浜 御 殿 跡
|
![]() |
浜離宮庭園の入り口は内枡 形になっていて、両側には今 でも石垣が残されています。 この上には桜田門のような渡 り櫓門形式の門が在ったので はないかと思われます。 |
![]() |
正面に見える中島の御茶屋 は戦後の復元で、今は喫茶を 楽しむ事が出来ます。その御 茶屋手前の池は海と繋がった 海水の池で、潮位により池の 水位も変化し、水の中には海 の魚が泳いでいます。 |
![]() |
浜御殿は江戸城の海防を担 う出城としての役目もあるの で、海側以外の周囲も石垣と 堀に囲まれていますが、特に 陸側の石垣は本城の江戸城と 同様に堅固な石組で組まれて います。 |
![]() |
一転して海側は石垣も低く 海からの攻撃には無防備に見 えるのですが、庭園風の築山 が土塁のように細長く築かれ ていて、海から浜御殿の内部 を巧妙に隠しています。 |
![]() |
現在は花畑となっている左 側の場所は、飢饉に備えての 籾倉などの跡でその荷揚げ場 でしたが、幕末には幕府海軍 の蒸気船の為の火薬所や石炭 置き場となり、浜御殿は城と しての性格を一層濃くしてい ました。 |
一つ上 ”都内の古城址について ” 表 紙 ”小さな旅と四季の風景 ”へ |