Single CD "GET FREE"


夏休み最後の日の8月31日、近所の街のレコード屋(最近はCD屋?)さんへ行く。案の定、明日発売のシングルCDは店頭に並んでる。いつものように「邦楽は」のコーナーを探すが無い。次にアニメ・コーナーを探すがここにも無い。「あー入荷していないのか1枚位入荷したけど誰か買ったかな」とふとジャケットの顔全面を陳列する新譜コーナーに目をやるとヒットチャートの常連達のCDと並んであるではないですか。それも入荷枚数も1枚や2枚ではない!。そしてジャケットも「どうせアニメだろう」と思ったら大間違い。これはいい。
噂では聞いていたがプレイステーションのゲームソフト"MACROSS VF-X2"のテーマ曲である。しかし私はゲームをやらないからわからない。アニメも観ないからわからない。けど音楽が消耗品と成り下がった今、これはヒットするための最低条件を満たしているということであろう。

さてその音ですが、"GET FREE"。かなり冒険的なサウンド。悪く言えば「まんまやんけ」(何故ゆえに変な大阪弁)。しかし従来よりも技ありです。コーラスも厚く重い、いつもよりも挑発的にヴォーカルに絡み付いてきている。
歌詞も挑戦的ですよ。名義は「HUMMING BIRD,福山恭子」であるがベーシックな部分は誰が書いたのであろうか。ノリは古屋氏に近いように思う。

B面?の"GET FREE-SPECIAL GAME EDIT-"は最初、歌詞が英語だと気づかず「何を歌っているんだ?」と考えてしまいました。

C面?の"新しい風"。これはもうライブでは定番だった仮題"ミスターガガーリン"こと"新しい風"。A面とは違うハミングのもう一つの顔。何故ゆえに仮題が"ミスターガガーリン"だったかにやっとわかった私もトホホであるが、ドラマー麻生氏も詩人ですね。この歳になると泣けちゃいますよ。今更、泣くような歳でもないか。アハハハー、私は涙も枯れたオッサンだ。でも歌詞が光っていますね。苦手な点は一つ、サビの最後にある福山氏の「オオッオーオー」という歌い方。私には甘く痒すぎる。
さてこの曲、ライヴでは古屋氏はキーボードだったかな?。昨春にリリースされた5th Album "UNSWEET"を聴いた時にも思ったがこのシングルの2曲でもベースを凄く弾きこんでいます。時にこの曲もベースを弾いて欲しかったとライヴで思うこともあるが、この曲もベースを弾くライヴを観てみたいものだ。

最後に裏ジャケには3人が写るがこちらもいいじゃありませんか。グイっときています。でも真ん中に写る麻生氏が宮川おさむと言うかヤダモンというか。まぁ大御所二人に囲まれたその肌は若さを感じさせてくれてます。

ここをアクセスしたのも何かの縁。ハミングの"GET FREE"を買いにお店へ行きましょう。税込価格1020円。居酒屋で生2杯飲んだつもりで買ってください。買って、買てくれぇ。買ってくださいね。




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