Tactful Walrus's Beatles

THE COMPLETE HOLLYWOOD BOWL CONCERTS 1964-1965

当時キャピタルは、Beatlesのコンサートを録音、アルバムにし、アメリカのみで発売する予定であった。イギリスでは目新しさはライヴ録音であるだけですでに持っている曲を集めたLPなど買いたがらないだろうと考えたからだ。アメリカ・ミュージシャン協会の許可を得たキャピタルは64年8月、18700人のファンが歓声をあげるハリウッド・ボウルでのライヴの模様を３トラックで収録した。ところが収録されたテープがミックスされると、音質が悪いためキャピタルもBeatlesもリリースに同意せず、テープはそのまま保管室に眠ることになった。またキャピタルは翌年8月にもライヴ録音を試みたが結果は同じテープはそのまま保管室に眠ることになった。
ただし、64年8月23日の録音から、64年11月23日にアメリカでリリースされたアルバム"THE BEATLES STORY"で48秒間だけ抜粋された"Twist And Shout"を聴くことが出来た。
また、65年8月15日のシェア・スタジムのコンサートの模様が、66年3月1日にイギリスのテレビBBC1で放映されるに当たり、ジョージ・マーチンとBeatlesは66年1月5日にテレビ番組用に修正録音している。その時、時間の都合で"Twist And Shout"は65年8月30日のハリウッド・ボウルでのライヴ録音を使ってサウンドを厚くした。またそれ以外にも観客の歓声を所々に流用し幅広く活用された。そのシェア・スタジアムのコンサートの模様は、有名ブート店で大概入手可能である。
そして、アルバム"Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band"で、タイトル曲から"With A Little Help From My Friends"に移行する部分に、67年3月6日のレコーディング作業で、ハリウッド・ボウルの観客の歓声を被せ２つの曲をつないでいる。

64年8月23日
65年8月29日
65年8月30日
Interview And Press Conference

1977年1月にジョージ・マーティンとバランス・エンジニアのジェフ・エメリックの技量によって1964年8月23日の録音から６曲、1965年8月30日の録音から7曲(キャピタルは1965年8月29日も録音したがマイクの状態が悪くて使い物にならない)を編集し、イギリスで1977年5月6日にEMIから"THE BEATLES AT THE HOLLYWOOD BOWL"としてリリースされた。そして同年6月18日にLPチャートのナンバーワンに輝いた。
ところで通説では"THE BEATLES AT THE HOLLYWOOD BOWL"に1965年8月29日のテイクは使用されていない、もしくはその演奏は一切の編集はされていないのが一般的であるが、実際は曲の前半部分は1965年8月30日で後半部分は1965年8月29日というように巧みに編集されていた。私がそれに気づいたのは96年7月でした。その発見に狂喜した私はパソ通に書き込みをした処、流石はBeatlesだけあって既にアメリカのブート研究家Doug Sulpy氏の著書"The 910's Giude To The Beatles Outtakes"でその旨が記されているとのこと(T_T)。凄いぞ、世界のBeatlesファン！(^^)。
私の最終的な検証結果はOfficial LP "Live At The Hollywood Bowl" inspectionを参照して下さい。

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64年8月23日

[SONGS]
Total Time:

1	Introduction	5:43
2	Twist And Shout	1:16
3	You Can't Do That	2:58
4	All My Loving	2:11
5	She Loves You	2:31
6	Things We Said Today	2:10
7	Roll Over Beethoven	3:01
8	Can't Buy Me Love	2:27
9	If I Fell	2:12
10	I Wanna Hold Your Hand	3:04
11	Boys	2:17
12	A Hard Days Night	3:15
13	Long Tall Sally	3:54

[RECORDING DATA]

[SOUND QUARUTY]

[SPEED]

[COMMENTS]
この日の一部始終は、アマチュアの女性カメラマン(映像は悪いが音声はかなりよい)と、ニュース映画会社(音声は悪いが映像はかなり良い)によって撮影もされており、有名ブート店で大概入手可能である。
64年8月27日、キャピタルのプロデューサーであるボイル・ギルモアとバランス・エンジニアのヒュー・デイビーズは収録したコンサート・テープを、イコライザーやリバーブ・ユニット、リミッターを使いながら２トラックにミックス・ダウンしてステレオ・ミックスを作成した。

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64年8月29日

August 29 1965

[SONGS]
Total Time:

1	Tuning	1:04
2	Twist And Shout	1:22
3	She's A Woman	3:15
4	I Feel Fine	2:37
5	Dizzy Miss Lizzy	3:41
6	Ticket To Ride	2:40
7	Everybody's Trying To Be My Baby	2:58
8	Can't Buy Me Love	3:01
9	Baby's In Black	2:48
10	I Wanna Be Your Man	3:05
11	A Hard Days Night	3:26
12	Help	3:09
13	I'm Down	2:38

[RECORDING DATA]

[SOUND QUARUTY]

[SPEED]

[COMMENTS]
最初の4曲ではPaulのマイクの調子が悪くPaulの曲紹介もボーカルの声も全く収録されていない。

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64年8月30日

August 30 1965

[SONGS]
Total Time:

1	Introduction	1:10
2	Twist And Shout	1:21
3	She's A Woman	3:09
4	I Feel Fine	2:43
5	Dizzy Miss Lizzy	3:32
6	Ticket To Ride	3:16
7	Everybody's Trying To Be My Baby	2:53
8	Can't Buy Me Love	2:38
9	Baby's In Black	2:49
10	I Wanna Be Your Man	2:48
11	A Hard Days Night	3:09
12	Help	3:06
13	I'm Down	3:25

[RECORDING DATA]

[SOUND QUARUTY]

[SPEED]

[COMMENTS]

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Interview And Press Conference

August 23 1964

[SONGS]
Total Time:

1	Interview With John And Ringo	14:26
2	Press Conference	17:16

[RECORDING DATA]

[SOUND QUARUTY]

[SPEED]

[COMMENTS]

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