北条城

概説 北条の城山の南東の山裾に字名が古城という場所がある。長島尉信の絵図には、ここに「古城」として「通光ヤシキト伝」「按ニコレモト小田ノ支城、元亀中多賀屋ニ焚レシモノコレナルヘシ」との注記があり、更に、この城は伊賀守時家入道道国が築いたもので、同氏の子孫は小田氏に亡ぼされたとしている。また、「道光ヤシキ」の「道光」とは大沢氏で阿波守を称しており、真壁氏の陣代として元亀・天正頃から慶長5・6年頃までの間、ここに居住したのではないかとする。この真壁氏が陣代を置いたとの伝承は、城山城の築城者や築城時期を考える際、注意すべきであろう。[『筑波町史』より]
北条小学校
    その他の写真
  1. 南側民家との間には虎口様地形も
訪問記[2002/12/31]遺構らしいものはないが、校地の周囲は土塁の残りではないかと想像できる。
所在地つくば市北条。北条小学校周辺。
参考書『筑波町史』