アルゼンチン 1989 | アメリカ合衆国 1986 | コートジボアール 1996 |
デプロミスタスの一種 Diplomystes viedmensis (デプロミスタス科) |
ブラウンブルヘッド Ameiurus nebulosus (アメリカナマズ科) |
オーネイトキャット Auchenoglanis occidentalis (ギギ科) |
中央アフリカ 1995 | ブルキナファソ 2001 | 民主カンボジア 1983 | ソマリア 1979 |
ギギの一種 Chrysichthys sp. (ギギ科) |
ギギの一種 Bagrus docmac (ギギ科) |
タイバーキャット Leiocassis siamensis (ギギ科) |
ネコギギの一種 Pardiglanis tarabinii (ギギ科) |
ポーランド 1979 | ザンビア 1983 | コートジボアール 1996 |
ヨーロッパオオナマズ Silurus glanis (ナマズ科) |
バターフィッシュ Schilbe mystus (スキルベ科) |
スキルベの一種 Schilbe mandibularis (スキルベ科) |
ラオス 1967 | タイ 1968 | ラオス 2013 | 大韓民国 1989 |
メコンオオナマズ Pangasianodon gigas (パンガシウス科) |
パールン Pangasius sanitwongsei (パンガシウス科) |
ジャイアント・バガリウス Bagarius yarrelli (シソル科) |
ミナミアカザ Liobagrus mediadiposalis (アカザ科) |
インドネシア 1987 | ナイジェリア 1991 | ナミビア 2003 | ソマリア 1979 |
アルビノ・クララ Clarias batrachus (ヒレナマズ科) |
アフリカン・クララ Clarias gariepinus (ヒレナマズ科) |
ヒレナマズの一種 Clariallabes platyprosopos (ヒレナマズ科) |
ヒレナマズの一種 Uegitglanis zammaranoi (ヒレナマズ科) |
中央アフリカ 2012 | マリ 1976 | マリ 1975 | 中央アフリカ 2012 |
ヒゲナガヒレナマズの一種 Heterobranchus longifilis (ヒレナマズ科) |
ヒゲナガヒレナマズの一種 Heterobranchus bidorsalis (ヒレナマズ科) |
デンキナマズ Malapterurus electricus (デンキナマズ科) |
ロングノーズデンキナマズ Malapterurus microstoma (デンキナマズ科) |
中央アフリカ 1995 | パラオ 2000 | コンゴ民主共和国 2002 |
アウケノグラニス Auchenoglanis sp. (ハマギギ科) |
イトヒキハマギギの一種 Bagre marinus (ハマギギ科) |
ハマギギの一種 Arius felis (ハマギギ科) |
コンゴ民主共和国 2002 | 中央アフリカ 2001 | ザイール 1978 | ペルー 2008 |
オキシドラス Oxydoras niger (ドラス科) |
ミナミゴンズイ Plotosus lineatus (ゴンズイ科) |
サカサナマズ Synodontis nigriventris (サカサナマズ科) |
ドルフィンキャットの一種 Ageneiosus ucayalensis (アウケニプテルス科) |
ウルグアイ 2005 | コンゴ民主共和国 2002 | ウルグアイ 1968 |
ミナミアメリカナマズ Rhamdia sapo (ヘプタプテルス科) |
ピメロドゥスの一種 Pimelodus blochii (ピメロドゥス科) |
ショベルノーズキャット Sorubim lima (ピメロドゥス科) |
ペルー 2008 | パラグアイ 1998 | コンゴ民主共和国 2002 |
レッドテールキャット Phractocephalus hemioliopterus (ピメロドゥス科) |
ピンダード Pseudoplatystoma coruscans (ピメロドゥス科) |
タイガーショベルノーズキャット Psedoplatystoma fasciatum (ピメロドゥス科) |
カンボジア 1992 | ニカラグア 1981 | スリナム 1978 |
ブロッチ・ホプロ Megalechis thoracata (カワリナマズ科) |
スカンク・コリドラス Corydoras arcuatus (カワリナマズ科) |
ウォトロイ・コリドラス Corydoras wotroi (カワリナマズ科) |
ブラジル 1988 | ブラジル 1988 |
エメラルドキャットフィッシュ Brochis splendens (カワリナマズ科) |
ホワイトチッププレコ Ancistrus hoplogenys (ロリカリア科) |
ポーランド 1995 白銅 | 日本 2012 白銅+ニッケル真鍮の環 |
ヨーロッパオオナマズ Silurus glanis (ナマズ科) (ナマズ目) |
ビワコオオナマズ Silurus biwaensis (ナマズ科) (ナマズ目) |
ビワコオオナマズ Silurus biwaensis (ナマズ科) (ナマズ目) |
イワトコナマズ Silurus lithophilus (ナマズ科) (ナマズ目) |
コリドラス Corydoras corydoras (カワリナマズ科) (ナマズ目) |
ワイツマニーコリドラス Corydoras weizmani (カワリナマズ科) (ナマズ目) |
トリリネアトゥスコリドラス Corydoras trilineatus (カワリナマズ科) (ナマズ目) |
アカザ Liobagrus reini (アカザ科) (ナマズ目) |
メコンオオナマズ Pangasianodon gigas (パンガシウス科) (ナマズ目) |
ロイヤル・プレコ Panaque nigrolineatus (ロリカリア科) (ナマズ目) |
インペリアルゼブラ・プレコ Hypancistrus zebra (ロリカリア科) (ナマズ目) |
マダラロリカリア Liposarcus disjunctives (ロリカリア科) (ナマズ目) |
ナマズの特徴としては、口ひげ、ヌルヌルした体、大きな頭に大きな口、 などが挙げられます。ナマズという言葉で日本人が思い浮かべるのは、地震のナマズ−ひょうたんナマズでしょう。眼を世界に転じると、私達のナマズ観は一変せざるを得ません。全世界には現生する魚(約2万種)の10%の2000種ものナマズ目魚類が出現します。ナマズ目には、体の大きさも、南アメリカ産のカワリナマズ科コリドラス属の魚のように全長5cmにも満たない小魚から、長さ4m、体重200kgにもなるナマズ科のヨーロッパオオナマズや、長さ3m、体重300kgになるメコン河にのみ生息するパンガシウス科のメコンオオナマズまであります。また南米アマゾンのハマギギ科のバグレと呼ばれるイトヒキハマギギも大きく長さ2.5mに達します。
ナマズ目は、生態的には夜行性で肉食性のものが多く、餌を丸呑みにするため大きな頭に大きな口になった様です。腹も大きいですね。魚食性のナマズは口に入る大きさの物なら何でも食べてしまいます。ハマギギ科のナマズには直径2cmもある大きな卵を雄が口中で孵化させるものがいます。南米産のナマズは雌の腹部にスポンジ状の突起が出て、そこに受精卵を付着させます。タンガニカ湖にすむサカサナマズ科のナマズのなかには、托卵をするナマズがいます。シクリッドの一種が産卵をして卵を口にくわえるとき、どさくさにまぎれて自分の卵を紛れ込ませるのです。
形態的には、ウキブクロの振動を内耳に伝える役目をしているウェーバー器官を持っています。体にはウロコが無くのっぺらぼうの皮膚に覆われているものと、骨室の小突起や瓦状の骨板に覆われているものがあります。腹を上にして泳ぐアフリカ産のサカサナマズや、発電をするアフリカのデンキナマズなどの変わり者もいます。