9/11(月)

ベッドにダニがたくさんいて体中が痒くて寝ていられない! 何十箇所とさされて体中ぶつぶつ。もっと快適な場所に行きたい! ここ亀慈賓館は最悪! 今朝は寒かったのでなおさら眠れないのは辛い。朝の最低気温は14度ぐらい。しかも朝8時でもまだまわりは薄暗い。 結局、ツアーに300元で行くことにした。10時30分出発でクチャ大寺へ。ここは別にどうってことないイスラムの寺院。カギがかかっていていたが、声をかけたら開けてくれた。礼拝堂の中にも入れてくれた。入場料5元と聞いていたが、お金は取られなかった。次はクズルガハ烽火台。烽火台自体はどうってことないのだが、周りの景色は雄大で、その先の塩水渓谷も含め、広大な中国でしか見られない眺めだ。グランドキャニオンにも匹敵する眺め。 そこから一時間ほどでキジル千仏洞に。途中ヤギ(と思われる)の放牧が見られたり、ラクダが歩いていたり、砂漠を感じることが出来る。 キジル千仏洞の入場料は25元。日本語の出来るガイドがこれから食事だというので、一緒に食事をする。久々にウィグル系の食事ではなく、中華料理を食べることが出来た。2種類の炒め物と白いご飯を食べる。味が濃い目だが美味しかった。12元だった。千仏洞は5〜7世紀を中心に作られた仏教の礼拝堂で、破壊されていたり風化がすすんでいるが、中にはまだ鑑賞に堪えられる壁画も残っている。奈良の正倉院にある五弦の琵琶を手にしている天女がはっきりと描かれているのを見て感動した。色彩は薄緑、コバルトブルー、白、こげ茶で、後光を描くのに金箔が使われていたが、全て削り取られてしまったとのこと。、緑色はクジャク石、青はラピスラズリで描かれているとのこと。 ツアーの帰りみち、別のガイドを拾って市内に戻る。16時にホテル着。 一休みして17時に散歩に行く。昨日メロンをくれた人に再会する。奥さんと子供連れだったのでデジカメで写真を撮って見せてあげる。 中国銀行に行き両替を頼むが、そこでは出来ず(出張所みたいなところだったから?)もう少し先の大きい店舗(支店?)に向かう。 この支店でもめったに両替業務は行わないらしく、支店長ぽい人が出てきて、行員に手取り教えながら両替してくれた。 裏道に入ると、なんとそこまでバザールが形成されていて、長さ2〜3kmにわたるバザールとなっている。ここ東側は漢民族が中心で、鶏肉とかも売っていた。 昨日夕食を食べたバザールの中のお店に行き、お茶をご馳走になる。写真を4、5枚撮って送ってあげる約束していたので、お茶をご馳走になろうとおもって寄ったが、さらにまた4、5枚撮らされてしまった。プリント代高いんだぞ! 羊肉でない食事がしたくて、さらにうろつく。漢族のバザールまで戻る元気はなく、周辺を探したが全然ない。結局イスラム料理のお店で水餃子を食べた。ここのは味も薄く、羊のにおいも強くなくて結構美味しかった。メロンをくれた人にはこの日3回も会った。 ホテルに戻る途中、小学生に囲まれて英語の教科書を読まされる羽目に。それにしてもウィグル人は全く屈託がなく、直ぐに話しかけてくる。道を歩いていると何人もの人に「ハロー」って声かけられるし。


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