クロアチアの昆虫切手

クロアチアは、旧ユーゴスラビアの崩壊に伴って誕生した国の一つです。紀元前にはローマ帝国の一部でしたが、7世紀から9世紀にはフランク王国とビザンチン帝国の支配を経て、10世紀にクロアチア王国として成立しました。しかし12世紀以降は約900年に亘りハンガリーの支配下に入り、第一次大戦後にユーゴスラビア王国として独立しました。第二次大戦ではドイツの侵略を受け一時期親ナチス政権の誕生もありましたが戦後、旧ユーゴスラビアを構成する共和国となりました。1990年に共産党支配に終止符を打ち、91年に連邦から分離し独立を宣言しましたが、以降クロアチア人勢力とセルビア人勢力による内戦に突入。95年にクロアチア政府軍はセルビア人により占領されていた地域の大部分を奪還し、和平協定が結ばれました。
このクロアチアから1997年に昆虫1種と貝2種の3枚から成る新種発見切手が発行されました。
2005年にはセンスの良い昆虫切手3種が発行されました。


Republic of Croatia クロアチア
1997.4.22 新種発見切手
メクラシデムシの一種
Radziella styx
(タマキノコムシ科)


2005.4.22 昆虫切手
ナナホシテントウ
Coccinella septempunctata
(テントウムシ科)
アルプスルリボシカミキリ
Rosalia alpina
(カミキリムシ科)
ヨーロッパミヤマクワガタ
Lucanus cervus ♂
(クワガタムシ科)


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