レバノンのカイコ切手

レバノンは、紀元前3000年にフェニキア人によって開かれ古い歴史を持つ国ですが、ペルシャ、ローマ帝国などの支配を経た後、7世紀以降ビザンチン帝国の侵略を受けイスラム化がなされました。16世紀以降はオスマン・トルコの支配下に入りました。第一次大戦後はシリアの一部としてフランスの委任統治領となり、1926年にシリアから分かれて共和自治政府を樹立し、1943年に独立を宣言。駐留していた仏軍は1946年に撤退しました。
このレバノン共和国から1930年に首都ベイルートで開催された蚕業会議開催記念のカイコを描く6種の切手が発行されました。カイコ、繭、カイコガ、それに食草の桑が、単色で描かれています。

Republic of Lebanon レバノン共和国
1930.2.11 蚕業会議開催記念切手

繭、カイコ、カイコガ
Bombyx mori
(カイコガ科)


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