ウスリーオオカミキリ

大韓民国 1966エルサルバドル 1994ベリーズ 1995
ウスリーオオウスバカミキリ
Callipogon relictus
(カミキリムシ科)
アラゲオオキバカミキリ
Callipogon barbatus
(カミキリムシ科)
クチヒゲオオキバカミキリ
Callipogon senex
(カミキリムシ科)
フィジー 1987スリナム 1993モンゴル 1991
オオウスバカミキリの一種
Xixuthrus heros
(カミキリムシ科)
オオキバウスバカミキリ
Macrodontia cervicornis
(カミキリムシ科)
オオキバウスバカミキリ
Macrodontia cervicornis
(カミキリムシ科)
ポルトガル領ギニア 1953チリー 1995ペルー 2007チェコスロバキア 1992
シモフリオオウスバカミキリ
Acanthophorus maculatus
(カミキリムシ科)
カミングオオウスバカミキリ
Acanthinodera eummingi
(カミキリムシ科)
タイタンオオウスバカミキリ
Titanus giganteus
(カミキリムシ科)
ウスバカミキリムシの一種
Ergates faber
(カミキリムシ科)
グレナダ領グレナディン諸島 1990モンセラト 1994ベリーズ 1995
テナガカミキリ
Acrocinus longimanus
(カミキリムシ科)
テナガカミキリ
Acrocinus longimanus
(カミキリムシ科)
テナガカミキリ
Acrocinus longimanus
(カミキリムシ科)


ウスリーオオカミキリはカリポゴンと呼ばれ、仲間にカミキリムシの中で最大のカリポゴン・アルミタラス(雄の体長約11cm)がいます。南米アマゾン川の流域にだけ棲んでいるとされていた種類ですが、70年ほど前、極東ロシアのウスリー地方から一種発見され、学界にセンセーションを巻き起こしました。これがウスリーオオカミキリです。なぜ太平洋を越えた遠隔地に分布するのか、学者の間で論議が湧きました。しかしクワガタムシ同様、往時の既存型と考えるのが妥当のようです。つまりウスリーオオカマキリの仲間も、かってはユーラシア大陸やアメリカ大陸に広く分布し繁栄していたものなのです。ところが何かの要因によって数種が絶滅し、アジアではウスリーオオカミキリだけがやっと残ったのでしょう。
オオキバカミキリは、まるでクワガタムシのような発達した大顎を持つ、体長が8cm−13cmの大型のカミキリムシです。攻撃的で触ろうとするとこの大顎で噛みつこうとします。雌の大顎も大きく、この大顎を使って直径2cm程もある木の枝を噛み切り、そこに卵を産みます。
テナガカミキリは、体長が6cm−8cmと大型で、前足が極めて長く変わった形をしています。背中の模様もユニークで英名をハリケーンビートルと言います。特に雄の前足が長く、交尾するとき雌を抱き込むためにも使います。テナガカミキリの背中にはカニムシという小さなサソリのような形をした生物が乗っていることが多いです。カニムシはテナガカミキリを飛行機の代わり利用していると云われます。

NEXT 切手へ ホームページへ