── | セントライト記念は7着でした。レース内容を振り返ってください。 |
矢野 | 直線で内を突いた時に、前がつかえ気味になってしまったけど、それよりも、休み明けで重かったですね。数字で表せば10キロくらい。その辺りも応えていた、と思います。 |
── | 今回の見通しについて聞かせて下さい。 |
矢野 | 古馬の一流馬が揃うわけですからね。こちらは4歳馬だし、正直言って力の開きはあると思う。でも、ひと叩きして調子を上げているので、現時点での力が、この相手にどこまで通用するものなのか、そういった意味では、楽しみにしています。 |
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ウッド1回目のハローが終了した7時22分。角馬場でアップしていたシルクガーディアンが入場し、5ハロンからスタートした。最初の1ハロンは14秒5のペースだったが、4ハロンから一気に加速。直線を一杯に追って62秒4−47秒9−35秒5−12秒4をマークした。「素直でクソ真面目だからけいこは動く。調子落ちもなく順調です」と騎乗した高橋徹調教助手。矢野進調教師もはっきり「動きはいい」としながらも「使うかどうかまだ考えている」で言葉を結んだ。調教を見学してい馬主の有限会社シルクの桜井明夫氏は、「前走は不利を受けたから。出走するならもう一度石崎くんを乗せたいけど…無理か。でも穴中の穴だな」とつぶやいた。出走してきたらまったく無視はできない存在だ。 |
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「セントライト記念は予想以上に体が絞れていたね。ただレースでは1コーナーと、肝心な勝負どころで不利があったからね。あれは大きかった。この中間はすこぶる順調。今度はそうそうたるメンバーだから、そう簡単には行かないと思うが、善戦させたいね」 |
シルクガーディアン・矢野進調教師 「けい古は期待通りのいい動き。これだけの時計が出れば状態面も大丈夫だろう。凄いメンバーが揃っているので次につながるレースをしたいね」 |
シルクガーディアン 27南W助手 61.1 47.6 35.8 12.8一杯追(2)B |
馬体に張りある 単走だったが、シルクガーディアン(牡4、矢野進)は伸び伸びした動きが目立っていた。馬体に張りもあり、前走から確実に良化している。矢野進師は「状態はいい感じだ。レースでは、折り合いがついてかからなければいいね。ただ今回は相手が古馬。強者ぞろいだからね」と話していた。
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◆(12)シルクガーディアン 6枠の4歳馬2騎が実に意欲的だ。坂路で快走を見せたスティンガー(別項参照)に続きシルクガーディアンも南のウッドコースで絶好の前日追いを消化した。 角馬場で約10分間のウォーミングアップの後コースへ移動。 5ハロン標からゆったりとキャンターに入り、上がり3ハロンから徐々に加速。そこか馬場の六分どころを通ってスタンド前をシャープに駆け抜けた。 時計は44.3-13.7秒。まったくの馬なりだったが、巨漢馬らしからぬシャープな脚さばきに加え、気合乗りも満点。 気配の良さは否が応にも目に付く。 動きを見守った渡辺厩務員も「前回を使ってホント良くなっている。相手が強いのはわかっているけど、オレの馬も今までスムーズな競馬をしたことがないんだ。皐月賞だってノリ(横山典)は”向正面でかからなければ勝っていた”って言うんだ。だから、はじめの5ハロンを気持ち良く乗り切れば…ってオレ自身は内心期待しているよ」と意外なほど強気。 今年の秋天のキーワードは4歳馬?先週の秋華賞を越える大穴が飛び出すかも知れない。 |