7月 4日 大自然の驚異、ヨセミテ国立公園



7月4日、今日はアメリカの独立記念日。もちろん会社も休みなので、ヨセミテの達人、竹内にヨセミテ国立公園を案内してもらうことに。
6時前に起きて6時に出発の予定だったが...すっかり寝坊。出発は7時になってしまいました。I-280からI-680へ、まだ早い時間ということもあり道はガラガラ。1時間の遅れを取り戻そうと80から90マイルで走り続ける。I-680からI-580、サンノゼ街並みからはずれると、景色は単調...しかし、道はすいているし、話し相手もいるので眠くなることもなく快調に車を飛ばす。
ヨセミテ国立公園入り口
ヨセミテ国立公園入り口
途中(場所はよくわからない)風力発電の風車が立ち並ぶ所を通過、何十、何百と並ぶ風車は壮観です。
I-580からI-205、そしてマンテカというところでフリーウェイを降りる。かなり飛ばしたので、だいぶ遅れを取り戻した感じ。とりあえず、ここで朝食にする。
マンテカからはRoute120(一般道)が続く。かなり田舎なので信号もほとんどないのだが、片側一車線、追い越し禁止の道が多いので、遅い車がいたりすると追い越しできるまで結構イライラしたりする。

ヨセミテ国立公園のちょっと前で運転を交代し、いよいよ公園内に。しかし、なかなかヨセミテの谷(Yosemite Valley)は見えてこない。総面積は東京都の1.5倍あるだけあって、さすがにでかい。
Yosemite Valley
ヨセミテの谷
竹内に運転を任せ、俺は景色を満喫、そして写真を撮りまくるつもりだったのだが...突然カメラのシャッターが切れなくなってしまった!なんと電池切れ...換えの電池なんかもちろん持っていない。これから本日のメイン、グレーシャー・ポイント(Glacier Point)に行こうってとこなのに...。
ヨセミテの谷を離れグレーシャー・ポイントに向かってから1時間弱、細いGlacier Point Roadを通って、グレーシャー・ポイント(標高2,199m)に到着。カメラを車に置いて景色を見に行くと、そこには大きな売店が...もしやと思いカメラを取りに車に戻り、売店で同じ型の電池を探す。店員に聞いてみると、あった!あきらめていただけに、本当にうれしかったです。
売店でサンドイッチと飲み物を買い、ハーフ・ドームを見ながら昼食。まわりには、リスが何匹か食べ物を狙ってチョロチョロしている。ここのリスもけっこう太っている。
グレーシャーポイントから
グレーシャーポイントから
ハーフドームを望む
昼を食べ終わり、歩いてグレーシャー・ポイントへ。一望に見渡せるヨセミテの谷。そして、氷河がドームの半分を削り取ってしまったと思われるこのハーフ・ドーム。大自然の力、驚異を感じると共に、緑の美しさに言葉を失って見入ってしまった。

グレーシャー・ポイントの駐車場を出て数百メートル、急に渋滞になってしまった。よく見ると、みんな車を降りて森の方向を向いて写真を撮ったりしている。窓を開けてみると、「Bear!」と言ってる人がいる。「なに?熊?」車を降りて、見てみると小熊が歩いている。餌を探しているのだろうか?しばらくウロウロしていたが、人間には興味がないようで森の奥に消えていってしまいました。

ブライダルヴェール滝
ブライダルヴェール滝
谷底まで戻り、まずはブライダルベール滝(Bridalvell Fall)へ。風になびく滝の飛沫は、なるほどと思わせるものがあります。おっかなびっくり、よたよた歩いて滝のそばまで行ってきました。

次にビレッジ・ストア向かう。途中、マーセド川でラフティングしているをたくさん見かける。レンタルのボートでプカプカ川を下るだけなのだが、昼間はけっこう暑かったりするので気持ちよさそう。ここ(ヨセミテ)は、日帰りなんかじゃなくて泊まりでじっくり遊ぶというのがベストなのではないでしょうか。

ビレッジ・ストアでひと休み。おみやげを買ったあとは、ヨセミテ滝(Yosemite Fall)に向かう。ここは、滝が3段になっているので、全景を見るにはかなり離れたところからじゃないと見えません。グレーシャー・ポイントからもよく見えていました。
ヨセミテ滝
ヨセミテ滝
滝の全景は見えませんが、3段目の滝(Lower Fall)のそばまで行って来ました。全景はきれいなのですが、3段目の滝だけ見ると、ブライダルベール滝の方が良かったような気がします。ただ、今は7月。雪解けの時期の水量は比較にならないくらい多いそうで、迫力が違う(竹内 談)そうです。次回があるとすれば、ぜひその時期に行ってみたいものです。

ヨセミテ滝を後にしてしばらくすると、右手にエル・キャピタン(El Capitan)が見えてくる。氷河に削り取られ、垂直に切り立った崖は、迫力満点。この崖を登っているロック・クライマーの姿が見えるときもあるとか...(この日は見えませんでした)。

そして、いよいよ帰路につく。行きに比べると車の量は少なく、前の車がほとんどないので、かなり飛ばすことが出来ました。夕食は、再びマンテカで。ただ、マンテカに着いたのが9時頃だったので、開いているレストランはなく、ウェンディーズで食べることになってしまいました。店を出ると、外はだいぶ暗くなっていました。ただ、先ほどまで真っ暗だったレストランに明かりがついているのをのぞいては...。

エル・キャピタン
エル・キャピタン
マンテカから運転を交代し、サンノゼ目指し来た道を戻る。サンノゼにだいぶ近くなった頃だろうか、空には雲が多くなってきた。そして、空が数回は激しく光る!
「うわ、すげー雷」、「サンノゼは嵐かなぁ?」なんて会話をしながら、気持ちスピードを緩めて、雷の方向とかを確認しようと次の雷を待つ。しかし、その後はいっこうに光らない。それどころか、サンノゼ近辺の平野部にくると天気は良くなっている。さっきの雷は、何だったのだろう?
しばらく、走っていると数カ所で花火が打ち上げられているのが見える。今日は独立記念日、あちこちでセレモニーが行われているのだろう。花火を見てから、10分以上たっただろうか...頭の悪い二人は、さっきの雷が実は花火であったことにやっと気が付くのだった。
竹内のアパートに付いたのは、0時前。しかし、すぐそばの大学で独立記念日のセレモニーをやっていたらしく、辺りは人だらけでした。


7月 5日 いい湯だな!カリストガ


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