概説 | 『利根川図志』犬若の項には「仙ヶ岩の南にあり。岸より続きたる一ッの島なり。魚とる者の長なりとて、頂にただ一棟、清くめづらかなるさまに作りなし、住寂たる別世界、誠に塵の世の外とおもはる。」と書かれている。 |
最上部の土塁(あるいは石塁?)![]() |
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訪問記 | [2004/09/19]『利根川図志』の「仙ヶ岩」というのは現在の千騎ヶ岩のこと。犬若の岩場が台場だったということはいまのところ聞いていないが、台場・要塞だったとしても不思議でない場所だ。最上部には個人が住んだときの風除けにしては大きすぎるくらいの、郭の趣がある土塁を回している。風光明媚かも知れないがそこまでして住むものだろうか。木製の電信柱が残っているからやはり誰かが住んでいたのか?郭のように土塁で囲んでいる。土塁のように見えるし内側から見ると石塁のようにも見える。 |
所在地 | 銚子市犬若。最上部には社が祀ってあるので民家の脇から参拝道が付いているが夏は草某々で見つけにくいかも。北側の岩場からも登れるが、転落に十分気を付けて下さい。高所恐怖症の管理人には登れませんでした。 |
参考書 | 『利根川図志』 |