子規以前の明治俳句は、文学史上もっとも軽く見られている分野だと言えるでしょう。
それは、近世俳諧の模倣と俗化だという見方が一般的です。
けれど、これまでの俳句史は、「国学」と「国家神道」の問題を見落としてきました。
それはどちらも「近代化」のプロセスだったのです。
明治俳句史を、もう一度見直してみましょう。
基礎資料 | 明治中期の俳壇 | 月並俳諧の実際 |
月並の俳誌 | 東京の発行所 | 月並俳諧とは何か |
俳書刊行の推移 | 東京の宗匠たち | 「俳諧一日集」 |
明治俳書目録 | 地方の発行所 | 「国粋振興会員発句集」 |
明治俳諧の評価 | 「穎才新誌」の俳句 | 新聞記事に見る点取俳諧 |
「明治俳諧金玉集」の考察 | ||
「大日本風雅倶楽部設立趣意」 |