77年11月18日 Char
TBSラジオ「ヤングライブショー」at 三軒茶屋「三番館」




セットリスト
No.曲名コメント
1.過ぎ行く時に
(M.C.)「どうもありがとう。どうも、こんばんは。こんばんは。・・・チューニングが全然あってないのですよね。エーっと、三軒茶屋という所はですね、知っての通り、えーっと何て言ったけな、あの電車は。多摩電!。みんな昭和30年から29年生まれだとしても多摩電というのは実に今ね、(チューニングの音がうるさく)チューニングはそういう大きな音でやるものではないんだけど(笑)。あのー特にね、みんな、ニシガン、何だっけ、あの人のマンガ。ニシガンヨウヘイだっけ、知ってる?知ってる人?知らない?。「夕日丘三丁目」というマンガをビッグコミックとかで書いている人。知らない?あの人のマンガのまんまなんだよね、この多摩川線っていうのは。たとえば三軒茶屋から普通電車というのは両側に石があってさ、柵があって入っちゃいけないように踏み切りがあるのだけれども多摩川線というのは実に平和的で車掌さんなんかも真面目になっちゃってさ「降りる時は足元にご注意ください。」普通言うけどさ、一人一人言うんだよ。・・・都電の5円、都バスも東急も5円。大人は10円。」という昔の東京の町並みの思い出話。そして「こういう至近距離でね、ライヴハウスでやるのは本当に1年以上ぶりで誰かリクエストあったら」。観客から"Smoky","Ice Cream","東京ナイト","Shinin' You"や"視線"など出る度にチャーが確認するように曲名を言う。
2.視線終盤、アップテンポになる所は78年の頃に比べテンポアップになりそうでならない。
(M.C.)「あのー僕ね、黙っていても飲み物でてくるだけど、誰も飲み物持ってきてくれないから、すみません」というところで観客から「ドクターペッパー飲まないの?」と声がかかり「結構、合うね、二人で。今ね、だいたいAくらいね。声だったら。ドッターペッパー飲まないの。チャー、ドクターペッパー、飲まないの?・・・」
「今、"気絶するほど悩ましい"っていう曲が流行っているみただけど、ちまたで。それを。」
3.気絶するほど悩ましい
(M.C.)「じゃあ12月10日にでます新しい曲で"逆光線"。」
4.逆光線
(M.C.)「どうもありがとう。」
5.NavyBlue
(M.C.)「どうもありがとう。あんまり遅くなると怒られる人います?まぁゆっくりやろう。ウチのおばあちゃんがね、なんと中渋谷というのがあってね、道玄坂の家に住んでいたのね。そしておばあちゃんと話してビックリしたんだけど、昔はね、渋谷駅あるでしょう。ウチのおばあちゃん、ハチ公見たんだって。本物の。凄いでしょう。明治30何年だけどハチ公見たんだ、モノホンの。今もハチ公前っていったらビルが立ち並んでいるけどさ、駅前はね、おばあちゃん、駅前何だったの?訊いたの。何だと思う?牧場だったんだって。牛がモーモー、ヤギがメーメー。大変だったんだって、人間ギャーギャー。そんでね、あの頃は渋谷なんて大田舎で、渋谷のハチ公を中心にしていろんな坂があるでしょ。今でこそ坂だけど昔は小高い丘だったんだって。そこには色んな人がいて全部牧場だったんだって。一瞬にしておばあちゃんを尊敬したのね。おばあちゃん、結構ばかでね、道玄坂と宮前坂の区別が全然つかなくてね。この間、歌舞伎か何か観に行って帰ってきて、俺、戸越に住んでいて、2国があって戸越の地下鉄の出口って右と左にあるわけ。ウチから来ていつも左かわの方に乗っていくわけね。右から出たらもうわかんないの。で、電話がかかってきて「チャー坊、確かに戸越で降りたのだけど私がどこにいるのかわかんないの」。結局、おばあちゃん、もう一度、地下に戻ってまっすぐ帰ってきたの。嫌だね、歳はとりたくないね。」
6.Ice Cream
7.東京ナイト夜の10時をまわり始まった曲。
[Time]
35min
[COMMENTS]
その日のチャーの井手たちは「三つ揃いのスーツのチョッキだけを素肌にはあおり、耳にはイヤリングを下げ」だそうだ。
この日の観客は130人という人で立見そしてドアの外までぎっしりだったとのこと。
78年には自身のサウンドがどんどん軽くなってきてしまい、そろそろ本物のロックを見せたいと語っていたチャーであるが、確かにこの頃はマイルドでソフトなサウンドである。


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