11/1(月)

とりあえずエレファンタ島行きの船が出る場所まで行ってみる。ところがなんと月曜日はCAVEに入れない!とのこと。なんでこうついていないの!!!これが毎週月曜日なのか、今日が11/1でなんでもヒンディー教Holydayにあたるからなのかは不明だけど、タージマハルの件もあり、つくづく曜日に翻弄されている。しばらくボーゼンとする。

さかんにガイドの勧誘が何か言っているけれど、ほとんど相手にしないと3h 35ドルのツアーが15ドルになった。それでも高いので、No thank you!と言って別れる。タージマハルホテルの内部に入ってみるが、まあ普通の高級ホテルかなという感じ。客じゃないので愛想いい対応をしてくれるわけではない。どうしようか迷いながらチャーチゲート駅まで歩き、さらにそこからマリンドライブまで行く。前日列車で仲良くなったプラジー達がいいよと言っていたホテル(Ambassador)を見てみると、これがかなり良いホテル。$1,535もする。こういうところに泊まるものと思われていたのかな。ちょっとうれしい。でも実際は$35前後のホテルだけど。

アラビア海に面したマリンドライブに出て南下する。ボンベイNo.2のホテルOberoiに寄る。内装等は新しい分タージマハルより立派。別の手が届きそうなホテル(名前忘れた。マリンドライブ沿い)で値段を聞いたら235ドルとのこと。高いからやめるといって出てきた。途中、エア・インディアの本社があり、本にはそこから定時に空港行きバスが出ていると書いてあったので確認したところ、もうそのサービスは止めたとの事。本当についていない。どうして?タクシーで300ルピーとの事。また出費が・・・。

どうもこのあたりのホテルは高いので(別のホテルに移るため、ホテル探しもしていた)ひとまずまたリーガルシネマまで行き(12ルピー)周辺をうろつく。ちょうど昨日のホテルの裏にHotel Suba Palaceというのがあり、値段を聞くと1,363ルピー(TAX込み)で、部屋もきれいだし、何より従業員がニコニコして感じが良いのでここに移ることにした。

で、お土産探しに行くことにして、クロフォードマーケットにタクシー(25ルピー)で向かった。クロフォードマーケットは菓子、香料、野菜、果物、鶏を扱っていて、鶏部門の方に行くととてもくさい。でも市場はどこの国も楽しい。もう昼過ぎていたけど、食事できそうなところがない。一軒、Restaurantぽいのがあって入ったら酒場みたいで昼間から飲んでいる人ににらまれ、すぐ出てきた。しょうがない、昼食はあきらめよう。
ということで、次にヒンドゥー教の寺院、ムンバーデヴィ寺院に行く。タクシーで行ったが、後で気づいたが徒歩で充分歩ける距離だった。ここでも分けの分からぬ人に手にひもを結ばれ51ルピーよこせと言われ、むっとして21ルピーしかあげなかったけど、別に他の人々は以外と友好的で異教徒の自分がうろうろしても何も問題なし。デジタルカメラで撮って見せてあげたら、やっぱり喜んでいた。道がとても混んでいて、タクシーを拾ってもムダなので、とりあえず南の方向(ホテルに近づく)に歩く。

布地屋のおじいさんに声をかけられ、見るだけでもと言いながら中に入る。全然土産物がそろわないので、スカーフでも買おうかと思っていたら、値段を聞いてあれよあれよとスカーフ2点、プラス長めのスカーフ1点、ショール1点、ベッドカバー1点、すべてシルクで1,080ルピー購入してしまった。(最初スカーフの言い値120。難ありだったので大幅値下げ。2点で180ルピー。長めのスカーフで350ルピー。ショールをつけて600ルピー。ベッドカバーで1,080ルピー。こう書くと値引率が悪くなっている!気がつかなかった。失敗)その他シールとかも購入して、気がついたらクロフォードマーケット前に出ていた。
まだ元気があったのでさらに南下。東京三菱銀行の近くでグリーティングカード購入。神様の絵のカード。ちょっとやばくて、表にたぶんヒンディー語でオームと書いてある。だいぶ疲れたのでタクシーに乗って帰る。

ボンベイではタクシードライバーはちゃんとメーターを倒していたのに今回は倒さない。ちゃんと倒せよと言ったら、その必要はない。1メーターで行くから、と言われた。実際それほど遠くなくて、1メーター分の料金で済んだ。ホテルに戻る途中、昼頃にザクロジュース(25ルピー)を飲んだジュース屋に寄り、ミネラルウォーターを購入。このおやじには写真を送ってあげないと。

ホテルで遅い昼食(というより早めの夕食)をとり、(ベジタブルピザとペプシで77ルピー)夕日を見に再びマリンドライブに向かう。インドではどこでもきれいな夕日を見ることができる。今までは地平線に沈む夕日ばかり見ていたが、今日は水平線に沈む夕日だ。これもまたきれい。ところが、マリンドライブの夜景を見ようとしばらく待っていたら、あやしげな女性が声をかけてきて、金くれ、と言う。さけて歩き出すと今度は背の高いどうみてもゲイとしか思えないヤツが近づいてきて腕を取るのでDon't touch me!と怒って逃げてきた。せっかくきれいな夕日を見たのに台無しだ)

ホテルまでタクシーで、と思っていたのだが、帰宅ラッシュのせいで全然空車がいない。とにかく歩き出したが、どこかで道を間違えたらしく、スラム街のような所に出てしまった。海も見えて、どうやら90度方向を間違えたらしい。通りかかったタクシーをつかまえ、すぐにその場を立ち去った。それにしても、どこで間違ったのかな。

ホテルで一息ついてから食事に出かける。とりあえずインド門方面に向かって歩く。インド門はライトアップされていた。タージマハルホテルの横を通り過ぎると(横にはトヨタのセルシオとか、ベンツとか高級車が停まっている)イスラム系と思われる人たちが集まっているケバブ屋台を発見。そっちにだいぶ魅かれたけど、インド最後の夜なのでインド料理の店にする。Gokul Restaurantというお酒の飲める店があったので入ってみる。
Golden Eagleと言う名のビール(65ルピー)を飲んでみる。軽い味だけどくせのある感じ。タイのシンハービールを不味くした感じかな。他にChicken Tikka(焼き鳥みたいなの)とFried Jinger riseを食べる。Riseは美味しいけど、量が多すぎる。最初に入ったときはちょっとヤバそうな雰囲気だったけど、ビールの写真を撮っていたら、店員が興味を持ってまた仲良くなってしまった。ちょっとハリソン・フォードに似た感じの人もいて楽しい。(ちょうどTemple of Doomの感じ)
隣の席の人とも仲良くなり、アウランガーバードに住んでいて次に来るときはうちに泊まれと言って住所を教えてくれたりした。とっても気分良く店を出て(たぶんTotalで165ルピー)いつものジュース屋に行く。今回は日本にないAnjeerという果物をミルクシェークにしたものを飲む。何度も行くと愛想も良くなり、他の客の注文で多めに作ったミックスジュースを試し飲みさせてくれたりする。去る時にお金を払うのを忘れて呼びとめられたり、お釣りを間違えたり(それも多くくれたり)したけど、今日一日で思い直した。またインドに来てもいいかな、と。

やっぱり人についてまわるより、一人でいろいろな人とふれあいながら少しずつ親切されて旅しないとその国の良さがわからない。ツアーだと寄ってくる人はたくさんいるけど、自分から寄る機会は少ない。で、だいたい寄ってくる人は下心を持っている人たちだ。一人だと寄ってくる人より自分から寄っていく人の方が多いので、人々の親切にふれることができる。改めて一人旅(というか自由旅行)の良さを実感した。


翌日へ
前日へ
戻る