AOI: Atmospheric Optical Image Enhancer

大気光象画像用画像処理アプリケーション

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暈などの大気光象を写した写真の強調処理を主目的とした、 オリジナルの画像処理アプリケーションです。 強調・リサイズなど、大気光象画像の日常的によく必要とする処理が Photoshop や Paint Shop Pro などに頼ることなく実現できます。 強調処理せず、単なるリサイズ用アプリとしても使えます。 画像処理のパラメータ調整はおおよそ決め打ち＆自動調整で、細かい調整は今のところできませんが、 処理したい画像のファイルをウィンドウにドロップ、あるいは画像をペーストして、 処理メニューを選び「スタート」ボタンを押すだけで処理できます。 出来上がった画像は、ファイルへ出力するか、コピーして他のアプリへ貼り付ける ことができます。 "AOI" は「あおい」と読んでます。

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現在使える処理

autoBR / autoBR+U / autoBRv2 / autoBRv2+U / SCR (Sky-Color Regression) / SCR+U / B-R / B-R(+U) / B-G / B-G(+U) / autoRG / autoRG+U / autoRGv2 / autoRGv2+U / Unsharp Mask / UnsharpEX

元画像		autoBR		SCR		SCR+U		UnsharpEX

B-R法をアレンジし、加えて平行調整のパラメータを 自動調整するようにした処理です。 チャネルミキサーの R/G/B のパラメータに当たる部分は、 Photoshop などではできない数値設定がされています。 (文献 参照)

autoBRをベースに、RGB の割合も画像に合わせて 自動調整するようにした処理です。 詳細は 文献 を御覧ください

autoBR の平行調整のパラメータを場所ごとに変えるようにした処理です。

autoBR の、R-G版です。夕景などのときに試してみるとよいです。

autoRG の平行調整のパラメータを場所ごとに変えるようにした処理です。

B-R法で引くチャネルを、 こちらのページ で紹介されているように R ではなく G にしたしょりです。 平行調整のパラメータは自動計算されます。

autoBR などそれぞれのを掛けたあと、UnsharpEX を掛ける処理を行います。設定値 (デフォルト800ピクセル) を超えるサイズの画像は縮小されます。

アンシャープマスクの「遮光物などの影の周りが白くなってしまう」 という欠点を改良した処理です。 処理速度はアンシャープマスクより遅くなります。 設定値 (デフォルト800ピクセル) を超えるサイズの画像は縮小されます。

Reference:
Yuji Ayatsuka, "Revealing Halos Concealed by Cirrus Clouds" EGUsphere [preprint], doi:10.5194/egusphere-2023-456, 2023

AOI Version 0.3 beta2 (2023/12/21)
Download: AOI_v0.3b2.zip (40,156,246 byte)

Ver.0.3 beta1 からバグ修正をしました。

ZIPファイルを展開して、中に入っている AOI.exe を起動すれば動きます。 詳しくは同梱の readme_JP.txt をご覧ください。

動作環境

• Windows (64bit環境)
• Windows10/11 で動作確認していますが、 8以前でも64bit環境であればだいたい動くと思います
• Java で作ったものを、exewrapで exe にしてあります
• JRE(の必要部分)を同梱してありますが、すでに Java がインストールされている場合はそちらが使われます

Notices

• 本アプリケーションは自由に使っていただいて構いませんが、無保証です。
• いろいろテスト中のベータ版ゆえ、不便な部分なども多々ありますがご容赦くださいませ。
• 本アプリケーションで処理したご自身の画像を SNS その他で (商用含め) 公開する、 などはもちろん ok です。その際に "AOI/autoBR で処理" "#AOI_SCR" "#AOI_autoBR" "#AOI_autoBRU" など添えていただけると製作者が喜びます:-)。
• お問い合わせやリクエスト、感想などは、必ずしも反応できるか判りませんが、 メールや Twitter (@ayatsuka_yuji) でいただければ幸いです。