落神遺跡

概説 大貫池を臨む標高30〜32mの台地上に立地する、弥生後期から近世までの複合遺跡。中世遺構としては、溝状遺構9条が確認されている。[『大洗町埋蔵文化財包蔵地調査カード』より]
箱薬研堀風の第9号溝
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訪問記[2004/05/24]茨城県住宅供給公社の大規模宅地開発に先駆けて行われた発掘調査地。結局、宅地開発は中途放棄され調査によって掘られた溝尾や穴が至る所に残る。この遺跡地は一杯館の台地基部に当たり、関連させて考えるべきだと思う。一杯館の核心部は全て土取によって湮滅してしまったが、落神遺跡と一杯館との間の尾根上は未調査とのことで、何かが残っていそうな期待が持てる。次の冬になったら再度来ようと思う。
所在地東茨城郡大洗町大貫町落神3446外。国道51号線「高校入口」信号の南西約540m付近一帯。
参考書『落神遺跡』