穏内館(おんないだて)

概説 館主は蒋土甲斐守季直で青森県北津軽郡木造町菰土の出で安東一族の流れをくむ。穏内館の所在は長い間不明であったが、昭和40年の道教委などの調査で館崎の地名のある台地上に発見された。
 青函トンネル工事のための道路と国道228号線の付け替えのために隠滅した。
吉岡支所前の標柱。正面の丘は青函トンネルメモリアルパーク
    その他の写真
  1. 吉岡川対岸の吉岡台場からの遠望(国道の海側低地も館跡)
訪問記[2001/7/23]穏内館があった丘は開削されて現在国道228号線が通っている。大型土壙の一部は残っているそうだが、見える状態ではないとのこと。
[2002/6/24]吉岡川の東岸にある吉岡八幡神社の裏山(吉岡台場跡)から穏内館方向を望む。国道228号線が館跡を縦断している。
所在地北海道渡島支庁福島町館崎。
参考書『穏内館遺跡』、『北海道の館』、『道南十二館の現状』