2.(駒形橋〜)

6.駒形橋
昔はここにも 「駒形の渡し」がありました。現在の、優美なアーチ橋になったのは 関東大震災後の復興事業として昭和2年(1927)に建設されたものです。橋名の由来は、橋の西詰めにあった駒形堂に由来して名付けられました。 このあたりには七不思議といわれる伝説があります。「置いてけ堀」(魚を釣った釣人に堀の中から「置いてけ、置いてけ」という声が聞こえ、釣った魚がなくなってしまう)、「送り提灯」(夜道にふと現れ、近寄ると消えてゆく)等があります。怪談ですな・・・。
7.厩橋
この地域は、江戸時代は蔵前にある幕府の米蔵に付属する厩が並び、対岸へ渡す手段として「御厩の渡し」がありました。その後、ここにも有料の木橋が架けられ、 現在の姿になったのは昭和4年(1929)です。 その後明治20年に東京府に移管されました。その後、トラス橋に架け替えられましたが、関東大震災で橋床部分が焼失したため、昭和4年に現在の橋になりました。 また、明暦の大火での犠牲者である無縁仏を回向院に運んだことから「三途の渡し」とも呼ばれていたそうです。 3つのアーチを持った美しい橋で、柱のステンドグラスには馬が浮び上がります
8.蔵前橋
幕府の貢米を収納していた米蔵94棟、他に御蔵奉行などの付属物があった広大な土地の大路を蔵前通りと呼び、それに因んでこの名前になりました。米蔵の他にも、近代になると 政府関係の倉庫など、文字通り蔵の街となり栄えた地域がここ、現在の橋は震災後の復興計画で、昭和2年に新たに架けられた橋です。 近くには、東京都慰霊堂があります。ここは関東大震災当時、陸軍被服本廠跡で、多くの火に追われた人々が殺到し、約4万人が焼死したという悲惨な事件がありました。園内にある復興記念館には震災の資料や第2次大戦の資料が展示されています。
9.JR鉄道橋

隅田川18橋めぐり
3(両国橋〜)