ナイジェリアの昆虫切手

ギニア湾に臨むナイジェリアは、日本の2倍半ほどの面積を持ち、人口は近年増加が著しく1億人を突破しました。このナイジェリアは、20世紀の初頭、ニジェール・コースト保護領などの4つの英領を統合した植民地として発足しました。英国は当時、行政の効率化などを目指して、カナダ、オーストラリア、南アフリカなどにおいても、植民地の統合を進めていました。第二次大戦後の民族運動の高まりの中で、ナイジェリアは1960年に英連邦の一員として独立し、1963年には連邦共和国となりました。現在のナイジェリアの経済を支えているのは、東南部の石油で、主にヨーロッパ諸国へ輸出されています。
このナイジェリアから1986年に昆虫切手4種が発行されました。アフリカ特産の昆虫が選ばれ生態的に描かれており、お気に入りの切手の一つです。

Nigeria ナイジェリア
1986.7.14 昆虫切手
ゴライアスオオツノハナムグリ
Goliathus goliathus ♂
(コガネムシ科)
キオビクロスズメバチ
Vespula vulgaris
(スズメバチ科)

イエコオロギの一種
Acheta domestica
(コオロギ科)
ヒメマルカツオブシムシ
Anthrenus verbasci
(カツオブシムシ科)


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