化石体験発掘その3


三重県一志層群

一志郡を中心に、安芸郡から松阪市に至る南北25Km、東西15Kmの広い面積を占める第3期中新世の海成層を、一志層群とよんでいます。新第3期中新世のころからは、伊勢平野の一部を除いて、中勢深く海が入ってきました。この海は古瀬戸内と呼ばれているもので、この海に堆積したのが一志層群で、貝化石がたくさんでます。

新第3期,中新世紀中期から後期の地勢図 そこで取れる化石

名古屋から東名阪自動車道を三重県津方面に向かい、亀山から伊勢自動車道に入り津ICでおり、津市内へ向けて最初の信号で榊原温泉を目印に西へ向かいます。途中で左折すると榊原温泉に向かいますが、それを通り過ぎ、国立療養所の大きなかんばんのある交差点で右折し、北へ向かいます。この道路周辺が化石が出ている所です。

採取現場

ここでは、フルゴラリア・ヤナギダニエンシス(巻き貝の一種)、キクリナ・ジャポニカなどの2枚貝の化石がでます。運がいいと、サメの歯もみつかるそうです。私はまだサメの歯はもっていませんが、つやのある宝石のような黒くて3角錐の形をしており非常にきれいです。そこで採取している人が見せてくれました。

化石が見つかってにっこり ここれは!フルゴラリアだ!

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