Yukun's VICS Report 3-3

VICSセンターとは

VICSセンターの概要
1.名称:財団法人道路交通情報通信システムセンター
(VICSセンター)

2.設立:1995年7月1日

3.基本財産:2億円

4.目的:VICSセンターはドライバーのニーズに即した
道路交通情報をデジタル情報として体系的に収集、処
理、編集し、通信・放送メディアを用いて車載装置に送
信する道路交通情報通信システムの開発及び運用を
行い、ドライバーに的確な情報を提供することにより、
安全で欠いてきな道路交通環境の確立に寄与し、
もっとゆとりのある国民生活の実現と社会経済の発展
に資することを目的とする。

5.事業:VICSセンターは、上記の目的を達成するため、
次に掲げる事業を行う。
−(1)道路交通情報の収集、処理、編集及び通信・放送
メディアによる提供
−(2)道路交通情報通信システムに関する調査、研究及
び開発
−(3)道路交通情報通信システムに関する知的財産権の
維持及び管理
−(4)前3号に掲げる事業に関する業務の受託
−(5)道路交通情報通信システムに関する国内外の情報収
集及び関係機関・団体との交流
−(6)その他センターの目的を達成するために必要な事業

6.主務官庁:警察庁、郵政省、建設省


所在地:東京都千代田区内幸町2-2-1


財団法人として設立された理由
VICS事業の目的と性格
VICS事業は交通の安全・円滑化、ならびに環境保全等
の向上へ寄与を目的とした公共的性格の強い事業です。

VICS事業の方法
VICS事業は道路交通情報の提供を通じて、道路交通
流を適正な方向は心配する交通行政・道路行政そのもの
といえます。したがって、交通行政・道路行政両当局と
密接な連係を保ち、またその指導を得る必要があります。
また、移動体への情報提供ということから電波行政当局
とも同様の関係をもつ必要があります。

目的達成のための必要条件
上記の目的達成のためには、システムの実現と広範な
普及・浸透が不可欠です。このために、行政施策との連
動を前提に民間活力を導入することが必要です。
こうした点から、VICSの運用主体は、株式会社等
の営利法人ではなく、公益法人が望ましいとの結論が
下されたわけです。


次頁は「VICS情報について」です。