佐倉殿屋敷

概説 ある時代の佐倉城の一部と思われる。
 殿屋敷のある台地の東側には「牧野(マギノ)谷津」と言われる谷津が北側霞ヶ浦より入り込んでいたらしい。この地名はそこが馬の牧として使われていたことを伝えているのかもしれない。そういえば、西側を南北に走る県道に「小松川」というバス停がある。「小松」は「駒津」に通じるからこの地が馬と関係あるということに更に信憑性が増してくるように感じる、また、北側から殿屋敷西側へ入り込んでいる谷津の南端付近には「荷下(ニクダシ)」の地名が残る。ここには舟着場があって霞ヶ浦の交易が盛んだったのかもしれない。[以上は、江戸崎町中央公民館平田満男先生のご教示を参考に推測してみました。]
殿屋敷古墳
    その他の写真
  1. 牧野谷津の現況
訪問記[2003/02/03]殿屋敷には空堀・土塁跡があるが個人宅内のため見られない。殿屋敷古墳は門口にある。牧野谷津の現況はゴルフ場になっている。
所在地江戸崎町佐倉字殿屋敷1509-2。殿屋敷古墳はパーラードキドキの400mほど東側。
参考書