中峰城

概説中峰城という城が実際に存在したのかどうか、どうもハッキリしない。『阿見町史研究第3号』掲載の地図には村田に「中峰城」が描かれているが、「伝承があるので入れた」というのが本当のところらしい。
 以前、上記のように書いたが、その後の調査によって土塁・空堀も確認され、鹿島神社を中心とする台地一帯が城館跡と考えられるようになったようだ。
台地西側切り通し北側の土塁
    その他の写真
  1. 字馬場口の土塁
訪問記[2002/05/12]中峰古墳の位置だけでも確認したいと思ったが一面の畑で古墳らしきものは見あたらない。
[2003/02/03]鹿島神社鳥居から西側へ入っていくと突き当たりに土塁・堀がある。その付近が字馬場口といわれる。その西側の民家内に土塁が残るらしいが未確認。さらに、南側の切り通し道の北側藪内に土塁と堀が残る。ところで、前回来たときに中峰古墳が見つからなかったはずだ。現況はこんな具合になっていたのだ。
所在地稲敷郡江戸崎町村田字里中403外。鹿島神社周辺の台地上。特に鹿島神社の西側300m付近に土塁・空堀が残る。
参考書『阿見町史研究第3号』掲載の地図