6/7(土)


現在14:27(日本時間)。アエロフロートの582便A310の機内にいる。成田発13:30(定刻より30分遅れ)で約10時間10分のフライトである。
今回は、中東2ヶ国及びモスクワの友人に会う旅、だったが、3国ともビザが必要な国で、事前準備が大変だった。そもそも中東行きを決めたのが、5月中旬、チケットを手配したのが5/19(月)、シリアの推薦状を5,000円で作成してもらって申請したのが5/23(金)、ビザ受け取りが28日、ロシアのビザが個人で取得出来ることがわかったのが27日で、それから旅行代理店にチケットを前もって受け取れるように依頼し(チケットがないとロシアのビザが申請できない)、5/30に新宿までチケットを取りに行きその足でロシア大使館まで申請しに行った。おかけでその日は遅刻寸前11時ジャストにタイムカードを切る羽目に(ロシア大使館から会社までタクシーで乗り着けた)。そうしてロシアのビザは出発前日に発行してもらえた。
ヨルダンのビザは6/4に申請。翌日発行だったが、出発前日にロシアとヨルダンのビザまとめて取りに行った。この日も11時ぎりぎりで、駅から会社までダッシュ。とても慌ただしい準備期間だった。先が思いやられる。。。

アエロフロートは今回が二度目。悪名高いサービスもそれほど悪いとは思えない(日本発着だけいい? いつも二流キャリアだから、差が分からない?)。ただすぐ後ろが喫煙席なので煙たい! 国際線で喫煙席があるなんて!(*_*)
プーシキンと友人

■ビザについて(97/6時点の情報)
シリア大使館 ・・・六本木駅から徒歩10分程の住宅地にある。大使館自体普通の住宅を使っている。ブザーを押してカギを開けてもらい、中に入る。ヒゲもじゃのアラブ人が出てくると思ったが、同い年ぐらいの女性がビザの受付・担当だった。発行まで4日、シングルで2,800円。9:30-11:00受付、13:00-14:30交付。
ロシア大使館 ・・・神谷町駅から徒歩10分。トランジットビザは航空券が必要(ツーリストビザは招聘状が必要とのこと)。発行まで一週間、トランジットのシングルビザ5,000円、ダブル6,000円。窓口はすごく事務的、一人も並んでいないのに、整理券を取って番号を呼ばれないと対応してくれない。でも電話で問い合わせしたときはつたない日本語で一生懸命説明してくれた。受付は10:00-12:00、14:00-16:00。木休み(あと土日も)。
ヨルダン大使館 ・・・永田町駅から3分。ビルの4F。受付の人は日本人。10:00-12:00受付、翌日交付(交付も10:00-12:00)。シングルビザ5,000円、ダブル6,000円。観光パンフも置いてある。質問(電源コンセントの形状について)にも調べて回答してくれた。

離陸してから約7時間、外はシベリア平原が見える。蛇行する川や、ときたま池が点在しているが、あとは何もない平原が広がっている。人の住んでいる跡もない。冬はきっと凍土と化して真っ白の世界になるのだろう。それにしても機内はヒマである。ただ一人で二座席分使えるので、少しは楽だが。。。

モスクワ時間で19:30頃到着。約1時間近くの遅れ。イミグレーションもなかなか進まない。一体何をチェックしているのだろうか。自分の番が来てパスポートとビザを提出、何も聞かれず問題なく入国。
やっとロシア国内へ。タクシー!タクシー!の声を無視して、友人を探すが、なかなか見つからない。到着が一時間遅れて、入国審査でも一時間かかってしまったので、友人もあちこち探していたみたい。やっとの思いで、会うことが出来た。

まずは市内に行き、夕食を取ることに。バスと地下鉄を乗り継いでクレムリン近くのレストランへ。なお、市内までタクシーだと日本円で5、6千円かかるが、バス約140円、地下鉄にいたっては20円で全線乗り放題である。
グルジア料理

途中、プーシキン像のある広場を通り、高そうなレストランへ(名前、忘れました)。実際高くて、セットメニューしかなく、一番安いUSドルで50ドルのコースを頼むことに。
料理はグルジア料理で、ナンみたいなパンとチーズ、野菜、いわしのパテみたいなものが前菜に出て、メインは串焼き料理である。途中友人がワイングラスを落として割ってしまうハプニングがあったが(店の人には気付かれなかったので、そのまま出てきた)、民族音楽の生演奏もあり、美味しくて、楽しいときを過ごせた。
ぶれてしまったワシリイ寺院

店を出たのが11時近く、外はやっと暗くなった(空港に着いた8時頃は全然明るかった)。そこから赤の広場まで歩いていく。赤の広場で写真とビデオを撮る。清掃車が来て、水を撒いていくのだが、その水の勢いの凄いこと。まるで消防の放水車で、50m先まで水がかかる。あの赤の広場がたった一往復できれいになってしまった。
クレムリンには赤く輝く星を頂く塔がいくつかあるが、そのうちの一つには大きなルビーが入っていて、それが輝いているとか。(友人談)

赤の広場から友人のアパートまでは地下鉄で焼く15分。零時近かったが、地下鉄も動いていて(1、2時まであるらしい)とりあえず安全。ただ最近はネオナチが出現していて、外国人を見つけると殴りかかって来るそうなので、注意が必要とのこと。

■モスクワの地下鉄
東京並みに充実しています。トークン(約20円)一枚で乗り放題。トークンはなんとプラスティック製! また核にも耐えられるよう設計されているため、かなりの深さまで下ります。そのためエスカレータが長い! その上、とっても速い! 高所恐怖症の人はダメかも、と思ってしまうほど凄いです。

友人のアパートは17階建ての14階。2Kで一部屋が広くて、住環境は良さそうだが、年に一度(二度だったかな?)一ヶ月近くお湯が出なくなるそうである。これが突然出なくなるらしく、夏ならまだ我慢できるが、冬にお湯が出ないとなると、最悪である(下手すると生死に関わる!?)。
お土産にたこ焼き用鉄板を持っていったのだが、とても喜んでくれた。(注:友人は関西出身である)

■モスクワ在住の友人
2年前、ロシア語の魅力に取りつかれて、日本企業の現地法人へ就職。この時点ではまだロシア経済も安定しており友人も元気そうだった。しかし現在(99/2)、昨年夏のルーブル下落に始まったロシア経済危機は、市民生活にも深刻なダメージを与えており、彼もまた被害を被った一人である。
モスクワに住む友人のホームページへ



翌日へ
戻る