貝原塚城(かいはらづかじょう)

概説 貝原塚城跡には大きな空堀が迷路のように掘りめぐらされており、ひとたびこの空堀の中に足を踏み入れると、絶えず堀の上や正面に聳え立つ土の壁の上から狙い撃ちされるようになっている。貝原塚城跡の最大の見物は、この迷路のように掘りめぐらされた恐怖の空堀をおいてほかにない。[『龍ヶ崎市史中世編』より]
金剛院。弓塚はここの北側にある
    その他の写真
  1. 郭Iと郭IIの間の土塁南東端の櫓台
  2. 写真1の土塁上から櫓台と堀を臨む
  3. 堀cが堀bに接するところ。段差がある
  4. 地元の人が「弓塚」と呼ぶ土塁yは龍ヶ崎地内で最大の大きさ。
訪問記[2001/03/06]龍ヶ崎市内最大の土塁があると聞き訪ねてみた。西側遺構はなかなかダイナミックだった。写真4.の巨大な土塁を地元では「弓塚」と言うそうだ。馬に乗って弓を射る騎射をこの土塁に向ってやったという言い伝えがあるそうだ。また、今でも弓を射る「歩射」は毎年正月1月20日八坂神社で行うとのこと。
所在地龍ヶ崎市貝原塚町字城山
参考書『龍ヶ崎の中世城郭跡』、『龍ヶ崎市史中世編』