田伏城(たぶせじょう)

概説 田伏字上根にある曹洞宗実伝寺を菩提寺とした田伏氏の居館で、寺の台上にその址がある。田伏氏は小田氏の家臣として活躍し、特に天正の頃、田伏次郎太夫は小田氏治(天庵)に従い、筑波山下君島川の合戦に渡河一番槍の功名を立てている。小田氏の土浦落城と共に佐竹氏に滅ばされたと伝えられている。墓地の上辺に実伝道参大居士応永3(1396)年丙子2月15日の古碑がある。[『出島村史』より]
実伝寺裏山(おおかた墓地)が館跡
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  1. ここからは霞ヶ浦高浜入の向こうに玉造方面が一望できる
訪問記[2002/9/29]かなりの部分が墓地になっていて城の遺構か最近の改変かもう分からない。北側の竹藪に竪土塁かな?と思う地形もあったが周囲の崩落だったかもしれない。
所在地霞ヶ浦町大字田伏字太子入
参考書『出島村史』、『重要遺跡調査報告書II(城館跡)』