根森砲台

概説 安政元(1854)年の記録には「四貫五百目長熕二門 三貫目一門 六貫三百目一門」とある。
 当時各藩が競って海岸防備に力を注いでいた時代で、大砲を発註しても完成引渡しまでに時間を要した。さらに一門160両乃至250両もする高価なものであった。そのため、松前藩は自藩で大砲鋳造を行った。「北門史綱」によれば嘉永4(1851)年に根森村の工場で鋳造を開始、砲台完成後も続けられていたらしい。
根森神社は国道228号線から入ってすぐ
    その他の写真
  1. 根森神社
  2. 根森神社向かい側の番所跡
訪問記[2002/7/29]根森神社周囲は台場によさそうな地形。裏は平らな畑地。
所在地松前町大沢。根森神社後ろ。
参考書「北門史綱」(『松前町史資料編第1巻』)、『松前町史通説編第1巻下』