10.日光(東照宮)
日光見ずして結構と言う勿れというわけではないが幾度目かの日光見物である。
しかし「たびたび新鮮、日光の旅。」ということにしておこう。
ここ日光は、神橋(しんきょう)を横目に参道を入ると二社一寺と
いわれる日光東照宮、日光山輪王寺、日光二荒山神社からなる。
陽明門 別名ひぐらしのご門というそれで画像は2題
神厩舎の三猿
見ざる、言わざる、聞かざると教えている。いろは坂に生息している本物の猿の親子
生きるのに懸命だ。
坂下門の眠り猫 2題
8mmVIDEOから転写したもの
宝物館のかたわら、聳えたつ杉木立に見守られるかの如くひっそりと 佇んでいる。
誰も見物に訪れるものなし。
あらたふと 青葉若葉の 日の光
華厳の滝は度重なる崩落によりその景観を少しずつ変えている。 滝壷へと一直線に
落ちる豪快な勇姿もいまはなく、水の流れはテラス状の岩場で一度さえぎられ。
四方へと飛び散る。
100M下から見た滝 地上上から見た滝
11月初めの中禅寺湖の辺りは木々はまだ紅く染まっていて綺麗な見ごたえを示して
いる。ここからほど遠くない戦場ケ原はもう冬を迎える様子。
はるか男体山の山頂付近は雪をいただいていた。
駄文を弄すると、紅葉は木の色素によるが、カエデなどの紅色は葉に糖分を蓄積し
赤い色素の生成が促進されるため。一方、イチョウなどの黄変は葉緑素が分解されて
緑が消え、元々あった黄色の色素が現れたものという。(日経 春秋 コラムより)
要するに紅葉狩りはあかでもきいろでもどちらでもいいのだと変に納得して今回の旅
の締めくくりとする。天気晴朗。