Construction 13:偽Mr.PC(六本木PC)製作(オリジナルPCを作ろう その3)

六本木で使うので六本木パソコン

3/1から会社が渋谷から六本木に引っ越した。それじゃ仕事用のPCもちょっち 今使ってるATX88も調子が怪しいので、作るか、と。 (なぜ、作ろうとするのかはわからんが・・・・)

む、、、六本木パソコン、、、どこかで聞いたような・・・ キターPC6601SR。・・・そうではなくて。 (いつかはこれのキーボード、全配線して 真・六本木PCを作りたいが、)今回は以前からATX化したかった SGIのO2をベースでいくことにしました。

#ちなみに、O2って発売当時ひゃくうんじゅうまん円した、グラフィック処理に特化した そりゃえらく高いものだったんですがね(元々SGI全てがそうなんですが) わずか数年でこの衰退ぶり。人生、五里霧中。



パーツ調達

やふおくで入手(いつもどおり) 2004年2月。まずはいつものようにパーツを調達。1年ほど前の月刊ASCIIの ロードテストでは、アキバのジャンク屋で2万で筐体をGETしていたようだが、 そんなにはかけられない、、、と、やふおくを見ていたらなんと数千円でいけそうな 気配。。

とりあえず、使うのはあくまでケースだけなので、 不調そうな?ジャンク・ノークレームノーリターンを2000円で 落札に成功(代引き手数料と送料で2310円かかったというオチがつくが) ものは「SiliconGraphics O2 CMN B014BNT180」クロックとかCPUにバリエーションがある ようなのだが、まあケースが使えればそれでOKということでコレ。SGIのロゴにも バリエーションがあるらしいのだが。
起動画面 とりあえずせっかくなので電源を入れてみた。キーボードとかマウスとか よく分からないのでVGAのみ。「映った!」しかしこの後なにやらエラー画面。。。 微妙にHDDあたりが壊れてるのかメモリがエラーを出している感じ。

ひとまず起動画面を拝んだので、他に使い道も無いので(Linuxがあるらしいのだが、、、) O2フォーエバー。また、O2以外にも、Indyとか、Indigoとか、SGIマシンは色々あるのだが、 一番手ごろな大きさでスタイリッシュな筐体はO2だと思うなぁ。この後このケースで 大変な目にあうのだが・・・。

3点セット お次はやはりマザーボード&CPU。やはり常時起動させるのでハイスペックよりも、安定性を 取るということで最初に気になったのはL7VMM3というMobileAthlonがオンボードのマザー。 最初に2004年1月末にアキバに入ったときに9980円だったので狙っていたのだが見つからなかった ので、とりあえず、ブートンとかもあったのだが、あえてMobileAthlonXPを軸にマザーを探すことに。

何店か調査したところ、モバアス動作を保障しているマザーはなく、お店としても CPUは売っていてもマザーで動かなくても知らんよ、ということでどうしようかと思ったのだが クレバリーで「一応動作確認マザー」を教えてもらって、結局一番安かった L7VMM2を5979円、 MobileAthlonXP1700+を3699円で、DDRメモリPC2100(512MB CL2)を7770円でゲット。

選択肢も多くなりました お次は電源。今回は今までのATX68、88ほどスペース的に厳しくないので、逆に選ぶの が難しかったのだが、小さめので汎用性の高そうな形、大きさのものを割と自由に選んでみた。

今回選んだのはセブンチームの「200W SFX電源、Pentium4/Athlon対応」5679円。この時 ツクモで中古電源を持ち込むと1000円引きというのをやっていたので、たまたま 持ち合わせた(ぉ、電源で1000円引きにしてもらった。選択肢が増えたのは良いが、 やはりそれなりにイイモノを選ぶと電源はまだまだ値が張るなぁ。(他のパーツと 比較して、ね)

アキバのツクモは電源のサンプルとかも店頭に並べているので非常に選びやすくて良い。 ATX計画では、寸法が大事だからね、、ファンの部分がひっかかったりするので。

LG電子っていわれてもな・・ 今回はあくまで筐体の中にはマザー、HDD、DVDドライブしか入れないので、これで最後。 (FDD、メモリスロットなどはATX88についてるので割愛した)

ATX88の方はDVDが焼けないのでせっかくなので、+も-も、DVD-RAMも焼けるのがいいな、と 色々なショップを見て回っていた、 「LG電子 GSA-4082B(8倍速DVD±R/4倍速DVD±RW/3倍速DVD-RAMドライブ,ATAPI,ソフト付き」 というのを11000円くらいで発見。これまたツクモで購入。後で考えたらベゼルはとって しまうので、ブラックモデルである必要は無かったのだが、トレイが黒かったので これでヨシと考えることに・・・。

ネジ類 ネジとナットとL字型金具とアルミ板。ネジは普段は適当なのを使っていたのだが、 ナットが不足してきたので買い足した。L金具はアクリル板のフレームを補強・固定するために 使用。アルミ板は、背板が無いのでさすがにホコリは入りまくり、電磁波?は漏れまくりも まずかろうと、300円くらいで買ってきた。

どれもいつもの東宝日曜大工センターで購入。

玄人志向 オマケ:会社でPC2台を使うので切り替え機を物色。一番シンプルで安かった 玄人志向製を2980円でゲット。PS/2キーボードとマウスとモニタがキーボード操作から のみ、切り替えられる。 使ってみないと操作感は分からないけど。。。会社の液晶は1280x1024だからモニタは 大丈夫だと思うけど、68キーボード接続器と相性が悪くなければいいけどねぇ。。。



ケース加工編

使うのはここだけ 鉄板は重いので撤去 今回の工程で一番時間がかかったのがこの筐体加工だった。
何せ元は金属のケースが入っており、その中にドライブ類やマザーボードが 入っていたのだが、それは思い切りよく廃棄してアクリル板で枠組みを作り そこにマウントしていくことにしたからだ。

とりあえず中身をどんどん出して空っぽにした後、頭の黒いフタのようなものが 取れなくて困る。ASCIIにはCDトレイをはずして、と書いてあったのでトレイを はずしたのだがやはり分からなかったので、いじってたら、「バキ」ってツメみたいなのが 折れた・・・。どうも背中の上の部分でひっかかりがあってそこをうまくはずして持ち上げれば 取れるようだ、、、結局使うのは、底面とかぶせる部分と、その黒いフタ。あとはCDトレイの フタ。

3mmは厚かった 結構デカイ お次はこのケースに枠組みを作るためのアクリル板を調達した。 場所はいつもの東宝日曜大工センター。 厚みで悩んだが、 重いものを固定してもタワミが出ないように、MicroATXのマザーの大きさを元に、 「320x550x3(mm)透明」をチョイス。1750円くらいした。

ここであわせてノコギリも購入したが、後になって「Pカッター」という道具で 切断した方が楽に、しかも綺麗に切断できることを知り、追加購入して 後半は切り口が綺麗になっているのは秘密である。

L字型金具でシャシーと固定 固定プラスチック具を固定 ケースに現物あわせをしながらまずマザーボード側の分から切り出す。 マザーの穴に合わせてプラスチックのトンガリしたやつをつけるところを電動ドリルで あけて、瞬接で固定する。

同じ大きさに切り出してHDD側も作成。L字型金具をこれまた大工センターで1つ100円弱で 購入し、ボルトと六角ナットでシャシーと固定する。シャシーと固定するときにもともと シャシーについていた溝などを利用する。やや固定する力が心許ないが。。。。

※このケース。経年変化のためかもともとなのか、とにかくモロく、すぐにバキバキと 折れてしまう(割れてしまう)ので注意が必要である。



電源スイッチ、POWER、IDEアクセスLEDの取り付け

とにかく部品が特殊 今回は、ケースの中でマザーボードからコネクタ類を引き回したりしないので、 加工が必要なのは電源スイッチと、LED関係くらい。というわけで、純正のスイッチを 流用するために、余分な部分を削り取って、ドリルで穴を開けて、ホットボンドで固定することに。

適当にマウント LEDは青を2つ、これまた適当にホットボンドで固定した。かなりいい加減。。 アルミ板でフレームとかきちんと作ればいいのだろうけど割愛。。LED自体は 千石電商で1つ180円くらいで購入。青色もかなり安くなってきましたね。

正面向かって右側にも押しボタンスイッチがオリジナルにはあるので、そこを リセットとかROMドライブ取り出しとかにできると美しいのですが、スイッチを 取り付けるのが厄介だったのでこれまた割愛。リセットスイッチがないPCも 増えてるってことで(言い訳)

青がまぶしい 仮組してみる。電源は仮にマウント。 CPUFANは、12cmファンがつけられるようにヒートシンクにアダプタをつけて 大きくしてある。モバアスなので、低回転FANでもいけるんだろうけど、ケチって その辺にあったFANでごまかす(汗。


電源、HDD、DVD-Rドライブのマウント

HDDを電源の上にマウント ATX電源延長 一気に最後の工程。。。電源はコードをさす位置とFANの位置を考えて配置したら マザーボードまで線が届かなくなったので慌てて延長した。 電源自体はL字型金具とホットボンドで、気持ち、シャシーと固定してみた。 ケースがもろいのであまり強く固定していいものかどうか・・・。

その上にHDDをマウントする。今回選択したのはこれまた現役を退いた40GB。 側面のアクリル板にネジ穴を開けて、普通にネジで固定した。透明ケースだと こういうとき映えるね(自己満足)

フロントビュー 前から見た感じ。HDDをプライマリマスタ、DVD-Rをセカンダリのマスタに。 メモリスロットはもう1つあるので、PC2100の512MBが5kきったら追加するかな。

上面に余ったアクリル板で橋渡し?をしてまたもL字型金具で固定する。 頑丈とは言いがたいが厚みが3mmあるアクリル板なので倒壊はしない程度にはなった。

その上にDVD-Rドライブを固定。トレイの先にオリジナルのベゼル?をホットボンドで 固定&位置あわせ。これがかなり難しかった。現物あわせを繰り返しなんとか固定。 上のカバーをかぶせるときにこのベゼルがひっかかってしまうので(言葉で説明 しづらいのだが)とにかく、オリジナルのようにフルスクラッチのケースに固定 するのが難儀して、ドライブの開閉もあまり綺麗にいかなかったところが悔やまれる。



完成

リアビュー かなりかけ足だったけど完成。手抜きのアルミ板を背中にただ、はさんでるだけ。。。

中のクリアランスはあるのでPCIバスやAGPバスに拡張カードを 挿そうと思えば挿せるのでいざというときには(いざってなんだよ。。。) 背中が少しコネクタ類が出っ張ってしまったが、標準的なMicroATXがさせるので、 これまたマザーボードが進化しても(以下略)

いつものHDDBENCHATX88に比べてALLは1.5倍弱?ただ、数値は全体的に 上回っているかな。133MHz x 6 =800MHz駆動なので。本当ならx 10以上出るんだろうけど、、 レブしばり(違)

次はもう少し斬新なネタでやりたいですな・・・。

会社に持っていってからはキーボード切り替え器(68キーボードを変換してつないでいるけど) 「コード入力」ボタン+カーソルキーで切り替えられた。good。個人的には次はUXGA液晶が 欲しいな。。。広いデスクトップで仕事がしたい・・・。5万くらいになるのにはあと1年は かかりそうだしな・・・。


今日はここまで