裸殻翼足目

北海道 1996
クリオネ
Clione limacina
(ハダカカメガイ科)


裸殻翼足目は、巻貝の仲間ですが、成長すると完全に貝殻を失います(裸殻翼足目共通の特徴です)。体は透明な部分が多く、体の前半に局在する内臓のみが不透明です。胴体の前部に透明な1対の翼足 (pteropods) があり、翼足を動かして遊泳します。クリオネのこの姿から天使に例えられ、「流氷の天使」、英語ではSea Angelとも呼ばれます。ただしSea Angelはもっと広く、裸殻翼足目の総称的に使われることが多いです。

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