岩井城

概説 別名、文間城。比高10m余、2段構築で本丸跡の面積は2,400平米。築城は南北朝時代だが、築城者不明。長く山林であったため、土塁(約50m)、空堀がよく保存されている。城館跡に関する地名:城の台。往時、文間郷内に5つの城跡があったといわれているが、残っているのは、この岩井城と布川城のみである。[利根町作製『埋蔵文化財包蔵地調査カード』より]
民家周囲に残る土塁
    その他の写真
  1. 藪の中の櫓台
  2. 郭内から見た土塁と櫓台(左手)
  3. 円明寺境内の土塁
訪問記[2002/1/15]新館中学校の東方にある円明寺あたりから城跡の気配がある。さらに東へ進むと周囲を土塁に守られるように民家が並ぶ。その先、民家と籔が切れて畑になる所の左手の籔の中に周囲150m程の本丸跡と思われる遺構がある。
所在地北相馬郡利根町大字立木1312外
参考書利根町作製『埋蔵文化財包蔵地調査カード』