更新日:2016年02月14日  Version 15.0

村瀬 洋一 自己紹介

思想信条 反骨精神、反権威主義


2015年度は8月後半からウィスコンシン大学マディソン校社会学部にて1年間滞在。立教大学の在外研究制度のため。帰国後は以前と
同様に仕事予定です。

2008年度は、韓国と台湾に住みました。アジア社会の不平等や社会階層構造に興味があるので。
不平等と社会調査を主に研究。研究休暇の時は立教での講義は担当なし。

2011年度以降は、研究予算がついたので、震災に関して社会調査を実施。自


各国で、(調査会社に丸投げでなく)無作為抽出を伴う独自の社会調査を実施し、分析して論文を書くのが最近の研究です。
怪しげなデータで、いい加減な分析法で、無責任な話しをするのでなく、きちんとした研究をすることが大切。


調査の質問項目は、不平等への態度、現在の社会の評価に関する意識、人間関係保有、社会階層全般についてが主な内容です。



文部科学省の科学研究費により韓国にて社会調査実施。毎年のことだが研究費だけでは足らないので自腹はいろいろ出ます ^^。
今年度は、アメリカ社会学会と韓国社会学会で英語で発表しました。
既に、日本で3回、韓国で3回の、独自の社会調査を実施しました。韓国での調査を再度実施準備中。

文部科学省から科学研究費を取ったときに調査をやっています。多くの場合、予算をかき集めて200万円、足らない部分の自腹
数十万円、旅費その他入れて、1回の社会調査には250万円くらいかかります。もちろん、研究費を個人的に使い込んだり飲み食い
に使ったりはしません。
それどころか、毎年自己負担分はいろいろあります。調査もやらずにホテルでの研究会で金を使っているような人には研究費を
回さないようにしていただきたいものです。学生を50人ほど雇って、一人に2万円払えば、それだけでもかなりの人件費がかかります。
まじめに大学の外で調査をしていると、論文を書く暇がなくなるというのが困ったこと。

2011年8月 アメリカ社会学会にて

自己紹介

1968年8月  三重県四日市市生まれ  独身男 宗教なし、支持政党なし

研究テーマ

 民主主義社会においての大規模な政治的決定は、民主的制度があっても、様々な問題が生じます。 とくに、政治的影響力の不平等について研究しています。 1.政治的影響力と政治意識の階層間格差、国際比較  社会階層間の政治的影響力や人間関係保有の格差について、実証分析を行う。  さらに政治参加や社会参加、人間関係保有の規定因、「誰が参加するのか」問題の分析。  独自の日本と韓国の調査データと、ISSP調査データなど使用 2.社会調査の品質管理、調査環境の悪化への対策  質の良い、独自の調査データをとる方法について検討中  無作為抽出をしなかったり、低回収率の調査を撲滅しましょう。 3.社会意識の実証分析  政治的有効性感覚、権威主義、平等志向、社会の認知について、調査データの分析を進めています。  最近はとくに、再分配政策への志向と社会階層の関連について分析中です。 4.向環境行動の起こるメカニズムについて  環境にやさしい行動を個人が起こすのはどのような時かについて考察中 5.職業威信スコアの改良  職業威信スコアの改良、特に、従業先規模を考慮したスコアの作成を考えています。 その他 ◆統計学理論が現実と合わないのは、どのような場合か  例えば、多くの統計分析は、データが正規分布でないとできないとされている。しかし現実には、データ人数(個体数、サンプル数) が数百以上など大規模ならば、分布の形に偏りがあったり頂点が2つある分布などでも、ほとんど問題ない。では、データ人数が1000 人でも、分析に問題が起きるのはどれくらいの確率か。 ◆社会をいくつの階層に分類することができるか。  例えば、社会調査の回収率は、一般に低学歴、低収入の人ほど低い。また、専門職階層よりは労務職階層の方が低いが、どの階層に おいて低いか、調査により分類がまちまちでは、データの偏りについて比較できない(対策をたてることもできない)。しかし、社会 をどのように分類すべきかについては定説はない。そもそも日本では、職業階層よりも都市度による違いも大きいことが経験上は分 かっている。では、それらも考慮した上での適切な社会の分類はどのようなものか。

地域移動歴

 三重県四日市市→横浜市、船橋市、宇都宮市、秋田市、仙台市、    箕面市、東京都板橋区、Madison, Wisconsin, USA, 練馬区、豊島区、流山市、ソウル市  親が転勤族なので転々としてました。1年間の海外研究のため、米国ウィスコンシン州の マディソン市というところに住みました。2002年9月初めに帰国。  よくきかれるのだが、海外研究中も立教からふつうに給料をもらってます。私の仕事は教育 だけではないのです。研究もたいせつ。帰国後は、以前と同様に、立教大学で教員として働き ました。でもほんとは緑の豊かなとこに住みたい。2008年4月から、今度は海外研究でなく研 究休暇。海外へ行く義務はないが、研究のため海外に住むことにしました。

経歴

 1987年3月  宮城県仙台第一高等学校卒  1987年4月  東北大学文学部入学  1991年4月  東北大学大学院文学研究科 博士前期課程                  社会学専攻 行動科学専攻分野 入学  1993年4月  東北大学大学院文学研究科 博士後期課程                  社会学専攻 行動科学専攻分野 進学  1996年3月  東北大学大学院文学研究科         社会学専攻 行動科学専攻分野 博士課程単位取得退学  1996年4月  日本学術振興会特別研究員          (受入機関 東北大学文学部 行動科学研究室)  1997年4月  日本学術振興会特別研究員の受入機関を           大阪大学経済学部経営学科に変更  1997年10月  立教大学社会学部産業関係学科 専任講師に着任  1999年9月  東北大学大学院文学研究科 博士号取得(行動科学専攻分野)  2001年4月  立教大学社会学部産業関係学科 助教授   現在に至る  2001年9月  ウィスコンシン大学マジソン校社会学科 名誉研究員  2002年9月  帰国  2003年4月  立教大学社会学部社会学科 助教授 (学科再編のため移籍) 2007年4月  立教大学社会学部社会学科 准教授 (名称変更だけで何も変化なく)  2008年4月  ソウル市立大学 訪問研究員   現在に至る  博士号もとったし、海外で調査も学会発表もしたし、あとは論文と本がもっと出れば、という感じです。

現職

・立教大学社会学部 社会学科 准教授

所属学会

 日本社会学会、数理社会学会、日本行動計量学会、東北社会学会、東北社会学研究会、  日本選挙学会、環境社会学会、日本シミュレーション&ゲーミング学会、 日本社会心理学会、日本都市社会学会、日本政治学会

行動指針

 伝統や因習は積極的に破るべし。  前例を破らなければ新しいことはできない。  先駆者とは、はじめは常に異端者である。

趣味

 スキー、水泳、ドライブ、パソコンいじり、地図を見ること、歴史に触れること、 マンガを読むこと、プロ野球を見ること、飲むこと、その他。 近鉄バファローズ消滅・・・したので、もうテレビは見ないでまじめに仕事しようかと。

クルマ歴

マツダ・ファミリア 3ドアハッチバック(9年間乗った)  宮城ナンバーの古いファミリアは立教で目立ってたらしい スバル・レガシィワゴン5ドア(FF2WDを中古で買った)、  このクルマも立教でローバーやBMWの間にうもれていたのだった 米国本田アコード2000年型 V6エンジン3000CC 本田コデッセイ、本田オデッセイ

嫌いなもの

 タバコとネクタイ  高温多湿の日本で、みんなでネクタイして冷房かける行動様式は、地球環境に対する挑戦である。  やっと節電のせいで、ややまともな社会になったが、強冷房とネクタイ好きな人も多いのは迷惑。  仕事は服でするのではない。肩の凝らない服装で、全エネルギーを最大限仕事に集中すべし、とい うのが信条。アメリカの大学では、教授達もTシャツで研究に打ち込んでるのに。  私のそばでタバコを吸わないでください。胸が痛くなって苦しい。  権威主義的で偉そうな人。先輩風ふかす人。アメリカのすべてが良いわけではない が、アメリカの大学の平等主義的な雰囲気はとても良い。


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E-mail : muraseyo○gmail.com