ポーランド 1965 | コモロ諸島 1999 | コモロ諸島 1999 | ギニア 1987 |
コリトサウルス Corythosaurus (ハドロサウルス科) |
ランベオサウルス Lambeosaurus (ハドロサウルス科) |
パラサウロロフス Parasaurolophus (ハドロサウルス科) |
イグアノドン Iguanodon (イグアノドン科) |
大韓民国 2012 | 西サハラ解放戦線 1992 | 大韓民国 2011 |
パキケファロサウルス Pachycephalosaurus (パキケファロサウルス科) |
プシッタコサウルス Psittacosaurus (プシッタコサウルス科) |
スケリドサウルス Scelidosaurus (スケリドサウルス科) |
パラサウロロフス Parasaurolophus (ハドロサウルス科) (鳥脚目) |
パキケファロサウルス Pachycephalosaurus (パキケファロサウルス科) (鳥脚目) |
イグアノドン Iguanodon (イグアノドン科) (鳥脚目) |
鳥脚目のコリトサウルスは、頭部に奇妙な突起を持っています。この突起は永い間、内部に空気を貯めておくシュノーケル装置と考えられてきました。しかし、空気を貯め込んでおくにしては、その容積が余りにも小さすぎます。肺を利用した方がよほど効果的な事が判りました。トリトサウルスの頭部縦断面図を作って調べた学者は、管状になった突起が鼻腔と連なっていることから、特別に発達した嗅覚器に違いないと現在では考えるようになりました。この嗅覚器で逸早く肉食性恐竜の体臭を嗅ぎ取って、一目散に逃げおせた事でしょう。
鳥脚目のイグアノドン(イグアナの様な歯の意味)は世界で最初に発見された恐竜として有名です。1822年に英国のギデオン・マンテル博士がメアリー夫人を伴って患者の家に行っている間に、メアリー夫人が道路にあった石の山の中から不思議な歯を見つけました。この歯の入った石はディルゲート森林の石切場のものでした。この時までに巨大な爬虫類の骨や歯を数本持っていましたが全く違う見た事の無いものだったと言います。それを、フランスの解剖学者キュビィエに見せたらサイの上顎の門歯だと言い、ロンドンの地質学会のときにバックランド教授、コニベアなどに見せたが、よい結果が得られませんでした。マンテル博士は1825年に、コニベアの示唆によって、イグアノドンというイグアナに因んだ名前を付けました。