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アクセス数19000突破記念 金山城現地説明会

アクセス数18000突破記念 年頭の御挨拶?


アクセス数19000突破記念 金山城現地説明会の報告

こんにちは御無沙汰しております。 1月16日に群馬県太田市の金山城での現地説明会に行ってまいりました。今回はその様子を簡単に紹介します。

金山城は、前回訪れた時は大手虎口の整備工事中で、遺跡を破壊しているとしか思えなかった状態から、すっかり綺麗に整備されていました。このあたりの情報は太田市作成のHPに詳しく載っていますが、今回は大手虎口より西にある馬場曲輪を中心に、物見台、西城などの6ヶ所での説明でした。

馬場曲輪
馬場曲輪
物見台
物見台

 左写真馬場曲輪を東から西に撮ったものです。建物跡、土間、カマド、水路跡や、火災の跡も確認されています。 建物は戦乱の時代に5,6回建て替えが行われており、発掘調査でむき出しになった岩盤に無数の穴がたくさんあります。どれが柱跡か判断するのは難しいようですが、自信のあるものについては、赤、緑、黄の囲いで建物跡を表現しています。 同時期の柱跡が一間(1.9m)の間隔で規則正しく並んでいる組み合わせで建物跡を推測するという、きわめてファジー(死語)なもので私はよく分かりません。

 右写真は馬場曲輪先端にある物見台跡で、左写真の奥に位置します。この先端部分に石造りの基壇跡が発見され、物見台と推測される柱穴に簡易的なヤグラが建てられ、そこから下に向けて広角で撮った写真です。 こちらの柱穴も例によって分かりづらいですが、基壇はよく残っています。写真の左下が階段になっているのが分かるでしょうか? しかしここからの眺めは最高でまさに物見です。


門跡の基壇
門跡の基壇
西城筋違い土塁
西城筋違い土塁

 左写真は物見台の南下付近の写真で、門跡の基壇を復元したものであり花壇ではありません。写真の右上は掘(堀切)になっており土橋も確認されています。 この基壇は僅に残る根石から大胆に復元されたもので、堀切ではこの基壇のオリジナルとされる石が大量に発掘されています。どうせならこの石で復元して欲しいものだが...不可能ですね。

 右写真は門跡から西へ300mほどの西城にある土塁です。尾根道が食い違いになるように2本の土塁が竪堀風に筋違いに走っており、東側の土塁を調査した結果石垣が発見されました。写真は土塁を下から撮ったもので、左上の人がいる付近が山の尾根道になります。 しかしまぁ、こんな所まで石を使うとは! 全てはこの山で砕石された石であるため自給自足が可能だったわけです。

参加者は圧倒的に地元の年配の方中心にかなり集まったようです。説明は太田市の若い職員が行いなかなか好感もてました。  よく聞かれた質問に「建物は復元しないんですかぁ?」がありました。学術的な根拠で「このような建物があった」という証明を、文化庁に対して行わなければ認可は下りない様です。
簡単に説明といいながら長くなってしまいましたね。ではまた...


アクセス数18000突破記念 年頭の御挨拶?

すっかり御無沙汰してしまいましたが、本年もよろしくお願いいたします。

いきなりですが、今年は仕事が忙しくなりそうなんで、さらにHPの更新回数が減ってしまうかもしれません。 でも何かと忙しいほうが、逆に集中して物事が行えちゃう場合もあるので、マンネリにならずに頑張っていきたいですね。

あとはですね、城の遺跡調査の説明会や、講演会なんかにも積極的に参加して知識を広げてみたいもんです。 今のところ全くアカデミックな関わり合いが無いものなので、一皮むけたらなと思います。

あと、贅沢を言わしてもらえば、まとまった一人旅をして城三昧といきたいもんですな。中部か山陰あたりがいいかな〜 岐阜の岩村城や苗木城、島根の富田月山城や鳥取城などがいいな。おっと兵庫の竹田城もあったな。いやいや大分岡城もあるぞ...山城ばっかり まぁ今年は無理でしょう。

てなわけで、今年は家から近い関東中心の城の紹介が増えると思いまが、皆さんに負けずに城攻めを行いたいと思います。ではまた。


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