第3章 死
監修: VFD02176 よなきねこ
- 動物霊園
タウンページにて「ペット霊園・葬祭」という項で見つけることができます。この
場合、個別葬と合同葬があります。個別葬にすると簡単な棺桶に入れて火葬してもら
えます。遺骨は骨壺や桐の箱などに入れてもらって持って帰ることができます。
霊壇もあり、約1万円からです。複数入れることができるそうです。
合同葬は、他のペットたちと一緒に火葬しますので、この場合は遺骨を持って帰る
ことはできません。
- 役所
火葬の受付は、地域によって担当部署が違います。役所で、動物の火葬などを受け
付けているところを問い合わせれば教えてもらえます。
亡骸は愛用品の数々とともに箱にいれて、自分で火葬場に運んでいきます。焼却炉
は、他の動物達との合同火葬になるので遺骨の返却はありません。ウサギだと500
円から数千円と地域によって幅がありますが、それでも専門の業者にお願いするより
は安いですし、動物専用の焼却炉をもっているところもありますので、詳細も役所に
尋ねてみて納得してからの方がいいでしょう。
- 紹介してもらう
ペットショップや動物病院で、そこで使っている霊園などを紹介してもらうことも
できます。機会があったら聞いてみてもいいでしょう。
- 自宅にお墓を作る
自宅の庭にお墓を作ってあげる場合、なるべく深く掘るようにして、腐敗臭やそれ
に伴う野良猫などによる被害(掘り起こされてしまう)を防ぎましょう。
なお、自治体によっては、条例などで庭に動物の死骸を埋めることを禁止している
場合もあるようですので、役所に確認をとった方がいいでしょう。
◎違法処理について
自宅に埋めるところがないからといって、公園などに埋めたり河に流したりするの
は罪になります。また、無断で生ゴミと一緒に出してしまうこともよくあるそうで、
清掃車で回ってる方から苦情が出ています。これらは違法です。
死については、飼っている時点ではあまり考えることはないし、できれば考えたく
ない問題ですが、その時になってどうしたらいいか分からないという事態に陥らない
ためにも、現実問題として自分でどう対処できるか、経済的・時間的にどこまででき
るかなどを折をみて考えてみましょう。
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