龍ヶ崎市史中世編』 |