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中国のテレホンカード |
カウンターに向かうがまだ開いておらず、2時間前(8時5分)からかな、と思い列に並ぶ。
8時すぎても人がこない。8時半になっても開く気配すらない。8時40分にいきなり機体故障のため、遅れがでており6時間遅れの16時出発予定とのアナウンスが入る。カウンターも開かず、なぜか一番端の団体用チェックインカウンターのみ受付となってしまった。
まずはともあれチェックインしてボーディングパスを受け取らないことには安心できないので、(多数のチケットを持っている)添乗員たちの後に並んで、10時半頃やっとチェックインすることができた。その間3時間、ずっと立ちっぱなし。まずはトイレに行き、続いて成田まで迎えにきてくれる人に、6時間遅れる旨の連絡をするため、テレホンカードを購入して電話する。テレホンカードは50元か、100元のものしかなく、50元のものを購入。だいたい1分で10元弱ぐらい。
また、朝食を食べていないのでおなかが空いたが、90元の空港税を差し引くと持ち金ほとんどゼロなので、我慢してチョコレートと水を買ってそれで空腹を紛らす。
が、やっぱり我慢出来ず20USドル分を両替し、おかしな日本語で客引きをしている軽食屋でラーメンを食べる。
うろうろしていたら、13時半ぐらいに「UA890便のお客様はお知らせがあるのでゲートまでお越し下さい」とのアナウンスが入る。何かと思っていって見たら「16時に飛ぶかどうかもわかりません。もし本日のフライトをあきらめるのであればヒルトンホテルを用意して200USドルを差し上げます」とのこと。しかし明日から仕事で16連休もとっているので何が何でも今日帰る、と言って待つことに。
ベンチで横になっていると、いろいろな人が憶測を話し出して、飛行機のハネが曲がっている、だの、明日も飛ばないらしい、だの話が聞こえてくる。不安になってもう一度ゲートにいる係員に聞きに行くと、「今日のフライトをあきらめるのであれば、すぐにヒルトンホテルに行き、400USドルを支払います。また明日のANAの関空までのフライトを準備しました。但し関空から成田までは400USドルのうちから支払い下さい」に変わっていた。
さすがに朝から空港にいて、いつ飛ぶかわからないものを待つのもつらいので、もう諦めて確実に明日帰れるANAの便に変えてもらうことにした。
同じように考えた人が12人ほどいて、まとまってイミグレーションに戻り、出国スタンプにキャンセルを押してもらい、UAのチェックインカウンターに戻る。すぐに明日のフライトのチケットを発券してもらい、すぐにヒルトンホテルにチェックイン出来ると思っていたのに、なかなか進まない。我々を引率してきた係員もどこかに行ってしまい、どうなっているのかわからなくなってきた。そのうち、さらにUAのカウンターでもめていた十数名が騒ぎ出した。その人たちはどうやら昨日のUA890の客で、昨日も飛ばなくて今日きてみたら既にチェックイン済みで席がなく、それで騒いでいたらしいのだが、それを知ったのは後日。彼らにはUA係員は明日の香港経由の成田行きならチケットの確保が出来ると説明していた。
われわれの方もなかなか発券してくれず、どうなっているんだと問いつめると、モニタを叩きだし、その結果関空行きの予約は全く入っていないことが判明。いったいどうなっているんだ。
というわけで、12名のうち7名は香港経由成田行きに切り替えてしまった。残り5名と中国人の馬さん(一人だけ明日のANAの成田行きに振替られた人)は納得がいかず、なんとかANAに予約が入らないか粘っていた。
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ヒルトンの室内 |
8時過ぎにヒルトンホテルにチェックイン、鍵とともに夕食と朝食のクーポンをもらう。また電話も3分以内ならUAが持つとのこと。とりあえず明日朝に会社に電話することにする。
関空組5人で、夕食を食べる。ビュッフェなのでいろいろと味わえると結構期待したけど、いまいち日本人の口には合わない味だった。部屋は収納出来るクイーンサイズのベッドがドカーンとあり、どうやらビジネスマンが仕事で使うような部屋だった。さすがヒルトンといった感じの部屋だが、よく見ると傷みはあちこちに見受けられる。作りがしっかりしていないのか、利用客が悪いのか、どっちも当てはまると思うけど。。。
オリンピックのサッカー予選二試合目(VTR)を、ビールを飲みながら観戦する。