セネガル 1968 | フォークランド諸島 1994 |
カメノテミョウガガイ Pollicipes mitella (ミョウガガイ科) |
エボシガイ Lepas sp. (ミョウガガイ科) |
クロフジツボ Tetraclita japonica (クロフジツボ科) (無柄目) |
ミョウガガイ Scalpellum stearnsii (ミョウガガイ科) (無柄目) |
スジエボシガイ Conchoderma virgatum (ミョウガガイ科) (無柄目) |
フジツボは、富士山状の石灰質の殻をもつ固着動物です。大きさは数ミリから数センチ。甲殻類無柄目に分類されます。19世紀初めまでフジツボは、貝などと同じ軟体動物であると考えられていました。しかし1829年にJ.V.トンプソンにより、エビ、カニなどの甲殻類と同じく自由遊泳性のノープリウス幼生として孵化することが明らかにされ、甲殻類に分類されるようになり、19世紀半ばにはチャールズ・ダーウィンがフジツボの系統的な研究を行い、フジツボの分類学的な基礎を築きました。