玉取城

概説 新編常陸国誌に「方穂故城は四塚にあり大約五十間、東鑑建久元年庚戌、片穂平五、同平六を載せ、又北畠分限帳に方穂刑部少輔を載す、蓋し此に居りしならむ。建武中興、高師冬本営を此に設く。後堀氏世々陣屋を置くと云う」とあり、現在の花畑公園付近の中世遺構は戦国期のものとされている。又玉取には陣屋が置かれていたので、中新田には館跡遺構も見られる。[『大穂町史』より]
池の奥、屋敷裏には土塁が認められる
その他の写真
  1. 道路脇の土塁上には多数の祠が祀られている
訪問記[2003/04/27]写真の池のある屋敷の裏側には土塁が認められるが入っていけなかった。池の南東側にはブロック塀越しに立派な土塁を配置する屋敷が認められる。その屋敷の南西側には土塁の延長線残欠と見られる土手があり上には複数の祠が祀られている。
所在地茨城県つくば市玉取。西方寺の北西300m付近。
参考書『大穂町史』、『茨城県遺跡地図平成13年度版』