1985年12月6日(金) 忌野清志郎,Johnny,Louis,& Char
GATSBYライブ The Day of Rock at 武道館


自ら望んだとはいえ、好きなように創る音楽家とレコード会社との隔たりを打破すべく1984年をもって契約が終了したVAPから東芝EMIにレコード会社を移籍したPink Cloud。
1970年代にThe Beatlesなどを担当していた石坂敬一氏にゼネラル・プロデューサー的な動きを期待したが1985年7月20日に移籍前に野音にてレコーディングした音源をPink Cloud名義の

ミニ・アルバム「aLIVE」(東芝EMI)

を発売したのみで終わった。

そして閉塞感?八方ふさがり感?に陥ったCharは単身、6月15日の29歳で日本を出国し、30歳を迎えた6月16日にイギリスに到着し3か月間ほど滞在する。
イギリス滞在中に気持ちを入れ替え、空っぽになった心身に新たな経験を吸収し続けた結果、江戸屋発足のきっかけになる楽曲の数々を創作しながら江戸屋の構想が芽生える中、帰国した。

翌1986年にオリジナル・ビデオ・アニメ(OVA)が発売されることになった漫画「県立地球防衛軍」の音楽に、同じ東芝EMIに所属する忌野清志郎とPink Cloudが組み、忌野清志郎、ジョニー、ルイス&チャー(K,J,L, &C)名義で参加することになった。

1986年3月21日に

忌野清志郎、ジョニー、ルイス&チャー名義でシングル「S・F」

が制作、発売され、そして

アルバム「県立地球防衛軍(オリジナル・サウンドトラック)」

にも収録された。

その発売に先立ち1985年秋頃から忌野清志郎、ジョニー、ルイス&チャー(K,J,L, &C)名義で大学祭などで演奏するようになった。

当時のことはファンクラブの会報「EDOX」と「DIBS」に連載されていた「Char's Perfect History」の第5回(DIBS Vol.1)に語られている。

また加部正義がネット上でエッセイ「気ままに生きる」でフィクションとして語っている。
「このバンドでは清志郎くんの曲を主にやっていた。曲は難しかったね。歌詞の内容もすごいし、いい曲だし、なにしろ清志郎くんの人間性がすごいしね。音楽をやってきた中で、一緒にできたことがとても思い出深い人だった。会えてよかったよ。」
と加部正義がネット上のエッセイ「気ままに生きる」でフィクションとして語っている。






セットリスト
No.曲名コメントCST
1自由
(M.C.)「武道館ライブ。武道館バンザイ。」by 清志郎
2Summertime Blues
(M.C.)「Ok。ありがとう、Baby。1階でノってるBaby。2階でノってるBaby。Ok、Char!」by 清志郎
3誰かがベッドで眠っている
(M.C.)「Ok、Baby、凄いバンドだろう。新しく作ったバンドなんだ。On Guitar、竹中、Char!。あの有名なChar。On Drumes、ジョニー吉長。On Bass、ゴールデンカップスからお招きしましたルイズ・ルイス・加部正義。Ok、Baby、そのゴールデンカップスのナンバーから1曲お送りするぜ。」by 清志郎
4長い髪の少女デイヴ平尾の歌を忌野清志郎が、マモル・マヌーの歌をCharが担当している。
5サルも木から落ちる
(M.C.)「Yeah」と複数回、観客とエールを交換する清志郎。そしてRCサクセションの新譜から1曲と紹介する。-
6Lonely Night-
(M.C.)RCサクセションの曲を演奏した旨からジョニーの曲を演奏する話を。-
7四月のサンタクロース-
(M.C.)清志郎の最後の挨拶。メンバー紹介。-
8つきあいたい-
(ENCORE)--
9Twist & ShoutイベントのトリのARBに清志郎が参加。Johnny,Louis,& Charの3人は演奏に参加していない。--
[SONGS]
Tatal Time:90
CST: 28分
[COMMENTS]



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